人間とは何かを問う深いアニメベスト3
最近はアニメが量産されている時代と言っても過言ではありません。
しかし数があればいいってもんじゃないというのがアニメオタクな私の意見です。
しかしそんな中でもしっかりと作り込まれた、素晴らしいアニメは存在しています。
少なくなってきたからこそそれを見つけた時の喜びは一入です。
内容が深く、泣いて笑って考えさせられるアニメをご紹介します。
第1位:「進撃の巨人」
これは誰もが知ってる大人気アニメです。
私の中では人生観を変えられるほど素晴らしい作品です。
人を食らう巨人という謎の生物に理不尽なまでに奪われ続ける人間の生き様を描いているのですが本当に生々しいです。
主人公が絶対正義のアニメ界では珍しくサブキャラにスポットが当たる回も多く、人と人との繋がり、信頼、友情、愛情、はたまた憎しみなんかまでがっつり描かれていて読み進めていくと胸が苦しくなるほどです。
人類を正義、巨人を悪として進んでいたはずの話がそれは本当に正しいのか?
と問いかけてくるところは鳥肌ものです。
キャラクターがそれぞれ人間らしいので感情移入もかなりできてしまいますね。
後は新人声優を起用したり、俳優女優メインの方を起用したりが多い中、実力は声優をこれでもかと揃えているあたり作品への愛を感じます。
作画も綺麗で、アニメオリジナルストーリーまでもが深く作り込まれています。
また見てない方、一見の価値ありですよ。
第2位:「サイコパス」
シュビラシステムと呼ばれる巨大コンピューターによって人間の正しい生き方を教えてもらえる世界が舞台です。
主人公は刑事さんで、事前に犯罪が起きないようコントロールされた中でも起きてしまう犯罪に立ち向かうという形です。
何も考えることなくコンピューターが示した通りの道を歩む人間たちの姿は遠くない日に現実になるのではとゾッとさせられます。
完璧なはずの世界でも犯罪が起き、幸せじゃない人がいるというのも物語の深みを増すスパイスになっていると思います。
刑事ものなだけに犯罪者と対峙するシーンがたくさん出てきます。
特殊な銃を使って犯罪のレベルごとに罰が下るシステムですが更生の見込みなしと判断された人は問答無用でその存在を消されてしまいます。
どんなに悪いことをしても裁かれない体質の人間も出てきます。
人間とは、正義とは何かを強く訴えかけてくる作品だと思います。
刑事ものがお好きな方、難しい話がお好きな方はハマること間違いなしですよ。
第3位:「東京喰種」
人間と人を食らうことでしか生きられない喰種(グール)が暮らす世界が舞台です。
自分達が暮らしていてもおかしくない場所が舞台になっていることでまず引き込まれます。
人間側にいた主人公がひよんなことから喰種になってしまい、そこから物語りが展開していきます。
人を食べるシーンや戦闘シーンなどかなりグロ描写も出てくるので苦手な方にはつらいかもしれません。
しかしそれだけじゃない深さがこの作品には存在します。
人間こそが絶対正しいという視点から描かれていた物語りが主人公が喰種になることで変わっていきます。
喰種も人を食らう以外は人間と同じ感情を持ち、必死で生きているということが描かれはじめるとだんだん自分の考えこそが正しいとは言えなくなってきます。
これはアニメの中の話ですが実際知らないからこそ排除したがるということは現実世界でも起こっていることです。
ただのアニメではなく自分自身に問いかけ、振り返り、見たいアニメだと思います。
まとめ
どれも仄暗い作品ですが絶対おすすめなアニメばかりです。
大切なことは本の中に書いてあるといいますが目で見て感じられるアニメというものは本当に素晴らしいなと思います。
精神的な余裕がある時にこの作品たちを見て、色々思考を巡らせる時間はとても有意義なものです。
DVDや無料配信などを利用して見られるありがたい世の中になりました。
チェックして見てください。