最新の加熱式タバコ『ヴェポライザー』の特徴やメリット・デメリット

【最新加熱式タバコ】WEECKE C-VAPOR3 市販のタバコ葉を加熱式で使える ヴェポライザー タバコ代1/5に 【ウィーキー シーベイパー3】

喫煙に対する規制が強まる現在、電子タバコや加熱式タバコなどのタバコの代用品が注目を集めはじめ、一部の加熱式タバコではタバコ市場の中でシェアをかなり広げています。

そんな状況の中、第4のタバコとして注目を集めはじめているのがヴェポライザーという加熱式タバコとなっており、従来のタバコを色濃く継承した加熱式タバコとなっていますので、この記事ではヴェポライザーについての情報を中心にお伝えしていきたいと思います。



ヴェポライザーとは

現在では、電子タバコや加熱式タバコは様々なメーカーから発売されており、製品の特徴も多種多様となっていますので、電子タバコや加熱式タバコに馴染みの薄い方は混同してしまう場合もありますし、横文字やカタカナが使われた製品が大きくありますので、覚え難い部分もあるとは思います。

ヴェポライザーも同様となっており、商品名だけではどんな製品なのかイメージし難いと思いますので、ここではヴェポライザーの特徴や立ち位置について紹介していきます。

ヴェポライザーの特徴

ヴェポライザーは、シャグと呼ばれるタバコ葉を使用し、100℃~250℃程度の電熱によって気化した水蒸気を吸い込んで楽しむものとなっており、ヴェポライザーの専用加熱器具にタバコ葉をチャンバーと呼ばれるケースに詰めてセットして使用するのが特徴となっています。

これは、次世代のタバコとして人気を集めているアイコスに近い構造となっているのですが、アイコス専用のヒートスティックと比べて、タバコ葉を用いるヴェポライザーのコストパフォーマンスは非常に優れていますので、経済的に優れたヴェポライザーの注目度は次第に上昇しています。

ヴェポライザーの立ち位置

ヴェポライザーは、従来のタバコと加熱式タバコの両方の要素が含まれた製品となっており、一般的な電子タバコとは性質自体が異なるものとなっています。

まずはヴェポライザーと従来のタバコの類似点ですが、用いる原料であるタバコ葉が共通していますので、ニコチンとタールの両方を吸引することができます。

一方の加熱式タバコでは、加熱システムは近い構造となっているのですが、ニコチンは発生するもののタールはほぼ発生しない製品もありますし、ニコチンとタールの両方が含まれていない製品もありますので、タバコのキック感を楽しむというよりもフレイバーを楽しむ製品となっています。

ただし、国内と海外の違いで配合されている成分も違いますし、国内では認められていないニコチンが海外製では配合されている場合がありますので、購入する場所によっても加熱式タバコの性質は異なります。

ヴェポライザー以外の加熱式タバコはこのような特徴がありますので、電子タバコと大きく分類した中でもヴェポライザーは従来のタバコに近い製品となっており、タバコの新しい形として扱われる立ち位置になっていると考えられます。



ヴェポライザーのメリットとデメリット

ヴェポライザーは、タバコ葉を用いて吸引するので従来のタバコに一番近い印象があると思いますが、身体に与える影響も従来のタバコと同等なのかは気になるところだと思います。

それを確認するため、ここでは従来のタバコとヴェポライザーを比較した際のメリットとデメリットについて紹介していきます。

有害物質の発生と摂取で比較

従来のタバコでは、主にニコチンとタールが配合されており、着火して燃焼させることで煙が発生し、その煙を吸引して楽しみます。

そのため、人体に悪影響を及ぼす恐れがありますし、副流煙で周囲の人にも影響を与える場合があります。

一方のヴェポライザーでは、タバコ葉を使用するので配合されている成分は従来のタバコと同じとなっているのですが、タールの有害成分を摂取する量は従来のタバコより軽減されています。

その理由は加熱温度の違いにあるのですが、タールは約500℃以上の高温に加熱されて有害物質を発生させるという性質があり、先端部分が800℃程度になる従来のタバコでは当然のようにタールが発生します。

一方、ヴェポライザーの加熱温度は最高でも300℃を上回ることはありませんので、有害物質であるタールの発生を大幅に減少されていますので、人体への悪影響を及ぼす恐れが軽減されたことはヴェポライザーの大きなメリットになっています。

人体への影響以外の安全性

従来のタバコを吸うためには、ライターなどで火をつける必要がありますし、燃焼している高温部分がむき出しなっています。

そのため、寝煙草や消し忘れなどで火事の原因になってしまう恐れもありますし、歩きタバコなどで周囲に子供が近くに居たら重大な怪我をさせてしまう可能性も考えられますので、安全性を確保するためには火を危険な物を扱っているという喫煙者の意識が重要になってきます。

一方のヴェポライザーでは、火は一切使いませんし、加熱部分も外に触れることはありませんので、従来のタバコよりも高い安全性があります。

コストパフォーマンスの比較

従来のタバコは、現在では毎年のように値上がりし、ほとんどの銘柄で1箱20本入りで500円程度となっていますし、今後もさらに値上がりする可能性が高くなっています。

そのため、現状では1本あたり25円前後となっているのですが、ヴェポライザーの場合は1回の使用で8円程度となっていますので、500円のタバコと比較すると約およそ1/3となっています。

しかし、ヴェポライザーを使用する場合は専用の加熱器具を購入する必要がありますので、初期費用で1万円前後の出費となってしまいます。

それでも、長い目で見れば従来のタバコよりもヴェポライザーのほうがお得だと思いますので、ヴェポライザーの経済的なメリットは大きいと思います。

喫煙するための手間で比較

従来のタバコの場合、タバコとライターやマッチなどがあればすぐに喫煙を楽しむことができますので、これといった手間は無いといえます。

一方のヴェポライザーは、喫煙の準備としてタバコ葉を詰めるという作業がありますし、専用器具の加熱準備も必要となっていますので、喫煙する前段階の手間を考えてるとヴェポライザーのほうが少し面倒になっています。

また、ヴェポライザーは吸い終わった後にも最低限のメンテナンスを行わないと加熱器具の故障の原因になってしまいますので、吸い終わった後でも従来のタバコの方が手間がかかりません。

吸い心地の比較

銘柄にもよるのですが、タールやニコチンが強い従来のタバコの場合は煙を吸い込んだ時にしっかりとしたキック感があり、強めのタバコを好む方はこのキック感が重要なポイントだと思います。

一方のヴェポライザーは、タバコ葉の風味は味わえるものの、キック感は抑えられてしまうという特徴があります。

これは加熱温度が関わっており、加熱温度が低いほどキック感が弱くなってしまい、その代わりにタバコ葉の風味は温度が低い方が味わえるようになります。

従って、キック感の弱いタバコを吸い慣れている方にとってはタバコ葉の風味をより味わえるのでおすすめとなっているのですが、キック感の強いタバコに慣れている方にとってはヴェポライザーのキック感に不満を感じてしまうというデメリットがあります。

まとめ

ヴェポライザーの基本的な情報を中心に紹介してきましたが、タバコ葉の銘柄を変えることによって無数の楽しみ方がある商品となっていますので、そういった意味でもコストパフォーマンスに優れた商品になっていますし、従来のタバコが値上がりし続ける現状を考えると、早めにヴェポライザーに乗り換えて使い慣れておくのもお得にタバコを楽しめる一つの方法だと思います。