センスオブワンダー! 日常を忘れたくなった時の邦画ベスト3
「邦画」って情緒的な話や少し暗めの話、しっとりした物語が多い印象ってありますよね。
逆に「洋画」はアクション大作がたくさんある印象です。
しかし「邦画」の中にだって、見ていてドキドキワクワクするような「センスオブワンダー」にあふれた作品もいっぱいあります。
ということで今回はなかなかに侮れない、好奇心をくすぐる「洋画に負けない」邦画作品をご紹介いたします。
第1位:「K-20 怪人二十面相・伝」
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日本が誇る世界的スター・金城武と松たか子がタッグを組んだ痛快アクション活劇です。
第二次世界大戦が回避され、「大日本帝國」のまま迎えた1949年を舞台に
世紀の大怪盗・怪人二十面相と、二十面相にハメられたサーカス団員・遠藤平吉のアクロバティックなバトルを繰り広げます。
CGと精巧なセット、上海ロケによって構築された帝都の街並みはディテールが細かく、日常のとは違い世界へ私達視聴者を連れて行ってくれます。
障害物をよじ登り飛び越えて進んでいく「パルクール」のアクションも見応えがあり、勇壮な音楽がゴージャスに味付けをしています。
二十面相のライバル・明智小五郎も交え、まさに三つ巴の様相を呈していく本作はストーリーの行く先がどうなっていくのかも初見ではわかりません。
予定調和な物語に飽きてしまったという方にはまさにぴったりな作品に仕上がっており、童心の心に帰りたいというかたにおすすめです。
和製マスクオブゾロ、和製バットマンとも言えるドキドキワクワク感をどうぞお楽しみください。
第2位:「ジュブナイル」
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「ALWAYS 三丁目の夕日」でおなじみの山崎貴監督のデビュー作です。
21世紀目前「2000年の夏休み」を舞台に、小学生仲良し4人組と未来からやってきたロボット・テトラの交流を描いたハートフルドラマとなっており、かつて子供だったみなさんの琴線に触れるようなノスタルジックな雰囲気が全編を流れています。
昭和世代の懐古作品は「三丁目の夕日」が定番ですが、本作は「ゆとり世代」にとっての懐古作品とも言えそうです。
さて、肝心のストーリーですがある意味で「ドラえもん最終回」のようになっています。
というのも、ドラえもんの最終回を描いた同人作品をそもそものベースとしているためだからそうで・・・(エンドロールにもクレジットが載っているのだとか)。
山崎貴はその後CG版ドラえもんを監督することとなりますが、その原点ともいえる作品と言っても過言ではありません。
山崎貴ファン、そしてかつてのような「子供の心」を取り戻したいオトナにおすすめの映画です。
第3位:「ジョーカー・ゲーム」

KAT-TUN亀梨和也主演の、小説・マンガ・アニメでも展開中のメディアミックス巨編です。
第二次世界大戦期を舞台に、日本の非政府諜報機関「D機関」に所属するスパイが命がけの任務を携えて国際都市へ潜入します。
はじめは写真館の店主として街になじみ、やがてターゲットとなる大使と仲を深めていくわけですがスパイとしての顔と店主としての顔を巧みに切り替える亀梨和也の演技はとにかく一級品。
ジャケットの羽織方など、ちょっとした立ち居振る舞いも様になっています。
また、ルパン3世の不二子ちゃんよろしく登場して任務をかき乱す深田恭子もぴりっとしたスパイスを物語に与えており、息つく間もないエンターテイメント大作に仕上がっています。
小栗旬が主演した実写版「ルパン3世」もありますが、イメージに近いのはむしろ「ジョーカー・ゲーム」。
作戦立案・潜入・ピンチ・対決・脱出の流れがこれ以上なくきれいにまとまっています。
まだまだ日本映画もやれるんだ、という底力を示した一本と言えそうです。
まとめ
「K-20」「ジュブナイル」「ジョーカーゲーム」の3本をご紹介しましたが、いかがでしょう?邦画というと「地味」「展開が遅い」「暗い」といった風に思われがちですが、
華のハリウッドのように景気良く魅せている映画もあります。
元気が欲しい時、邦画でドキドキワクワクしてみませんか?日常を忘れたくなった時におすすめの映画ランキングでした!