電子タバコ”VAPE”のリキッド漏れは防げるのか?状況別・対策まとめ

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リキッド式電子タバコ・VAPEで一番困るのは、液ダレ・リキッド漏れだと聞き及びます。

上級者でも悩まされる問題で、様々な対策法がネット上にあふれています。

しかし、機種・状況によって対応法は異なるため、情報を集める段階で挫折する人も。

そんな方向けに、VAPE本体のリキッド漏れについての考察・ほとんどの機種に対応できる状況別の対策法を提案していきます。

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VAPEは液ダレを避けられないもの?

絶対に誰もが通る道

結論から言うと、VAPEで液ダレ・リキッドもれを完全に防ぐことはできません。

エントリーモデルで有名なジョイテックが、液ダレに強い極細タイプの本体を販売していますが…多くの人が最初に手にするボックスタイプ・ペンタイプのいずれも、部品が非常に多く・リキッドが外部に流れ出す経路はいくらでもあります。

「本体の性能が良ければ液だれはしない」というものでもなく、1万円以上のミドルクラス・2~3万円のハイクラスでもリキッドのもれは必ず起こります。

最後に詳しく記載しますが、リキッドもれの一番多い原因は「メンテナンス不足」と「誤った使用法」。

VAPE本体は海外製が大半。

マニュアルが日本語対応している機種は珍しく、使用法を口コミや動画サイトに頼ってしまいがちです。

しかし、これは考えもの。

英語が苦手な方は、一度VAPE専門店に持ち込み、正しい使い方・メンテナンス法を店員さんから聞いてみることをおすすめします。

どうしても気になるならプルームテックを

どうしても液もれが気になる・しかし安全性の高い喫煙がしたい…という場合は、いっそプルームテックにしてみるのもおすすめします。

こちらも原理としてはVAPEと変わらず、違うのは吸い口にニコチンタブレットを差す…ということだけ。

さすがは天下のJTで、リキッド式電子タバコとしては非常に出来が良く・その割には安いと好評です。

あまり知られていませんが、プルームテック用のカスタマイズ用品は沢山あります。

味は限られますが、お好みのリキッドを入れることもできますし…ニコチンタブレットを抜いて楽しむことも。

VAPEにある程度慣れている人でも、プルームテックと使い分けている人が多いそうです。

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リキッドを足した直後にもれる場合

さてここからは、状況別に液ダレ・リキッドもれの原因を探っていきます。

まずは表題通り、リキッドの充填直後に起こる場合から。

原因はずばり「アドマイザー内部圧力の上昇」。

分かりにくいので段階を追って説明すると

  • アドマイザー(リキッドタンク)を開けた時に、エアフローから大量の空気が入る
  • リキッドを充填し終わった後、アドマイザー内部の空気に押されたリキッドが逃げ道を求める
  • コイルやエアフロー周りにリキッドが集中し、漏れ出す

といったような仕組みになります。

対策としては様々ありますが、一番効果的なのは「エアフローを塞ぎながらリキッドを注ぐ」ことです。

初心者向けのモデルに多い「アドマイザーのフタ部分がエアフローになっている」機種に関しては、指定されているリキッド上限量よりもやや少なめに入れるのがコツ。

リキッドを充填した直後に、2~3度の通常通りの喫煙・その後電源オフの状態で吸引をすると完璧。

これでも漏れる場合は、一度専門ショップへの相談をおすすめします。

喫煙中にもれる場合

一番不快になるのが「喫煙中のリキッドもれ」。

ジュー・じゅるじゅるとした嫌な音がすることも多く、手も汚れるので嫌われます。

この原因の多くが、エアフローを絞った状態での連続吸いだと言われています。

コイルのフィルター部にリキッドが集まってしまい、その一部が気化できないまま吸引されるので、エアフロー部から飛び出してくる…といった仕組みになります。

対策として考えられるのは、「エアフローを開放する」「連続吸いを避ける」ことです。

しかしこれでは、VAPE本来のうまみを損なうことになるので、以下の方法をおすすめしてみたいと思います。

液が漏れそうだな、と感じたら、ティッシュかハンカチを用意。

エアフロー部をやさしく塞いで、「ジュー・じゅるじゅる」音がなくなるまで電源を入れたまま吸引する。

それが終わると、思い切り息を吹き込んであげましょう。

これだけで、しばらくは液漏れに悩まされなくなります。

ごくまれに本体の故障・パーツ不良も考えられるので、一時的に治っても再発する頻度が多い・そもそも治らないという場合は、修理や買い替えもしましょう。

運搬中にもれる場合

運搬中に漏れるのはよくあることで、本体不良や故障の可能性はほぼないと言っていいでしょう。

この点については、ご安心ください。

メンテナンスが不十分でない可能性

初心者にありがちなのが、メンテナンスが行き届いていないケースです。

はじめに述べたように、リキッドが漏れ出すルートはいくらでもあるため、見た目で判断せずに定期的なメンテナンスを行う必要があります。

具体的に方法を述べていきましょう。

用意するものは3つ。

  • ティッシュまたはコットン
  • 綿棒
  • 一度沸騰させて少し覚ました程度のお湯または無水エタノール

マウスピース・アドマイザー・本体を可能な限りすべてバラして、まずはざっくりとティッシュで空拭きしていきます。

この時点で、マウスピースの接続部・エアフローがどろどろ/べたべたしていることに気づくでしょう。

これこそが液ダレ・リキッドもれの前兆か痕跡なので、丹念に拭いていきます。

空拭きした後は、エタノールかお湯に浸した綿棒で、細かく拭き上げていきましょう。

ただし、コイルユニット周りは直接ぬらさないように注意。

あとは乾かして、元通り組み上げていくだけで十分ですが…エタノールを使った場合は、半日程度は置いてアルコールを完全に飛ばしましょう。

焦ってすぐに喫煙し始めると、コイルユニットの損傷や、最悪の場合は爆発事故も考えられます。

メンテナンスの頻度としては、月に1~2度、コイル交換のときだけで十分。

気になる人は、リキッド充填の度に行うのもOK。

是非おためしください。

ペンタイプは特に注意

ペンタイプでありがちな失敗が、「電源を切り忘れる」事故です。

喫煙時以外はライトが点かないので、電源の状態に気づきにくいのが難点。

なおかつ、VAPEケースを使用せずハダカのままでカバンに入れていると、ちょっとした拍子にたびたび電源ボタンが押され、リキッドの加熱が始まります。

当然吸引していないので、マウスピース内やエアフローの至る処にリキッドが貯まり、気づいたときにはダラダラと垂れている…なんてことも。

ポイントとしては、喫煙が終わったら電源オフを確認すること。

加えて、前述したVAPEケースを使うのが良いのですが…入手が難しい・ちょっとお値段が高いと感じる場合があります。

そんなときは、ペンだけに「ペンケース」を使うのがおすすめ。

断面が三角になっているタイプの、ごく普通のもので問題ありません。

これに入れておくだけでも、うっかり電源ONの状態で収納してしまっても、カバンのなかで加熱が始まったりする心配はありません。

まとめ

リキッド式電子タバコで液ダレを防ぐには、使い方を意識すること・メンテナンスを怠らないことが肝要になります。

1機種にこだわらず、複数のタイプの機種を買ってみて研究するのもよいでしょう。

何かと保守が大変だということから敬遠されがちなVAPEですが、慣れると全ての作業が楽しくなります。

VAPE初心者~中級者の皆さんは、是非ご参考に。