電子タバコの禁煙がうまくいかない原因は？よくある5つのミス
電子タバコは、禁煙をしたいときには便利なアイテムですが、その使い方には注意しなければなりません。
適当な使い方をしていると、失敗してしまうこともあるのです。
とはいえ、禁煙がうまくいかないときは、何が悪かったのかわからず、悩んでしまうこともあります。
そこで、電子タバコの禁煙でありがちな5つのミスと、その対策について説明していきましょう。
目的がはっきりしていない
禁煙をしたいときは、まずはその目的をはっきりさせておかないと、電子タバコを継続するためのモチベーションが維持できなくなってしまいます。
何のために禁煙するのか、よくわからないまま電子タバコを吸っていても、途中で普通のタバコが吸いたくなったとき、簡単に諦めてしまうのです。
「禁煙でもしてみようかな」という漠然とした考えで始める禁煙と、「貯金したい」「健康な体になりたい」といった明確な理由を持って始める禁煙では、やはり後者の方が成功しやくなります。
そのため、確実に禁煙するためには、その理由について改めて考えてみることが、有効な対策になるのです。
なぜ禁煙をするのか、はっきり自覚したうえで取り組んでいけば、失敗を防ぐことができます。
味が合っていない
電子タバコの仕組みは、リキッドと呼ばれる液体を中に入れ、それを蒸発させて吸うというものです。
リキッドには多くの種類があり、どれを使うかによって、蒸気を吸ったときに感じる風味が変わってきます。
そこで注意したいのが、自分に合った味のリキッドを選ぶということです。
リキッドの味が合わず。
おいしいと思えないものを吸っていたのでは、だんだん電子タバコを使うのが嫌になってきます。
そうなると、また普通のタバコに戻ってしまう可能性が高いのです。
これを避けるためには、きちんと自分に合う味のリキッドを選択しなければなりません。
甘いものよりタバコに近い味を
電子タバコのリキッドには、チョコやバニラのようなスイーツ系や、オレンジやメロンといったフルーツ系など、普通のタバコだとありえないような意外な味が多くあります。
その中から禁煙のためのリキッドを探すのであれば、あまり甘いものは避けて、なるべくタバコに近い味を選ぶべきです。
甘い味のリキッドは、ダイエットのために間食代わりとして使うには最適ですが、禁煙目的で普通のタバコから移行してきた場合は、違和感が強くなってしまいます。
普通のタバコとは、あまりにもかけ離れた味なので、どうしても慣れることができず、継続するのが苦しくなってしまうのです。
そうならないためには、できるだけタバコ系のリキッドを選ぶようにしましょう。
普通のタバコと完全に同じというわけではありませんが、チョコやメロンなどと比べると、違和感はかなり少なくなっているので、おすすめです。
海外産よりは国内産
電子タバコのリキッドには、海外産のものと国内産のものがありますが、自分に合うものを見つけやすいのは、どちらかというと国内産の方になります。
海外産にも魅力的なものは多くありますが、国内産は、日本人に合わせた風味になっていることが多いのです。
そのため、最初はまず国内産のリキッドから始めることをおすすめします。
ある程度慣れてきて、他の味に挑戦してみたくなったときは、海外産も含めたいろいろなリキッドを試してみてください。
テイスティングをしよう
自分に合うリキッドを使って禁煙を成功させるためには、購入する前にきちんと試して、ストレスなく吸うことができるか確かめるようにしましょう。
特に、複数の味が混ざったリキッドに興味があるときは重要です。
そうしたリキッドの場合、簡単には味が想像できないので、安易に決めてしまうと、あとから後悔することがあります。
専門店では、テイスティングが可能なところが多いので、失敗しないためには、しっかり試してみてください。
PGとVGをチェックしていない
電子タバコのリキッドを選ぶときは、PGとVGの比率を見ておくことが大切です。
これを忘れていると、吸いづらいリキッドを選んでしまい、継続できなくなる可能性があります。
禁煙のために避けておきたいのは、VGの比率が高すぎるものです。
VGが高いと、蒸気が多めに出るようになるので、満足感を得るためには適していますが、デメリットもあります。
粘性が強いために、コイルへの供給が遅くなり、吸いづらく感じてしまうことがあるのです。
また、普通のタバコのようなスロートキックがあまりないので、物足りなさを感じることもあります。
それらは、電子タバコの継続を妨げてしまうので、必ず表記を確認してから購入してください。
PGの比率が高いと吸いやすい
できるだけ吸いやすくて継続しやすいリキッドを選ぶのであれば、PGの比率が高いものがおすすめです。
PGが高いと、煙の量は若干少なくなりますが、供給がスムーズなので、吸いづらく感じることはありません。
また、スロートキックもしっかり感じることができるので、それまで普通のタバコを吸っていた人でも、慣れやすいのです。
禁煙を成功させるためには、忘れずにチェックしておきましょう。
違和感のある形を選んでいる
電子タバコは、普通のタバコとは異なる形をしたものもありますが、選ぶときは、吸いやすい形であることを優先してください。
形に違和感があるようだと、継続の妨げになる可能性がるため、失敗の原因になってしまいます。
そこでおすすめなのが、スティックタイプの電子タバコを使うことです。
電子タバコの主なタイプは、ペンタイプ、ボックスタイプ、そしてスティックタイプの3つですが、その中で最も普通のタバコに近いものが、スティックタイプになります。
ペンタイプとボックスタイプは、サイズが大きめで重いものが多いので、普通のタバコに慣れている人にとっては、とても使いづらく感じてしまうものです。
しかし、スティックタイプならば、指に挟んで使うことも可能であり、普通のタバコから電子タバコへ、スムーズに移行することができます。
使うのが面倒になって投げ出したりしないためにも、形には注意して選ぶようにしましょう。
最初からタバコを断っている
電子タバコの禁煙がうまくいかないときは、普通のタバコをいきなり断ってしまったことが原因になる場合もあります。
禁煙なら吸わないのは当たり前のように思えますが、それまで日常的に吸っていたタバコを突然やめるというのは、それほど簡単なことではありません。
たとえ代わりに電子タバコを吸ったとしても、それはタバコに似た別の商品であり、まったく同じものではないので、どうしてもストレスがたまってしまうことがあります。
すると、電子タバコだけでは辛くなってしまい、挫折してしまう可能性が高いのです。
確実に成功させたいなら、むやみにタバコを断つのではなく、少しずつ本数を減らすようにしましょう。
最初は電子タバコに物足りなさを感じていたとしても、普通のタバコも少し吸っていれば、ストレスを適度に解消できます。
そして、徐々に本数を減らしていき、電子タバコに慣れてきたようなら、そのときにゼロにすればよいのです。
多少時間はかかりますが、その方が成功しやすいこともあるので、ぜひ試してみてください。
まとめ
電子タバコを使って禁煙をするときは、ただやみくもに吸っていても、なかなかうまくいかないことがあります。
目的が曖昧だったり、味が合っていなかったり、使いづらいものを選んだりすると、途中で諦めてしまう可能性が高いのです。
ここで紹介した5つのミスは、いずれも成功を妨げてしまうことが多いので、十分注意してください。