原作ゲームをプレイしてほしいアニメベスト３

2020年4月21日アニメランキング

昨今のアニメといえば、基本は１～２クール（１２～２４話）の構成でまとめられていますが、この制限の関係上原作ではあった重要なシーンがカットされている・物語のラストが改変されているなどのことが多々あります。

そういった部分をうまくまとめているという点がアニメの良いところではあるのですが、ここでは原作ゲームをプレイすればさらに楽しめる、好きになれるアニメを紹介します。



第１位：「fate/staynight」

堂々の１位はビジュアルノベルの代名詞、fate/staynightです。

原作はTYPE-MOONでシナリオライターは奈須きのこ先生。

2004年に発売されたＰＣゲームで、名前だけなら知ってるという人も多いかと思います。

この作品では主だって三つの物語があり、主人公の衛宮士郎を中心に三人のヒロインそれぞれにストーリーが展開していきます。

現在ＴＶアニメとして放送されたのはDEEN制作のもの（2006年放送）とufotable制作（2015年放送）のものがあり、この二つは別々の物語なのでぜひ両方見ることをおすすめします。

ufotable制作のほうはなんといっても作画のすばらしさが際立っており、戦闘シーンは圧巻です。

DEEN制作のほうは作品の魅せ方にこだわっているな、と感じました。

ラストは原作ではなかったシーンもあり、原作ファンにはうれしいところです。

ただ先述の通りこの作品はもう一つ物語があり（これが原作ゲームの尺の半分以上をしめています。

）、そのなかに物語全体の根幹となる内容が含まれているため、今回この作品を1位に選ばせていただきました。

一応アニメ化されていなかったこのルートは2017年に劇場アニメが公開（全三部作）されることが決定していますが、さすがに待ちきれませんよね笑原作ゲームは１８禁ですがコンシューマ版も発売しており、表現の規制で多少の原作改変はありますがフルボイスのためコンシューマ版をプレイすることを推奨します。

ゲームをやってみてもしハマったならファンディスクのhollow/ataraxiaもおすすめです。

原作の後日談が描かれています。

アニメなら前日譚のfate/zeroをみるのもいいと思います。



第２位：「STEINS;GATE」

第２位は言わずと知れたタイムリープもののＳＦ作品、STEINS;GATEです。

原作は5pbとニトロプラスの共同作品でライターは林直孝先生。

この作品に関してはアニメを見た人も多いのではないでしょうか。

ただ、原作のゲームもやったという人は少ないと思います。

ＴＶアニメは全２４話で制作会社はWHITE FOX（２０１１年放送）、さらにＴＶ未放送話の２５話に劇場アニメも続編として公開されました。

作中において、自らに訪れる運命にあらがうために主人公は幾度となくタイムリープを繰り返しますが、これが原作ではより細かく丁寧に描かれており、主人公の苦悩がひしひしと伝わってきます。

さらにアニメとは違ったエンディングを迎えることができるのも原作ゲームをプレイする楽しみの一つです。

続編ゲームのsteins;gate 0(シュタインズ・ゲートゼロ)もTVアニメ化が決定しており、いまだ衰えを知らない作品だといえます。

個人的には原作の尺（ＴＶアニメ２４話まで）までの話の流れが非常に好きなため原作のプレイをおすすめしました。

決して２５話、劇場アニメが蛇足といいたいわけではありません。

決して。

第３位：「グリザイアの果実」

第３位は２０１４年に放送されたグリザイアの果実です。

原作はフロントウイングでシナリオライターはメインの藤崎竜太先生を中心に複数人が担当されています。

このアニメはぜひとも原作を先にプレイして観ることをおすすめします。

アニメの要所要所やＥＤの中にアニメーターの愛を感じることができ、みていて非常にきもちがいいです。

このアニメも尺の都合等により原作改変が行われていますが良い改変の仕方をしているなと感じました。

ちなみにこの作品は全三部作で完結（グリザイアの果実→グリザイアの迷宮→グリザイアの楽園）なのですが、完成度が最も高いのがこの一作目です。

特にゲーム序盤の共通ルートの部分はとても笑えます。

もしかしたらここで好みがわかれるかもしれません。

一作目を観てみて興味を持った方はぜひこの物語の結末まで追っていってほしいと思います。

特にグリザイアの迷宮のラストの次回作の予告には震えます。

コンシューマ版も発売されているのでぜひおすすめです。

まとめ

この三作品のアニメをおすすめしたい共通点としてあるのは、やはりＴＶ放送における表現規制によって描かれていない部分の補完という点です。

しょうがないこととはいえ、やはり原作ファンとしては惜しいと思ってしまう部分です。

他にも好きなアニメがあるならぜひ原作ゲームがあるのかどうか調べることをすすめます。

さらに原作の方に年齢規制がかかっているなら要注目です。