何も考えずに見ていられるアニメベスト3
練りこまれた世界観や、張り巡らされた伏線。
キャラクター同士の関係性が変化していく様子など、アニメを見ていて考察していくのも楽しみの一つという方も多いでしょうが、何も考えずにぼんやりと見ていられる。
くすっと笑える。
たまに挟まれるわかる人にはわかる小ネタ…肩の力を抜いて見ていられるアニメを選んでみました。
第1位:「磯部磯兵衛浮世はつらいよ」
ときは江戸。
将来立派な武士になりたいと夢を見る少年、磯部磯兵衛が主人公のお話しです。
武士になりたいと思うものの、日曜日にいかに快適にダラダラ過ごせるかを追求したり、春画を見たいという磯兵衛とタイミングよく現れる母上との話など、内容は全部ギャグです。
ところどころに江戸時代の豆知識やトリビアを織り交ぜてあるのが特徴です。
そして特筆すべきはこのアニメの放映時間。
なんと30秒です。
アニメ始まった、と思ったら終わります。
オープニングもタイトルコールだけで、エンディングはありません。
30秒アニメなので本編中も時間稼ぎ的な無駄な間は一切なく、早いテンポでお話が進んでいくので退屈せずに見ていられます。
絵柄はどことなく浮世絵風で、キラキラした絵柄が多い昨今のアニメとはちょっと違う毛色をみせていると思います。
クセの強いアニメかもしれませんが、そのインパクトはかなり大きいです。
なんとなく見始めて癖になってしまったアニメです。
第2位:「しろくまカフェ」
人語を理解し、会話することができる動物たちが居るとある町で、カフェを経営するしろくまさんのもとに様々なキャラクターが登場するほっこりアニメです。
メインで動いているのはパンダくんというキャラクターで、週休5日じゃなきゃ働かないというぐうたら精神の持ち主でアルバイトで動物園のパンダコーナーで働く、というちょっとシュールな設定です。
カフェの常連のペンギンさんや、パンダくんのバイト仲間たちをはじめとしてたくさんの動物が登場し、日常の会話を繰り広げるというストーリーですが、わりとわがままでマイペースなパンダ君や、きっちりカフェ経営をしているように見えてこちらもマイペースなしろくまさんに振り回されるペンギンさんというつくりが毎回中心となっています。
優しい絵柄で書かれており、話のペースもゆったりしているので、疲れた時にのんびり見られる作品です。
あとは、出演されている人達が「この人知ってる!」という人ばかりなので、声を重視される方にもおすすめです。
第3位:「地球防衛部LOVE!」
突如現れた怪人に対抗する5人の男子高校生…と書けば格好いいですが、セーラームーンかプリキュアのような変身シーンがあります。
衣装もハートやリボンがついていて可愛らしいデザインですし、怪人はプリキュアの敵ような作画で登場します。
そして、5人それぞれの技と、ほかの4人の力を合わせた技を主人公が必殺技として最後に放つなど、かつてのバトルヒロインものを見ていた世代的には懐かしい演出とバトル方式満載です。
そのほかにも、主人公達にアドバイスをくれる地球外生命体のマスコットや、実は身近なところにいる敵など、往年のアニメのエッセンスを随所に散りばめている作品なので、なんとなく「こんな展開あったなぁ」と思いながら見られますが、なにせ主人公たちをはじめとする登場人物が皆男子高校生ばかりなので、ある種のマンネリは全く感じることがありません。
銀魂のスタッフが集まって作られたという作品だけあって、悪ノリや小ネタが豊富です。
まとめ
いろいろなアニメが沢山放送され、1シーズンごとに何を見るか楽しみにしていますが、疲れた時にぼんやりと眺めてくすっと笑えるのも良いアニメだと思います。
取り上げたのは、手に汗握る展開や予想もしていないどんでん返しがあるアニメではありませんが、見ていただければほんの少しでも笑ってもらうことができるのではないかと思います。