非喫煙者から見た電子タバコや加熱式タバコはこんな感じ
タバコが家でも吸えない、会社でも禁煙、行きつけのお店も気がついたら何時の間にか喫煙席が無くなっていた、そんな経験ありませんか。
気の毒な喫煙者の居場所は、日々少なくなってきています。
禁煙する人もいますし、電子タバコに乗り換える人もいます。
さて一応非喫煙者の筆者、そこから見た電子タバコや加熱式タバコのイメージを、お話してみますね。
目次
実は筆者は喫煙者でした
その昔筆者も、喫煙者でした。
特に若い頃は、ヘビースモーカーと呼ばれるたぐいのスモーカーでしたね。
それが何故非喫煙者になったかと言うと、ある日突然タバコが不味くなったからです。
もう冗談、というくらいに不味くなったので、それを機会に止めました。
禁煙したと言うよりも、止めたと言った感じです。
とはいえそれまでも、ヘビースモーカーのくせに部屋にタバコの臭いがするのは嫌、とか言うわがまま者でしたので、本当にタバコが好きだったのかは謎です。
もし当時電子タバコがあったら、切り替えていたかもしれませんね。
そしてまた、そんなに不味くて止めたタバコですが、しっかりとニコチン欠乏症にはなりました。
それはそうですよね。
不味くなったと言っても、ニコチン中毒患者だったので身体はニコチンを欲しがったのです。
まあそれも、せいぜい2週間位で治まりましたので、周囲のスモーカーたちからは羨ましい止め方だと言われたものです。
どうも筆者だけではないようですが
タバコを止めてから後、ひどくタバコの臭いや煙に敏感になってしまいました。
吸っていた人が止めると逆にタバコにアレルギーを起こす、などとも聞いていましたがまさにそんな感じです。
やはりタバコをやめた人に聞くと、同じような感覚だということでした。
実際吸っていた当時、禁煙した人にずいぶんとタバコを止めてくれと言われたものです。
考えてみるとこれも、一種のアレルギー症状だと言ってもいいかもしれませんね。
電子タバコの原型だったんでしょうか
当時の禁煙グッズに、タバコの形をしているものがありました。
口さみしい時など加えて吸うと、軽くミントとかの味がするものです。
煙が出るとかいうこともありませんし、単に咥えるだけのグッズですがある意味電子タバコの原型だったかもしれません。
まだスモーカーだった頃、すでに禁煙になっていた飛行機で、このグッズにはずいぶんお世話になりました。
口が寂しいので、特に食後など咥えていたものです。
これがまたよく作ってあって、ちょっと見た目がタバコに見えるのです。
なのでCAが飛んできたこともありました。
まあ誤解はすぐに解けたのですが、今電子タバコを利用している人もこんな感じなのかなあ、とちょっと思う次第です。
そんな筆者から見た電子タバコは?
そんな筆者のタバコ経験ですが、今電子タバコを使用している人を見てこんな感慨を抱いたりもします。
幸いなことに匂いが殆ど無い
加熱式タバコの愛用者さんも増えています。
禁煙途中での使用の人も、また禁煙は出来ないけれどでも普通のタバコからは撤退、という人もいます。
ありがたいことに煙も匂いも殆ど感じないので、仕事で同席する時にはありがたいですね。
以前は普通の紙巻きタバコ喫煙者が大多数だったので、こちらも咳を我慢、あちらも吸うのを我慢という、お互いに辛いことになっていたのです。
そういった意味ではこの加熱式タバコ、かなり非喫煙者の煙や匂いに敏感な人間にも、耐えられる一品になっています。
禁煙するかどうか悩んでいる人には、おすすめかも知れません。
電子タバコVAPEにはちょっと驚いた
話には聞いていたのですが、最初に電子たばこを吸う人を見た時は、かなり驚きました。
何しろ煙がすごかったのです。
煙ではなく水蒸気だということも、頭ではわかっていたのですが、煙にしか見えなくてこれは退散するしか無い、と瞬間思いました。
まあ幸い、煙に見えた水蒸気からはタバコの臭いもしなかったので、パニックせずに済んだ次第です。
逆に悪くない匂いがかすかに感じられましたので、これなら同席しても大丈夫だと実感しました。
にしてもあの水蒸気は、もうちょっと少なく出来ないかなあ、とも思うのです。
電子タバコ愛用者さんたちはかなり気遣いある人も多い
筆者の周囲の電子タバコ愛用者さんたちの場合、かなり非喫煙者に気を使う人が多いです。
歩きタバコは殆ど見ません
正直な所、歩き電子タバコスモーカーというのは、殆ど見たことがありません。
歩きタバコをしているのは、紙巻きたばこ愛用者さんがほとんどです。
すれ違う度に、煙にむせそうになるのを息を止めて我慢したりします。
電子タバコ使用者さんの場合、結構人がいる時にはさっさとしまう人が多いようですね。
その辺り、かなり好感を抱いてしまいます。
吸える場所を探す姿にちょっと感動
電子タバコVAPEの場合は、これ厳密に言えばタバコではありません。
ニコチンが入っていないリキッドを利用しているので、タバコとは言えないのです。
少なくとも日本製のリキッドを使用している人は、喫煙者とは言えないはずです。
加熱式タバコの場合も、副流煙は殆ど無いのでタバコではあっても周囲への影響は少ないはずです。
しかしこれらの使用者の人たちは、禁煙地域では嗜むことが出来ません。
例えば筆者のように、実際のタバコの煙や匂いが駄目で、電子タバコに転向した人もいるはずです。
それでも彼ら、喫煙所で吸うしか無いので、その喫煙所を探してさまようのですね。
その姿がちょっと、物悲しく感じるのは筆者だけでしょうか。
一言かけてくれる人が多い
筆者が海外で、まだタバコがどこでも吸えた時代、ちょっと感動したのが吸う前の一言でした。
特に男性が同席の女性に、その女性もスモーカーであっても、タバコを吸ってもいいかと聞くのですね。
これが素敵でとても記憶に残ったのです。
日本ではまず無いことでしたので、特に印象的でした。
この一言、電子タバコ愛用者さんが結構かけてくれます。
特にVAPEの使用者さんの場合、蒸気の出方に驚かれることが多いからか、一言かけてからという人が多いです。
多少は慣れたもののやはりいきなりのあの蒸気の出方は、結構驚きますのでこの一言は嬉しいところです。
結構スモーカーにはうるさい筆者ですが共存も
タバコというのは嗜好品ですので、吸う人も吸わない人も共存できたらと常々思っています。
しかし現実的に、タバコの副流煙で健康被害が出るという事は見逃せません。
なので専用の喫煙所を作って欲しいとさえ思うのです。
他の人に迷惑をかけずに、思う存分吸える場所ですね。
加えて、現実にはタバコとは呼べない電子タバコの方も、これまた専用の喫煙所を用意して上げたいものだ、と思ってしまいます。
特に周囲の電子タバコ愛用者の人たちが、マナー守ってくれる人が多いので、もっと自由に吸える楽しめる場所があったらと思うのです。
吸わない人の場合どうしても、スモーカーの皆さんを一括で排斥しがちです。
しかしお互いが共存できれば、それに越したことはないと思うのです。
厳密にはタバコではない電子タバコは特に、コウモリのような扱いになっています。
何とかもうちょっと居場所を作れればと、思ってしまう昨今です。
まとめ
ノンスモーカーの筆者ですが、正直電子タバコ愛用者には点数が結構甘いです。
まあ周囲にいい電子タバコ愛用者が多いせいもあるでしょうが、それ以上に嗜好品として楽しめるものは楽しんで欲しいと思うからです。
VAPEの場合は特に、周囲への影響も殆ど無いのでもっと楽しめると良いのではないかと愚考します。
加熱式タバコも、紙巻きほど周囲への問題は無いはずですので、もう少し居場所を作ってあげたいものですね。