おすすめしたい!ヴェポライザー4つの紹介~スタンダードから個性派まで~
かつては、キセルやパイプ、葉巻、紙巻きたばこ、現代では電子タバコや加熱式タバコなどタバコの楽しみ方は時代とともに変化してきました。
そして、最近現れたのが「ヴェポライザー」という喫煙具です。
このヴェポライザーとは、いったい何なのか、そのメリットはどんなものがあるのかについて説明し、おすすめしたいヴェポライザーについてもいくつか挙げていきます。
目次
ヴェポライザーとは
ヴェポライザーという言葉が聞きなれない方も少なくないのではないでしょうか。
このヴェポライザーは英語で「vaporizer(蒸発器、気化器)」と言う意味で、タバコの葉が気化する(煙を出す)とされる200度程度まで電気で熱を加える機械で、文字通りタバコの葉から蒸発した成分を吸うことで喫煙を楽しむという目的の装置です。
タバコの葉を加熱こそすれ、火などで燃やすわけではないため有害物質(タールや一酸化炭素など)が出にくい仕組みとなっているものなのです。
元々アメリカなどで医療ハーブを安全に吸引する目的に開発された経緯があり、その装置が発展してタバコにも応用されたのが、このヴェポライザーになります。
他の喫煙器具との違い
紙巻きタバコと異なり、葉を燃やすことはせず、構造が似ているアイコスなどの加熱式タバコと比較し、蒸気が出ないため周りに不快を与えることが少ないという違いがあります。
使用するタバコも加熱式タバコは専用品を使う必要がありますが、ヴェポライザーの場合は、紙巻きたばこをほどいて中にあるタバコの葉を装置の中に入れることで楽しむことができます(シャグという葉っぱだけの製品を買って入れることもできます。)。
つまり、充電しておけば加熱式タバコの専用品を買わなくても、通常の紙巻きたばこが手に入れば、装置に詰めてタバコを楽しむことができるのです。
これが加熱式タバコとの違いの一つになります。
ヴェポライザーのメリット
タバコ代の節約や味と風味が良い、周囲に迷惑にならないなどが挙げられます。
タバコ代の節約になる理由としては、葉を詰めるので、本来吸い残す部分の葉も喫煙できることや、ジャグと呼ばれる葉っぱだけの製品に関しては税金が安く、安価に購入することができることが挙げられます。
つまり無駄なく葉っぱを喫煙に使うことができることやジャグと言う安い製品に対応している点がメリットの一つと言えるのです。
次の味と風味が良い点についてですが、ジャグを利用すると紙巻きたばこにあるような添加物が少なく、タバコの葉を純粋に楽しむことができるということです。
最後の周囲に迷惑が掛からないという点ですが、若干の匂いはあるものの、煙をたくさん出したり、蒸気が出ないので、あからさまに喫煙しているという印象を与えませんし、煙がない分副流煙の被害も周囲に与えにくいというメリットもあります。
分煙や加熱式タバコへの強い移行が求められている現代社会に適した喫煙具と言えます。
ヴェポライザーのデメリット
ヴェポライザーも万能ではなく、もちろんデメリットもあります。
初期投資にお金がかかる点、喫煙時の手間、のど越しが今一つという点です。
ヴェポライザーを導入するには装置を購入する必要があります。
紙巻きタバコであれば、せいぜいライターか携帯灰皿位なのですが、ヴェポライザーの場合は信頼できるメーカーの場合7,000~10,000円程度かかります。
他の加熱式タバコも初期投資にはお金がかかりますから、仕方がないと言えば仕方がない点です。
喫煙時の手間ですが、装置にタバコの葉(ジャグなど)を入れる行為(チャンバーと言うタバコの葉を入れる部分に葉を詰めていく行為)が必要な点です。
キセルなどに慣れていれば楽かもしれませんが、紙巻きたばこに慣れていると、どうしても手間を感じてしまいます。
最後ののど越しですが、煙が出ないため香りの成分だけがノドへ届きます。
そのため、煙特有の強い刺激が足りないと感じます。
このようにメリットもありますが、デメリットもあります。
ただ、現代は余程理解のあるところでない限り紙巻きたばこなど煙を多く出す喫煙方法は忌み嫌われていますから、加熱式タバコやヴェポライザーは、愛煙家必須の喫煙方法になりつつあり、ある程度のデメリットは目をつぶる必要があります(致命的なデメリットではありませんが)。
おすすめのヴェポライザー1:WEECKE C-VAPOR3
WEECKEのC-VAPOR3は、ヴェポライザーでメジャーな存在です。
繰り返しバージョンアップを行い、バッテリーの持ちや使い勝手を向上させており、とりあえずこれを買っておけばいいというような存在になりつつあります。
特徴
性能は一回の使用で4分程度楽しむことができます。
フル充電することで、約15回程度利用できるので、出先でも活躍できるという特徴があります。
底面には、エアフロ―コントロールと言うつまみがあり、吸引できる成分の蒸発量をコントロールできますから、つまみを操作することでタバコの味わいを変化させることが可能となっています。
おすすめのヴェポライザー2:WEECKE Fenix
WEECKE Fenixもヴェポライザーではメジャーな存在です。
作りがしっかりしており、機能も比較的高いことから、ヴェポライザーの中では人気があるモデルの一つとなっています。
特徴
比較的安価なモデルですが、きちんとコンベクション構造(ファンによって熱風を対流させて葉を蒸す機能)が搭載されており、タバコの風味を楽しみやすくしています。
また、温度設定で170~210度までコントロールすることによって風味を変えることもでき、吸い殻も綺麗に固まるので掃除も楽と言うのも強みと言えます。
ただ、10回程度と若干少なめなバッテリーの持ちなので、たくさん吸う方は、もう一台用意した方が良いかもしれません。
おすすめのヴェポライザー3:XMAX STARRY
繰り返しバージョンアップをしながら進化しているヴェポライザーです。
コンダクション方式(熱伝導によってタバコの葉全体を蒸す)なので口当たりがとてもマイルドな味わいを楽しむことができます。
特徴
マグネット式のマウスピースや100~240度までの幅広い温度設定や温度を1度刻みで設定することが出来ることによる好みの温度の選択肢を増やす工夫など、様々な工夫を詰めこんだモデルになります。
また、多くの製品がバッテリー内蔵型なのに対し、こちらはバッテリーの交換が可能になっているため、タバコの葉の他に予備のバッテリーを持ち歩けば、かなり長時間喫煙することができるようになっていますので、たくさん吸われる方にはおすすめのヴェポライザーと言えるかもしれません。
おすすめのヴェポライザー4:Eclipse Vape Essential VAAAPP
かつて姉妹品が医療用ハーブの吸引用としての認定を受けた流れを持つヴェポライザーです。
製品としての歴史も長く、実績のある製品と言えます。
形状が何となくタバコのパイプに似ていてカラーバリエーションも豊富です。
特徴
構造がシンプルなので、それが特徴と言えますが、細かい設定をされる方には不向きかもしれません。
また、瓶を火であたためるという操作が必要なので、ただタバコを楽しむのではなく、その所作自体も楽しむ余裕が必要です。
まとめ
まとめとしては、様々な製品が出ていますが、いずれのヴェポライザーも良い点があり、また人によっては悪い点を感じることがあります。
しかし、喫煙自体が嗜好品ですから、その悪い点すらも楽しむことが心の余裕を生むのかもしれません。
もちろん機能面はいずれのメーカーも繰り返しモデルチェンジによるアップデートを行い向上させていますから、今後も発展していく分野と言えます。