「たばこカプセル」を電子タバコ”VAPE”で吸うメリット・機種の選び方まとめ
一部の電子タバコから熱烈な支持を得ているのが、プルームテックの「たばこカプセル」。
なぜたばこカプセルだけかというと、純正機を使わない人が急増しているからです。
もともと生産量が少なく品薄気味というのはもちろんのこと、プルームテック純正機ならではの弱点も理由として挙げられます。
その詳しい解説と、プルームテック純正機を使わない場合の機種購入方法について述べていきます。
プルームテックをVAPEで吸うメリット
他の加熱式タバコに認知度の低いプルームテックですが、「たばこカプセルは愛用している」という人が多数います。
VAPE(ベイプ)に取り付けて使用するのですが、あえて純正機を使わない理由を最初に述べていきます。
プルームテック純正機の特徴
3大電子タバコのなかで、プルームテックだけ構造が異なります。
コンビニで買える「たばこカプセル」の中にタバコ葉が入っていますが、これを直接熱するわけではありません。
純正機にセットするアトマイザーの中に、グリセリンを配合した水が入っています。
これを熱して気化させ、その水蒸気をたばこカプセルにくぐらせて喫煙します。
「ヒートスティック」を用いる他の2機種を見ると、タバコ葉を直接加熱します。
この違いを押さえておく必要があります。
プルームテックならではの弱点
前述した通り、喫煙時に出てくる煙は水蒸気です。
それゆえ、喉ゴシやニコチンならではのアタック感が弱くなります。
また、たばこカプセルの外装を溶かさないように、煙が高温になりすぎないよう出力を調整してあります。
高温にならないということは、単純に煙の量が少なくなるので、肺にグッと溜め込むときの満足度も低くなります。
また、ランニングコストやリキッド残量に関する問題もあります。
プルームテック純正機を使う場合、コンビニで販売しているたばこカプセルの他に、リキッドの入っている専用カートリッジが必要です。
このリキッドの性質はVAPE(ベイプ)と全く変わらないのですが、VAPE用に販売されている国内リキッドよりも高めの値段設定です。
さらに言うと、VAPE用のリキッドならば様々な味が楽しめるのですが、プルームテック用カートリッジに入っているリキッドは無味無臭。
たばこの味に変化を持たせることが出来ず、飽きてしまう人も一定数います。
VAPEで弱点を補える
VAPEなら、出力弱めでもしっかりと煙を出せる機種がたくさんあります。
もともと重めの紙巻きタバコを愛煙していた人でも、煙の量を調整することでタバコらしい満足感を得られます。
VAPEでたばこカプセルを吸うときもリキッド・カプセルの両方を都度購入する必要がありますが、リキッドの味の種類は非常に多く、楽しみの幅が広がります。
たばこカプセルを使うための条件
たばこカプセル対応VAPEと呼ばれている本体を買えば間違いないのですが、そもそも「対応」としている理由はなんでしょうか。
ご自身でベストな機種を選ぶために、VAPE本体に求められる条件を解説します。
ドリップチップ
大前提として、たばこカプセルをセットできるドリップチップ(吸引口のアタッチメント。
マウスピース)が必要となります。
ドリップチップ自体は通常のVAPEのスターターキットにもついていますが、別途500〜1,000円程度のものを購入しなければなりません。
「たばこカプセル対応キット」とされているスターターなら、別に購入する必要はありません。
VAPE本体の出力
ここが重要なポイントです。
たばこカプセルの外装が溶けてしまうので、高温で量の多すぎる煙は厳禁です。
VAPE本体を購入する場合、対応コイルの種類に注意しましょう。
1.0Ω(オーム)以下のコイルにしか対応していない機種は「サブオーム」と言われており、高温・爆煙を特徴とします。
こういった機種は避けて、1〜2オームのコイルが使える機種を選びましょう。
また、ペン型・BOX型機種の違いにも注意が必要です。
本体から出力を調整する機能は、ペン型だとついていないことがほとんど。
BOX型なら超低出力から調整できる上、アトマイザー(プルームテックのカートリッジにあたるもの)を交換したりして、煙の濃さ・感触のカスタマイズ性が高くなります。
ドリップチップの買い方
たばこカプセル対応ドリップチップは、ノーブランド品がほとんどです。
Amazonや楽天市場でも販売されていますが、大手VAPEショップチェーンでも取り扱いがあります。
お手持ちのVAPE本体に対応するかわからない・VAPEのスターターキットと一緒に購入したいという場合は、「510」という規格のものがおすすめです。
この数値はドリップチップ挿入口の口径サイズを示しており、VAPEに対応するものは510が主流。
また、材質にも様々な種類があります。
ステンレスが主流ですが、クリアカラーの樹脂などを採用しているものも。
電子タバコはくわえ心地も重要なので、いくつか種類を取り揃えてみて試してみるのがもっともよい方法です。
通販で買えるプルームテック対応キット
「プルームテック対応のVAPEスターターキット」というものが、強い支持を得ています。
届いたその日から喫煙できてカスタマイズ性も高い、人気のキットを紹介します。
iCareスターターキット
VAPE初心者に人気のEleafイーリーフ)が生産しているペン型VAPE・たばこカプセル対応ドリップチップ・無味のリキッドがセットになっているキットです。
VAPEの大手通販サイト「ペプログ」で購入できます。
ペン型で出力調整には対応していないのですが、コイルスペックは1.1Ωと高め。
出力数も10Wと低い数値で、安心してたばこカプセルが使えます。
大きさはプルームテック本体とほぼ変わらず、キリッとしたステンレスのシルエットが目立ちます。
付属しているドリップチップはステンレス製、長さを十分にとってあるのが特徴。
煙が冷えて味が引き締まり、アタック感も十分に楽しめます。
メンソールやタバコ味リキッドで遊んでみたいかた・VAPE愛好家でニコチンも楽しみたいかたにおすすめのキットです。
サロメトウキョウ・対応スターターキット
日本のたばこ器具ブランドが開発した、プルームテックの満足感をさらに上げるためのキットです。
外観はプルームテックに酷似しており、喫煙室であまり目立ちたくないにもおすすめできます。
スペックは1.1Ωコイル対応・出力10Wと前項の商品とほぼ同じ。
違いはコイルにあります。
リキッドの供給率を高くするための工夫が施されており、粘り気の高いリキッドでも問題なく喫煙できます。
お菓子やお酒系の味など、フレーバー混合の多いリキッドでも美味しく吸えます。
何より安心できるのは、日本語サポートが充実していること。
VAPE本体を国内で生産しているメーカーは少なく、使用上で困ったことがあっても相談しにくいのがデメリットです。
しかしこの機種だと、説明書はもちろんアフターケアも全て日本語で対応してくれる上、初心者にも親切。
電子タバコそのものに不慣れというかた〜上級者まで、購入層の広い一品です。
まとめ
電子タバコをより美味しく楽しみたい・噂に聞く物足りなさや飽きを回避したいなら、VAPEとたばこカプセルの組み合わせがおすすめです。
対応ドリップチップさえあればどの機種でも「原理上は」吸うことができますが、出力などに十分注意しましょう。
プルームテックファン・これから始めようとする人向けのキット販売もあるので、ここから始めるのも得策です。