嫌煙ブームの真っ只中で…電子タバコをとりまく状況を考える

カフェで分煙が浸透するばかりか、完全禁煙の酒場まで登場しているこのご時世。

肩身の狭い思いをしている喫煙者が多く、電子タバコへの乗り換え・禁煙外来への相談も大変増えているとのこと。

筆者も偏見に苦しんだ経験があります。

この記事では、昨今の電子タバコ事情の紹介とともに、インターネット世論なども含めて「これからの喫煙」について考えてみます。



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電子タバコへの課税状況

紙巻きタバコの課税額が増え、最終的には欧米と同じ基準=一箱1000円前後になるのではないかという噂については、非常に有名だと思われます。

しかし、ここで加熱式タバコに対する動きも出てきています。

加熱式タバコが値上がりする?

つい先日のこと、加熱式タバコへの増税が発表されました。

2018年施行とのことで、ヒートスティックの値段が上がるそうです。

新製品が発売されたばかりの頃の発表で、衝撃を受けたかたもいらっしゃるのではないでしょうか。

日本では「タバコの有害性」への対応が遅れていると長らく指摘されており、タバコ税の全体的な引き上げが検討されるのは必至だったそうです。

また、加熱式タバコに関してもマナーの問題を指摘されており、これから改善に向けて国家単位で動くとの噂もあります。

これを受けて、タバコ屋を営む知人・友人から増税に関する情報を入手していた筆者は、リキッド式タバコへの乗り換えを決意しました。

リキッド式タバコは大丈夫なのか

リキッド式電子タバコが主流となりつつある国は、イギリス・イタリア・アメリカなどです。

喫煙者に対する過度な誤解や偏見がないため、タールニコチンレス・限りなく人体に安全とされるリキッド式のものは、歓迎ムードで受け入れられているのだとか。

それが日本にも輸入され、一般にベイプと呼ばれるものになっています。

課税されないか・値上がりしないか…という懸念についてですが、今のところは大丈夫でしょう。

我が国の法律では、課税対象となるのはあくまでも「ニコチンを含むもの」。

世界的にみても、リキッド式タバコに課税をしているのは、イタリア一カ国しかありません。

問題は「向き・不向きがある」とのことですが、日本国内のリキッドメーカーが商品開発に尽力しており、ヘビースモーカーでも乗り換えやすいベイプ本体・リキッドが増えつつあります。

スターターキットも5000円以下で購入できるものがあり、カスタマイズ性を楽しむことも出来るので、「加熱式タバコよりも満足度が高い」という喫煙者もいるほど。

国内で流通している加熱式タバコ(ヒートスティックを使う物)に関しては、やはり煙が薄く・喉越しもあまり感じられないという意見をちょくちょく見かけますが、リキッド式タバコに関しては「選択を誤らなければほとんどの人がハマる」のだそうです。

現状に満足できていない加熱式タバコの愛飲者には、是非おすすめしたいものになります。



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電子タバコに対する誤解

電子タバコに関する誤解や偏見は、まだまだ拭えるものではありません。

ここから先は、すこし憂鬱な話になります。

ある週刊誌の記事

とある週刊誌に、驚くべき見出しが踊ったことがあります。

「電子タバコ用の違法薬物入りリキッドが流行中!」筆者が実際に雑誌をめくったところ、大麻・コカインなどの国内で禁止されている薬物を、先述の「ベイプ」らしきものに入れて楽しんでいる…という人のインタビュー記事が載っていました。

本当であれば、逮捕者が出ていてもおかしくありません。

新聞の記事やネットニュースなどを探しましたが、「違法薬物リキッド」なるものの存在や、それにより逮捕されたという例はありませんでした。

筆者は海外製のリキッドも愛飲するので、心配になって警察にも相談しましたが・少なくとも、違法薬物入りのリキッドで摘発したという話は聞いたことがない・海外製のリキッドも厳しい審査をされているので、心配には及ばないとのアドバイスを受けました。

これでひとつ胸をなでおろしたものの、一旦メディアにさらされてしまった以上、偏見は免れそうにありません。

「何だか怪しく見える」?

加熱式タバコでも、有名なものに関しては「見た目で判断できる」のですが、リキッド式のものはなかなか理解が及びません。

本体が「タバコらしくない」こと、煙の量がタバコよりも多い事で、すぐに注目の的になってしまいます。

リキッド式電子タバコの愛飲者には女性が多いとのことですが、この見た目を気にして、オフィスやお出かけ先ではなかなか取り出しにくい…という声も聞きます。

非喫煙者から聞いてみても、「どうやらタバコには、火をつけるものと電子タバコがあるらしい」という認識程度のものなので、タバコの種類が広範化していることは知られていないようです。

理解がないことへのストレスから、気軽に吸える紙巻きたばこに戻っていく・あるいは併用する人もいます。

ネット世論

インターネット世論も、まだまだ厳しいものがあります。

1番の懸念対象は「におい」ですが、電子タバコの普及はそれを解決しつつあるでしょう。

しかし、メディアが大々的に宣伝してしまった影響で「タバコを吸うポーズ」自体に嫌悪感を示す人も少なくありません。

こと「職場環境で不公平」と言われているのが、タバコ休憩と呼ばれるものの存在です。

職場はストレスの塊といっても過言ではないので、一服して気分を変えようとする人は珍しくないのですが…給与が発生している時間に、喫煙者と非喫煙者の間で休憩時間に差がある・喫煙者の方が優遇されていると感じてしまうことに、ヘイトを持つ非喫煙者も少なくありません。

有給の休憩時間を設ける…などと、ひそかに公平化をはかる企業もあるそうですが、溝は埋まりそうにないというのが現状です。

タバコの真の効果

世間の人の見方をここまで長々と解説してきましたが、タバコの本当の歴史を知ると、自信を取り戻すことができるのではないでしょうか。

有名な「英国王のスピーチ」という映画の中に、吃音治療の一環として「タバコをすすめる」シーンがあります。

また、イスラム圏では禁酒の戒律があるため、いわゆる「飲み会」をタバコで代用するのだとか。

ニコチンには神経を沈め、冷静な判断力を促進させる効果があるということで、「うつになるくらいならタバコを吸った方がいい」という医師までいます。

また、ストレスなどにより腹式呼吸ができない・呼吸が浅くなりがちなときもタバコは聞きます。

吸いすぎは一酸化炭素中毒の元ですが、リキッド式などのより安全なタバコにより、「1番の心の薬」と呼ばれる呼吸を感じることができるでしょう。

かつてファシズムの国家では「タバコは有害」と大々的に宣伝されたことはありますが、タバコの歴史は1000年以上前まで遡ると言われ、国家ごとの平均寿命になんらかの影響があったというデータはありません。

電子タバコの出現は、タバコのより良い側面だけを切り取る進化であって、決して悪いものではないでしょう。

ゴミをポイ捨てしない・食事の場などでは控えるといった基本的なマナーを守って入れば、決して生活や健康を脅かすものではないと言えます。

まとめ

電子タバコに対する理解はまだまだ浸透しておらず、非喫煙者にとってはやはり「紙巻きたばこの愛飲者同様に煙たい存在」であるようです。

しかし、そういった周囲のことを気にせず、ご家族や恋人にしっかりと説明をした上でマナーを守って楽しめば、安全かつ心の健康に良いものとなります。

是非自信を持って、電子タバコで豊かな生活を送ってください。