本当に安全？電子タバコの煙は人に害は与えないのか？
電子タバコを吸っている人の多くは、それは人に害を与えないものだと思って吸っていることでしょう。
しかし、本当に電子タバコの煙は人に害は与えないものなのでしょうか？
もし実は害を与えてしまっているとしたら、大変なことです。
そこでここではそんな、電子タバコの煙は本当に害は与えないのかという点について見ていきます。
電子タバコの煙にはニコチンは含まれていない
電子タバコの煙が人に害を与えるかどうかというのは、やはりそこにニコチンが含まれているかどうかということが関係してくるでしょう。
タバコの煙の何が害になるのかと言いますと、それはやはりニコチンです。
ニコチンは、中毒性があるものなので、そうして外から煙で浴びることによっても中毒を引き起こしてしまう可能性はあるでしょう。
さらにニコチンは毒なので、それを分解するために肝臓にすごく負担をかけます。
たとえば隣に居合わせた人が肝臓が悪い人だったりしたら、そのタバコの煙を分解するための肝臓の働きで、肝臓をより悪くしてしまう可能性も高いと言えるのです。
なので、ニコチンが含まれているかどうかというのは、一つの大きな判断材料と言えるのでしょう。
電子タバコには、基本的にはニコチンは含まれていません。
ということはつまり、電子タバコには人に与える害はないということになります。
電子タバコにニコチンを含むことは禁止されている
日本では、電子タバコのリキッドにニコチンを含むことは禁止されています。
基本的に日本の電子タバコのリキッドというのは、水やなんらかのオイル、そしてＰＧやエタノールなどで出来ています。
薬事法でニコチンを含むことが禁止されているので、ニコチンを含むことが出来ないのです。
だから、その煙からもニコチンは基本的に出ないと考えることが出来ます。
実際には少量含まれてしまっていることもある
しかし、実際のところは電子タバコの煙にも、少量のニコチンが含まれてしまっているものもあります。
本来であれば法律で禁止されていることではあるのですが、ごくごく少量のニコチンが含まれてしまっていることがあるのです。
もちろん数的には一切のニコチン成分が出てこないものの方が多いですが、中にはそういう成分が検出されてしまったものはあります。
紙のタバコに含まれているそれと比べると微々たる量であることは間違いないですが、少しでもそういう成分が出てしまうということは、やはり少しでも人に対して有害になることがあるということです。
なので、電子タバコを使う際には、自分が吸うリキッドに本当にニコチンがほんのすこしも含まれていないか調べて吸う必要があると言えるでしょう。
決められたスペース以外では吸わないよう
ただ、どのリキッドにほんの少しニコチンが含まれてしまっているのかということを全て調べるのは、やはり難しいと言えるでしょう。
だから、万が一多少のニコチンが含まれていても人の迷惑にならないように、決められたスペース以外では吸わないようにするのが良いと言えるでしょう。
決められたスペースというのは、喫煙所や、喫煙ＯＫの席です。
喫煙所や喫煙ＯＫの席には、そもそも自分が喫煙をするという方以外はまず来ないでしょう。
そもそも自分が喫煙をするのに、人から浴びる副流煙を気にしているという人はいないでしょう。
もちろん多少は気にしているかもしれません。
でも、全くタバコを吸わない人のようにあからさまにソレを気にするということはないはずです。
だから、比較的に周りを気にせず吸うことが出来ますし、その煙がひとに迷惑をかけてしまうということなくなるでしょう。
電子タバコとは言えども周りの人から見たらタバコだということもありますし、やはり喫煙所以外では吸わないようにすることがおすすめです。
焦げが有害な煙になることもある
電子タバコには、基本的にはニコチンが含まれていないので、あまり人に害になることはないと説明してきましたが、中にはニコチン以外の理由でその煙が有害になることもあります。
その理由としてあげられるのが、焦げです。
昔から、焦げたものは身体に悪いと言われてきました。
それは、電子タバコにおいても同じことなのです。
電子タバコの内部が焦げ付いたまま使っていたりすると、煙にその成分が含まれてしまって、その煙が有害になる可能性があるのです。
そしてそれは、ニコチンが含まれているいないという問題とは違い、すべての電子タバコで起こることになります。
だから、電子タバコを使う場合、必ずそうならないように工夫しないとならないということになります。
定期的にメンテナンスをする
では、どうすれば電子タバコの煙を有害な物にしないようにすることが出来るでしょうか？
それは決して難しい話ではありません。
電子タバコの煙を有害なものにしない為には、定期的にメンテナンスをするようにすればよいだけです。
内部の焦げ付きを定期的に落とすようにしておけば、焦げがたまることもないですし、煙に有害物質が含まれるようになる可能性は少なくなります。
確かに定期的にメンテナンスをすることは面倒であることは間違いないです。
しかし、定期的にメンテナンスをしないとならないのが電子タバコなのです。
せっかく安全に使えるものがあるのですから、安全に使わないと勿体ないです。
なので、たとえ多少面倒でも１週間から２週間に一回くらいはしっかりとメンテナンスをするようにしていってください。
加熱式の電子タバコにはニコチンが含まれている
電子タバコであっても、ニコチンを含むことが許されているものがあります。
それが、加熱式の電子タバコです。
加熱式の電子タバコは、ニコチンを含むことが許されています。
ということはつまり、普通のタバコのように身体に害のある煙が出るということになります。
そしてそのニコチンの量も、本来であればニコチンを含むことが禁止されている加熱式以外の電子タバコとはくらべものにならない量となるでしょう。
だから、電子タバコは電子タバコでも、加熱式の電子タバコを吸う際にはより注意が必要になります。
人気があるのは加熱式
電子タバコは最近すごく人気になってきてはいますが、その中でも特に人気があるのは、加熱式の電子タバコになります。
だから、周りの人が吸っているようなものと同じ電子タバコを買おうと思うと、それは加熱式の電子タバコで、ニコチンが含まれてしまっていることになるでしょう。
そうならないように、もしこれから電子タバコをかうのであれば、それが加熱式なのかそうでないかという事をしっかりと確認してから買うようにしないとなりません。
あまり見たことがないような、あるいは聞いたことがないような電子タバコにすれば加熱式ではない普通の電子タバコにあたる可能性は高いとは思いますが、しっかりと確認しましょう。
確認してから買うということは、それはネットなどで買うよりも、どこかの店舗で買った方が良いということになります。
店舗であればしっかりと説明を聞くことが出来ますから。
まとめ
電子タバコの煙は、基本的には害はないものだと言えるのですが、中には少量のニコチンが含まれてしまっているものや、あるいは内部の焦げによって有害物質が含まれてしまっているもの、もしくはそもそも加熱式の電子タバコでニコチンがしっかりと含まれてしまっているものなど、害のあるものもあります。
だから、しっかりとソレを理解して使っていくようにしてください。