トレッキングシューズの選び方、どんなことに注意すればいいの?

2017年3月24日

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登山靴には、軽装で日帰りできる登山用のハイキングシューズから、厳寒の雪山でテント泊もしながら登山する時のアルパインブーツまで種類があり、トレッキングシューズはその両者の中間的存在です。

トレッキングシューズに限っても、ライトトレッキング用からアルパイン用まで種類があります。

それぞれに合わせて、アウトソールや足首周りのカットの高さ、アッパーの素材に違いがあります。

目指す登山の性格に合ったシューズの選び方を、少し詳しく見ていきたいと思います。

登山用の靴にも色々なタイプがある

登山を楽しむ人は、中高年の間でとても増えています。

ということは、登山初心者となる人が、年々増えてきているわけです。

登山を行う際、普段履いている靴でいいと思う人は、初心者の中にもさすがにいないでしょうが、では、どんな靴なら良いのか、初心者が判断するのは難しいのではないでしょうか。

登山用の靴というものがありますが、いくつかのタイプに分かれているのです。

トレッキングシューズというのは、そのタイプの一つに過ぎません。

なので、まずは登山用の靴のタイプの中から、自分はどれを選択したらいいのか、それがトレッキングシューズなのかどうか、判断することが入口となります。

日帰り登山なら、ハイキングシューズで大丈夫

登山の初心者の人であれば、いきなり冬山に重装備を担いで数泊して縦走を続けるということはしないでしょう。

日帰りで行ける、難易度の低い山や、トレイルランニング等、行程が短く、軽装で行く登山なのであれば、ハイキングシューズで大丈夫です。

ハイキングシューズの長所は、短所と表裏一体の関係にあります。

軽量なので足は疲れにくいですが、足の保護という面ではかなり無防備です。

敢えてミッドカットやハイカットのシューズを選ぶのであれば話は別ですが、軽量のローカットのシューズですと、踝が物にぶつかる時の保護になりません。

笹など茂みで足を怪我するリスクも大きくなります。

ローカットですから、当然砂や雪がシューズ内に入ってき易くなります。

また、下山道が負担の大きい道の場合、ハイカットの方が足の指先の保護になります。

しかし、それでもシューズが軽量であること、そしてソールも柔軟で曲がり易いというメリットが勝るようなケースがあるので、その場合にはハイキングシューズがおすすめなのです。

つまり、舗装が多い道、悪路ではない道、柔らかい道と分かっているのであれば、そして短期間で軽装の登山の予定であれば、シューズは軽快なものでよく、むしろ軽快なシューズの方が望ましくておすすめなのです。

アルパインブーツがおすすめの場合

対照的に、冬山登山の場合、ハイキングシューズでは不十分なのは勿論ですが、トレッキングシューズでも足への負担を受け止めきれません。

そのような場合は、アルパインブーツが必要です。

冬山に耐えられるよう、防寒性、防水性に優れています。

何泊もする登山の為、担ぐザックも重くなるわけですが、それでも足が安定するように、ソールやアッパーソールが堅牢になっています。

つまり容易に曲がることはないので、安定しますが、逆に言うと、シューズの重量は重くなりますし、平地で歩くのには逆に不向きとなります。

しかし、冬山でアイゼンを装着したい場合に、アルパインブーツであればアイゼン装着が可能です。

長期の縦走をこなすのであれば、アルパインブーツが必須の選択肢となります。

一泊登山ならば、トレッキングシューズがおすすめ

では、トレッキングシューズが登山靴としておすすめなのは、どのようなケースでしょうか?

トレッキングシューズは、これまでご紹介したハイキングシューズとアルパインブーツのいわば中間という位置付けとなるシューズです。

冬山ではなく、春から秋までの、雪が少ない、又は雪が全く無い山を目指す場合、そして一泊程度の登山の場合、トレッキングシューズがおすすめです。

アルパインブーツ程の重装備ではなく、柔軟さと軽快さがあるので、歩き易くなっています。

しかし、ハイキングシューズよりは重装備となっており、ある程度の重量のザックを担いでの登山であっても、足への負担を受け止められるようになっています。

防水性も備わっています。

ハイキングシューズでも、ゴアテックス仕様で防水性を備えたものもありますが、むしろ速乾性の方が重視されていて、雨天の登山ならばトレッキングシューズがベターです。

トレッキングシューズも軽装備志向から重装備志向まで

これまで、ハイキングシューズ、アルパインブーツ、トレッキングシューズがそれぞれどのような登山におすすめかを見てきましたが、これら三つのタイプの中で中間に位置するトレッキングシューズは、ハイキングシューズとの境目も、そしてアルパインブーツとの境目も曖昧と言った方が現実的です。

なので、トレッキングシューズの中でも、軽装備志向のものもあれば、重装備志向のものもあるのです。

目指す登山を考えた時、ハイキングシューズ向きの条件が勝っているのか、アルパインブーツ向きの条件が勝っているのかで、選ぶトレッキングシューズは変わりますし、また、変わってよいのです。

ライトトレッキングの場合のトレッキングシューズ

そこで、トレッキングでもライトトレッキングと呼べる低い山の登山、2000mや3000m級の山への日帰り登山、あるいは小屋泊する程度のトレッキングであれば、ミドルカットのタイプがおすすめです。

ハイカットに比べて軽量です。

通気性もあるものが良いです。

ゴアテックス素材でも、通気性の良さを実現している製品があります。

防水性は必要です。

また、ハイカットでもアキレス腱の可動性を十分に確保してくれるタイプのシューズもあります。

マウンテニアリング用は、更に重装備のシューズを

春から秋の間に2000mや3000m級以上の山を縦走するという場合、また、テントに泊まるという場合、ライトトレッキング用よりも重装備のシューズが必要となります。

防水加工は勿論必須です。

ハイカットで、足首をしっかりホールドしてくれるものがおすすめです。

安定感を要求する分、重量は重くなりますが、靴紐で足へのフィット感を最適に調節できるタイプのシューズであれば、足は靴の中で遊ぶ余地がなくなり、横ブレしないので、楽に歩くことができます。

靴底であるアウトソールは、泥はけの良いものを選びたいものです。

更に、グリップ力の優れたアウトソールが望ましいです。

アルパイン用となると、ハイエンドモデルの中から選択

更に難易度があがって真冬の雪山、そして標高の高い山への登山を目指す場合、トレッキングシューズとしてはハイエンドモデルの中から選択することになります。

防寒性は特に重要なポイントです。

インサレーション製品に使われるようなプリマロフトなど保温素材が入ったものであれば、足先の冷えを緩和してくれます。

アイゼンが装着できることも、重要な条件となります。

ハイカットモデルが中心になりますが、製品の中には履き口のところがストレッチ素材のゲイターになっているものもあります。

なので、比較的軽量ですし、足首周りの可動性が高く、難度の高いクライミングに適しています。

また、タンがリムーバブルになっているモデルもあります。

足の最適のフィット感が得られる場所にタンの位置を調節できるのです。

タンを完全に取り外してしまうことも可能です。

アウトソールの色々なタイプ

トレッキングシューズは、ハイキングシューズとの境目も、アルパインブーツとの境目も曖昧、という説明をしましたが、そのことが正にあてはまるのが靴底、つまりアウトソールです。

もし、悪路ではなく、比較的低い山で、土がある場所を想定するのであれば、ハイキングシューズ的なアウトソールが有利です。

つまり、アウトソールは柔らかめのもので、靴底の突起と突起の間が広くあいていて、泥が詰まりにくいものが良いことになります。

一方、崖が崩れて岩石がごろごろしているような、いわゆるガレ場のような場所や、悪路を長時間歩くことを想定するのであれば、アウトソールは固めの方が疲れにくく、歩き易いことになります。

靴底の突起、溝も深いもので、しっかりグリップしてくれるものの方が望ましいのです。

アルパイン用のトレッキングシューズの場合であれば、アウトソールを含めてシューズ全体が細い作りになっていて、狭い岩場を登る時でも小さな突起をしっかり捉えるようになっていることが求められます。

雪山を想定するのであれば、積雪のある所で雪面をつま先で掘って足場をつくり易いようなつま先形状が望ましいのです。

また、つま先は岩にしっかりグリップするように、この部分だけは突起の無い平面で、ゴムも柔らかめのものが有利です。

カットはロー、ミッド、ハイのどれがいいの?

登山靴では、足首周りの高さにロー、ミッド、ハイの三通りがあり、トレッキングシューズでは主にミッドカットかハイカットのシューズが市販されています。

しかし、人によってはローカットのトレッキングシューズを好むという登山家もいます。

重装備を担ぐ必要のない軽登山に履いていくのであれば、軽快なフットワークが期待できるローカットで良いでしょう。

軽量というのが魅力ですし、足首の可動性も最も大きいタイプです。

しかし、足首をサポートする力は一番弱いことになります。

砂や雪など異物も入り易くなります。

重装備で山に入る人や、足首の捻挫を絶対に防ぎたいという観点からであれば、ハイカットを選ぶことになります。

足首をしっかりサポートしてくれますし、異物も入らなくなります。

その分、シューズの重量は重くなりますし、足首の可動性は小さくなります。

ただ、足首の可動性が小さいということは、下山時につま先がシューズの中で動かずに済むということでもあり、爪が黒くなってしまうことは防げることになります。

この理由から、専門店では登山初心者にはハイカットモデルのトレッキングシューズを薦める傾向があります。

しかし、ローかミッドかハイかは、下山時のことだけでなく、総合的に考えて自分の相性も考慮の上で決めるのが良いでしょう。

今やレザーだけではない、アッパー素材

ソールではない部分全体、つまりアッパーの部分は、かつては分厚いレザーが主流でした。

つまり、堅牢で重い素材でした。

しかし、近年はゴアテックスが登場し、軽量で柔軟なアッパーも見られるようになっています。

なので、今はレザー、化学繊維、合成樹脂、ハイブリッドといった幅広い選択肢の中からアッパー素材を選ぶことができるのです。

堅牢さで選ぶなら、レザーがやはり優れています。

インサレーションシューズと言われる、断熱効果を持つプラスチックブーツも、堅牢性に優れています。

メッシュ化学繊維は、堅牢性で一番劣ります。

他方、軽さと柔軟性では化学繊維・合成繊維が優位で、レザーは柔軟ですが軽さの点では余り有利でなく、インサレーションシューズは一番不利となります。

防水性で選ぶなら、化学繊維・合成樹脂、ハイブリッド、インサレーションを選ぶこととなります。

保温性は、やはりインサレーションが最も優れていますが、レザー、ハイブリッドも悪くありません。

逆に、通気性はやはりメッシュ化学繊維が最も優れています。

速乾性で選ぶなら、メッシュ化学繊維、化学繊維・合成樹脂が優れたアッパー素材です。

直感的に違いが一番分かり易いのは、シューズ全体の重量

実際に専門店で試し履きなどしてシューズを選ぶ際に、一番直感的に分かり易い基準が、シューズ全体の重量でしょう。

登山家の間では、シューズが1キロ軽くなることは、背中に背負う荷物が5キロ軽くなることに相当する、と思われている程、シューズの軽さは重要視されていると言います。

しかし、これまでに見てきたように、軽量のシューズにはデメリットもついて回るのです。

足首周りの保護が無防備になる、というのが一つのデメリットです。

重装備を担いで歩く場合、軽量のシューズではその負担に耐えきれず、滑りやすくなったり、ソールが早く消耗したり、シューズの耐久性にも影響が出たりするのです。

なので、目指す登山の性格に合わせて、バランスの取れたシューズを選ぶことになります。

まとめ

登山靴には、低い山や軽装で日帰りできる登山用のハイキングシューズもあれば、冬の雪山をテント泊もしながら縦走する登山用のアルパインブーツもあり、その二つの中間的存在のトレッキングシューズは、どちらのタイプとも境目が曖昧な、幅広いバラエティーがあります。

トレッキングシューズにも、ライトトレッキングからアルパイン用までバラエティーがあるのです。

それぞれ、アウトソールや足首周りのカット高さ、アッパー素材重量に違いがあります。

画一的な選び方ではなく、目指す登山の性格に合わせて、自分と相性の良いシューズを選ぶ、というスタンスが良いでしょう。