スチーム洗浄機はハンディタイプとキャニスタータイプどっちがいい?
スチーム洗浄機には、大きく分けて3つのタイプがあります。
ハンディタイプとキャニスタータイプ、そしてモップタイプがあります。
ただモップタイプは床以外には使いづらいですし、ハンディタイプにもなるので、選択肢からは漏れやすいでしょう。
そうしてモップタイプを除いても、まだ2種類あります。
ではこの2種類のうち、どちらを買うのが正解になるんでしょうか?
ハンディタイプはどこでも使いやすい
ハンディタイプの一番の魅力はやっぱりユーティリティーさでしょう。
小さくて持ち運びが簡単なので、すごく使い勝手がいいんです。
たとえばキッチンでもリビングでも使うことができますし、お風呂場でだって使えます。
キャニスタータイプの場合には、いちいち掃除機の本体のような部分を大移動させないといけませんから、移動しながら使うのはやや困難になります。
もちろん面倒さをぐっと我慢して使用していけば問題ないことはありますが、それでもハンディタイプと比べると気楽には掃除はできません。
そう考えると、より頻繁に使うのはハンディタイプになるんです。
特に普段から頻繁に掃除をするというタイプの人は、ハンディタイプのほうが向いている可能性は高いです。
普段から頻繁に掃除をする人は、そもそもしつこい汚れ自体もあまりないことが多いでしょう。
だからそれぞれの場所でささっとスチーム洗浄機を使うことができればそれが一番いい。
それならば、使うのが面倒なキャニスタータイプよりも、簡単に使用できるハンディタイプが合っていることは明白です。
使いづらい場所もある
どこでも比較的に使用しやすいハンディタイプですが、使用しづらい箇所もあります。
それが、低いところです。
たとえば床等。
そうした低いところにハンディタイプのスチーム洗浄機を当てる際には、自分もかがんだりしないとならなくなります。
そういうかがんだりした体勢で掃除をするのは、たとえその時間が長くなくても多少しんどいところがあるんです。
だから、床などもそれで掃除をしたいという場合には、キャニスタータイプやモップタイプのほうが良いでしょう。
ただ、やはり普段から頻繁に掃除をする人は、床にまでハンディタイプのスチーム洗浄機をあてたいと思うことはあまりないでしょうが。
ハンディタイプのデメリットは使用できる時間の短さ
ハンディタイプには、一つ大きなデメリットがあります。
それが、連続して使用できる時間が短いということ。
だいたい10分から15分程度しか連続して使用することができません。
ということは、頑固な汚れをじっくりと落としていくということは苦手だということになります。
頑固な汚れをじっくりと落とそうとしている場合、それだけで10分くらいたってしまうこともあるでしょう。
その途中で止まってしまったりしたらストレスを感じる可能性は高いです。
頻繁に掃除をしていればそうはならない
こうしたデメリットがあるということからもまた、ハンディタイプのスチーム洗浄機は頻繁に掃除をする人向けであることがわかりますね。
頻繁に掃除をするのであれば、そもそも10分くらいかけてじっくりと頑固な汚れを落としていくということはまずないでしょう。
そうではなく、ささっとスチーム洗浄機をあてて、それをふき取るくらいになることが多いです。
ということは、10分もあればそれを使いたいところ全体に使用していくということも可能。
なので、頻繁に掃除をしていれば、ハンディタイプのこうしたデメリットはあまり感じられなくなるんです。
デメリットが感じられないのであれば、持ち運びやすくてどこでも使用できるというメリットが大きくなるだけ。
つまり、頻繁に掃除をしている人であれば、ハンディタイプ一択だということになるんです。
キャニスタータイプは連続して長く使用できる
ハンディタイプは、せいぜい10分くらいの連続使用が限界でした。
でも、キャニスタータイプはそうではありません。
キャニスタータイプは、だいたい40分くらいは連続して使用できることが多いです。
40分も連続して使用することができれば、さすがにほとんどのところのしつこい汚れを落としていけます。
だから、しつこい汚れが多くても安心して使用していくことができるのが、キャニスタータイプなんです。
床の掃除もかんたん
しかもキャニスタータイプは、床の掃除もかんたんです。
言うなれば掃除機のようなものですから、床は得意分野ともいえるんです。
床が得意分野となると、高いところなどは苦手なんではないかと思われがちですが、これまた掃除機のようにヘッドは取り換えることができるので、ハンディタイプのように細かいところも掃除出来たりします。
つまり、掃除しづらい場所というのがなく、かつ長時間使用できるという、一見すると欠点のないマシンになるんです。
ただそんなキャニスタータイプにも、当然欠点がないわけではありません。
一つは先に挙げてきたように、本体が重たいので、それを移動させるのが面倒だということ。
つまり部屋の移動が面倒だということですね。
そしてそれに加えてもう一つ欠点があるんです。
保管場所をとってしまう
それが、使わない間の保管場所の問題です。
キャニスタータイプは掃除機のように大きいです。
そして家にはすでに掃除機があるというところも多いでしょう。
掃除機の隣にもう一つ掃除機のようなものを保管しないとならない。
それが簡単にはできないところだって、たくさんあるものです。
特にマンションの場合は保管場所に困ることも多い。
これが一軒家であれば、使用していない部屋などもあるでしょうし、それがなくても外に物置を置いたりすることができる家もあるでしょう。
しかしマンションの場合はそうもいきません。
まず家の外に何かを置くというのは難しい。
さらに、特に都会では部屋数だって余っていないことが多いでしょうから、置くところに非常に困るんです。
結果なんとかしておくところを絞り出しても、それはすごく取り出しづらい箇所になったりします。
そのせいで使わなくなることもある
もし取り出しづらいところにキャニスタータイプの掃除機を置いていたら、それをとりだすのが面倒になります。
結果、一年に1回くらいしか使わなくなることもあるんです。
もちろん1年に1回でも、使えばしっかりと頑固な汚れを落としていけるわけですから、そういう使い方でも間違いではありません。
でも、どうせならもうちょっと頻繁に使用して、常に家を綺麗にしていたほうが気分が良いことはたしかです。
それが出来る機材があるのに、そうできなくなりがちというのはもったいないですね。
もちろん毎日使用した方が良いということはありませんが、月に1回とか、2か月に1回、最悪でも1クールに1回くらいは使っておきたいところです。
キャニスタータイプのほうが他のタイプのスチーム洗浄機よりも値段が高くなりがちという子ともありますし。
なので、キャニスタータイプのスチーム掃除機は、ある程度保管場所に余裕があって、まずまずの頻度で使えそうな人におすすめになります。
まとめ
キャニスタータイプのスチーム洗浄機にもハンディタイプのスチーム洗浄機にも良いところがあることは間違いありません。
ただそれぞれの良い所が合っている人が違うというだけの話です。
ハンディタイプの良いところは頻繁に掃除をする人にあっていますし、キャニスタータイプの良いところはまとめて掃除をする人にあっています。
保管場所なども含めて、自分に合っているほうを選んでみてください。