生きてさえいれば というガチで泣ける本があった

小説

この本は「余命10年」という本を書いた小坂流加さまの遺作です。

つまりはこの本の著者はもうすでにこの世にはいらっしゃらないということです。

余命10年を書き終えた2017年のその年に天国に旅立たれその後この本の原稿が見つかったようです。

小坂さまの本の特徴として病気と闘うことそして悲しみと感動にあふれているということがあります。

前作と同様で読み終えると自然と涙が出てきました。

 

この本は回想シーンがあり時間軸が分かりにくくなるところがあります。

ですがその回想と現在が絶妙に交わる、つまりは伏線がうまいのです。

1回読むだけでは分かり切れないものがあり最低でも2回は読むべきだと私は思いました。

ここから先はネタバレを含みます。(まだ読んでない人は見ちゃダメ!っていうか読んだ人にしか分からないよ)

 

 

 

本の内容紹介

この本の重要登場人物の名前には各季節(春、夏、秋、冬)が入っています。

そのうちの一人である春桜(はるか)は心臓に病気を持っていて入院をしています。

その甥っ子である千景(ちかげ)は自分が死んで心臓を提供しようと考えました。

そんな千景がお見舞いの時春桜が宛名を書かずに大切に手元に置いてある手紙を見つけるところから物語は始まります。

春桜は病室から出られないので代わりに千景が届けようとします。

その届けに行く先は大阪(ちなみに病院は東京)にいる秋葉(あきは)という人でそこに行って春桜の青春時代のことを聞きます。

学内のアイドルで読者モデルをしている春桜は常に明るいが姉の冬月(ふゆつき)と仲が悪く仲直りしたいと考えている。

しかし冬月には一方的に嫌われており長い間仲が悪かった。

そんな春桜は名前に自分と同じように季節が入っている秋葉と出会う。

また秋葉には夏芽(なつめ)という妹がいて春桜は「春と冬をつなぐのは秋と夏」と言い出し秋葉を振り回す。(これは大切な伏線)

春桜は秋葉に出会って一言目に「結婚して!」と言うが当の秋葉は見向きもしない。

しかし、学校のアイドルがそんなことを言うので学校は大変な騒ぎ。

それでも春桜は毎日のように秋葉にダイレクトアタック!

なんだかんだで秋葉も春桜に好意を抱くようになります。

時には春桜のファン(暴徒)にボコボコにされ、またある時にはいじめのような陰湿な行為されたりしました。

でも秋葉はそんなこと気にせず春桜を愛していました。

そんな二人に訪れる悪夢。

秋葉の妹の夏芽と両親が運転事故を起こしてしまう。

そしてその看病をしに大阪に戻ると今度は東京から連絡が来る。

春桜が妊娠してしまったという。

性行為の際はコンドームをつけていたのに出来てしまい秋葉はパニックに陥る。

それも春桜には遺伝性の心臓病の可能性があり妊娠をするとそれが発症してしまう

 

 

 

 

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