ビジネスバッグが重くなるときの対処法は?少しでも楽に持つための4つのポイント
ビジネスバッグは、仕事でよく使う重要なアイテムのひとつですが、荷物を入れたときの重量には注意しなければなりません。
あまり重くなってしまうと、持ち運ぶときの労力が増え、ひどく疲れることになってしまいます。
ここでは、そのような困った事態を防ぐために、重いものを楽に持つためのポイントを詳しく説明していきます。
軽いビジネスバッグを選ぶ
詰め込む荷物の量が多くなるときは、軽めの製品を選んでおくと、総重量を軽くすることができます。
ビジネスバッグ自体がずっしりと重い場合、大量の荷物をプラスすることで、さらに重量が増してしまいます。
そうなると、持ち運ぶときはとても苦労することになるのです。
車に乗せて運ぶならともかく、徒歩で持ち歩かなければならない場合は、体への負担も大きくなります。
腕や肩を痛める可能性もあるので、そのまま使い続けるのはよくありません。
過剰な重量によるデメリットを軽減するためには、ビジネスバック本体だけでも軽くしておきましょう。
荷物が重いとしても、ビジネスバッグが軽いものであれば、少しは負担を減らすことができます。
素材だけに注目するのはNG
軽いビジネスバッグを選ぶときは、素材に注目して探すことも多いですが、そこにこだわりすぎるのは、あまりよい方法ではありません。
ひとつの素材の中でもいろいろな種類があるので、「この素材なら大丈夫」と安心することはできないのです。
例えば、比較的軽い素材であるナイロンでも、その種類によっては、かなり重くなってしまうものがあります。
中が空洞になった中空糸ナイロンなら、他の素材よりは軽くなっていますが、すべてのナイロンがそのような特徴を備えているわけではありません。
強度アップや撥水加工などでコーティングが施されたナイロンだと、通常のナイロンよりも重量が増すことになります。
また、いかにも重そうな革のビジネスバッグであっても、金具がついていないソフトレザーの製品なら、それほど重さを感じなかったりするものです。
そのため、素材だけを見てすぐ決めてしまうのは、少し早計です。
素材も重要ではありますが、実際の重量の表記も、選ぶときは外せないポイントになります。
「ナイロンを選んだから軽いはず」といった思い込みをせず、本当に軽いかどうか、必ず確認するようにしてください。
そうすれば、予想外の重さに辟易するようなことはなくなります。
1kg以下が目安
重量を確認して選ぶといっても、通販で買うような場合は、実際に手に取って確かめるわけにはいきません。
そのときは、数字だけでチェックすることになりますが、「どれくらいなら軽いことになるの?」という疑問を感じることもあります。
実物を確認できないので、商品ページの重量表記を見ても、いまいちピンとこないのです。
そこでおすすめなのが、1kg以下を目安に選ぶ方法になります。
どんな素材を使ったものでも、重量が1kg以下になっていれば、それほど重く感じることはありません。
この点に注目して、最適なものを慎重に選んでいきましょう。
幅広の持ち手がついたものを使う
重すぎるビジネスバッグを使ったときは、手の痛みも問題になります。
ずっしりとした重さのために持ち手が食い込み、長く持ち歩いていると、強い痛みを感じるようになってしまうのです。
そんなことになれば、長く使い続けることはできません。
辛い痛みを防ぐためには、重さによる痛みを軽減できるものを使うようにしましょう。
持ったときに痛みを感じてしまう原因は、持ち手が食い込むことなので、それを抑えられるようなものを選ぶことが大切です。
そこで注目したいのが、持ち手部分の幅になります。
持ち手が細いビジネスバッグは、荷物をギッシリ詰めて持ち歩いていると、手に深く食い込むことになってしまいます。
しかし、幅が広い持ち手であれば、ギリギリと極端に食い込むようなことはありません。
重さによる痛みが軽減され、楽に持つことができるのです。
ショルダーベルトも幅広がベスト
ビジネスバッグは、手に持つだけでなく、ショルダータイプになったものや、リュックタイプになったものもあります。
それらに重い荷物を入れて使う場合は、肩の食い込みに注意しなければなりません。
手に食い込むときと同じで、肩に深く食い込んでくるようだと、長く使うことが苦痛になってきます。
それを避けるためには、ショルダーベルトの幅をよく見て、広くなったものを選ぶようにしてください。
広いショルダーベルトなら、肩への食い込みが抑えられるため、肩の負担をかなり減らしてくれます。
持ち方を変える
重いショルダーバッグを楽に使うためには、持ち方にも注意しておく必要があります。
持ち方が悪いと体に余計な負担をかけてしまうため、楽に使うことができません。
最も避けておきたいのは、いつも同じ側の手や肩を使うことです。
外回りなどで長くビジネスバッグを持つとき、常に同じところばかり使っていると、そこだけに負担が集中することになります。
そうなると、単純に痛みが強くなるだけでは済まない可能性があります。
いつも偏った持ち方をしていると、脊柱にも大きな負担がかかり、少しずつ曲がってしまうこともあるのです。
このデメリットを防ぐためには、持ち方を固定せず、ときどき変えるようにしてください。
左右を均等に
ビジネスバッグを持つときは、特に意識していないと、利き手の方ばかりを使ってしまうことも多くなります。
しかし、体に負担をかけないためには、利き手だけを痛めつけるような持ち方は避けるべきです。
片方だけを酷使しないように、意識して反対側を使うようにしてください。
右だけを延々と使い続けるのではなく、左手に持ち替えたり、左の肩にかけたりすれば、負担が集中するようなことにはなりません。
その方法なら、痛みが軽減され、体の歪みを防ぐことにもつながるのです。
利き手の方が使いやすいことは確かですが、重いビジネスバッグを楽に持つなら、このような対策もしっかり行うようにしましょう。
中の荷物を整理する
重いビジネスバッグをできるだけ楽に持ち歩くなら、荷物を軽くできないか考えてみることも大切です。
負担を軽減できる製品を選んだり、持ち方を工夫したりすることも効果的ではありますが、荷物を減らすことができるようなら、極力削るべきです。
荷物が少なくなれば、それだけ総重量が軽くなり、体への負担をさらに抑えることができます。
そのためには、デジタル化に注目してみましょう。
書類や本などの紙は、少ないと軽いものですが、たくさん集まると重くなってしまうものです。
本を1冊持つだけなら苦労はなくても、段ボールに詰めた大量の本を持つのは骨が折れます。
したがって、紙をデジタル化して数を減らすことは、ビジネスバッグの軽量化につながるのです。
荷物の中の紙をピックアップし、その中にデジタル化できるものがないか、よく考えてみてください。
重さの原因となる紙を減らして中身をスッキリさせておけば、持ち運びがぐっと楽になります。
まとめ
ビジネスバッグが重く、持ち運びに苦労するようなときは、かなりストレスがたまってしまいます。
しかし、仕事をスムーズに進めるためには、余計なストレスをできる限り排除しておきたいものです。
そのためには、ここで紹介したポイントを参考にして、楽に持つ方法を考えてみてください。
少しでも重さのデメリットを軽減できれば、仕事も捗るようになります。