愛煙家の味方!? 吸う人が多くなってきている電子タバコのメリットとは?
昨今、タバコの値上げや喫煙所が減少傾向にあり、愛煙家にとっては住みづらい世の中になっている状況があります。
健康的にも副流煙による受動喫煙などが及ぼす健康被害なども叫ばれますますタバコを吸いにくい世の中になりました。
テレビ番組の影響により、電子タバコ特にiQOS(アイコス)を吸う人が増加しています。
ここでは電子タバコについて紹介したいと思います。
住みづらい愛煙家
JT(日本タバコ産業)が「2016年全国タバコ喫煙者率調査」というのを発表しましたが、それによると、成人男性の平均喫煙率は29.7%でしたが、一番喫煙がピークだった昭和41年の83.7%と比較すると、約50年間で54ポイント減少したことになり、減少し続けています。
喫煙できる場所も制限が厳しくなり、「歩きタバコによる罰金」を行う自治体や、駅などでも喫煙所が廃止され、現在政府は医療機関、小中学校の建物や飲食店、旅館などの構内を喫煙とし、喫煙室を設ける一律分煙化を進める働きがあります。
このように、愛煙家にとっては非常に住みづらい世の中になろうとしている現状があります。
タバコの魅力
私自身が愛煙家であるため、その立場でタバコの魅力を語ってみたいと思います。
「タバコは百害あって一利なし」と言われますが、愛煙家の立場で申し上げればタバコには魅力があることもあります。
一つは「気分を落ち着かせ、切り替えるための道具」です。
これが愛煙家のほとんどがタバコを吸ってる理由にもなってくると思いますが、仕事の休憩時間や何か仕事が終わってタバコを吸うなどすると、気分転換になり、また気分を切り替えることもできるという利点があります。
もう一つは「食事をした後の一服が至福」です。
これは愛煙家全員が賛同すると思いますが、食事をした後の一服というのは何にも代えがたい至福のひとときをもたらします。
また、「喫煙所で広がる談笑・コミュニティの輪」というのがあります。
職場でもなんでも喫煙所でタバコを吸いながら、自然と話がはずんだり、ふとしたきっかけで、そこにいる人と仲良く談笑することもできます。
そういう意味でタバコに完全に魅力がないとは言い難いのではないかと愛煙家としては思います(笑)そもそも、私がタバコを吸うようになったきっかけというのは、大学で映画を勉強していた時代に、映画界の大王者黒澤明監督が吸っていたことに憧れを抱いたことから始まります。
黒澤明などの映画を見たら、1950年から1970年代にかけて、バスの中でもどこでもタバコを吸う環境がありました。
しかし、現代はこうした映画などで喫煙シーンを取り上げるのも厳しい世の中にあります。
宮崎駿の最終作となった「風立ちぬ」(2013年)では喫煙シーンが物議を醸しました。
こうした背景から愛煙家にとっては住みづらい世の中になっていると言えるでしょう。
タバコがもたらす害とは
では、タバコにはどのような健康的被害があるのでしょうか。
タバコにはパッケージに「喫煙はあなたにとって肺気腫を悪化させる危険性を高めます」と記載されています。
タバコに含まれるニコチン、タール、一酸化炭素はそれぞれ体に有害な物質であり、ニコチンには依存症を引き起こし、血管を収縮させ血液の流れを歩くし、タールには発がん物質を含んでおり、がんの発生を促進させると言われています。
一酸化炭素は体を酸素欠乏状態にし、動脈硬化や狭心症、心筋梗塞などの心臓病の引き金になると言われています。
また、確かに周りに対して煙を発し、喫煙をしていない人にとってはそれだけで迷惑です。
私も、タバコを吸っていない時代に新幹線の喫煙者に乗ってしまったことがあり地獄でした(笑)あのような状況がタバコを吸ってない人にとっての状況なのかもしれません・・・。
電子タバコの歴史
以上のような状況を踏まえて、登場したのが電子タバコです。
調べてみると、意外と電子タバコの歴史は古く、アメリカが1965年に開発していますが、2003年に中国人の漢方医である、韓力(ホン・リク)によって実用化され、電子タバコ市場は欧米を中心に急成長しました。
日本では、2015年9月にフィリップモリス社が火を使わずにタバコ葉を加熱する、iQOS(アイコス)を発売し、現在、5人に1人が所有しているほど人気を持っています。
現在、福岡でしか販売されていないJTの「Ploom TECH」(プルームテック)などもあります。
電子タバコの害と規制について
では、先程述べた健康に対する害や周りに対する害など、電子タバコはどうなっているのでしょうか?
iQOS(アイコス)は燃やすことで発生するタールや一酸化炭素などの有害物質をできる限り委抑えると共に、本来の紙巻きタバコと同じように楽しめるようにというコンセプトで作られました。
実際に、iQOS(アイコス)から出る煙のようなものは水蒸気で、そこに含まれているのは水とニコチン、グリセリンがほとんどと言います。
実験では、水蒸気をタバコの煙に主に含まれる有害物質を測定したところ、紙巻きタバコに比べ、平均90%以上削減に成功したそうです。
ただし、ニコチンが含まれているので、絶対に害がないと言ったらそうとは限りません。
ニコチン自体には発がん性はないそうなので、依存のみで、更に人に迷惑をかけずニコチンを摂取できるというものと言います。
実際に吸ってみて
やはり一番大事なのは、「実際に吸ってどうなのか?」ということだと思います。
ここでは電子たばこのメリットをご紹介したいと思います。
iQOS(アイコス)の場合
iQOS(アイコス)の場合は、これまでの電子タバコと違い、実際に吸ってる感覚はあると言います。
それまでの電子たばこは見た目や使用方法などが、従来の紙巻きタバコとは異なる感覚がありました。
しかし、iQOS(アイコス)はデザインや口に咥えた時の感覚、持ち方など従来の紙巻タバコに近いように心掛けて製作されました。
そして何より、煙を吸った時の感覚に近づけるために開発されているため、iQOS(アイコス)から水蒸気を吸う感覚は紙巻きタバコに近いものだと言われています。
受動喫煙や臭いの心配がいらない
まず一つに、周りに対して煙をまき散らす心配もないため、受動喫煙の心配がありません。
また、発生しているのは水蒸気であるため、あまり臭いません。
更に吸う人自身もヤニが発生しないので、歯も黄ばむ心配もなく口臭があまり残らないと言います。
部屋が汚れず周りに安全
紙巻きタバコの場合は部屋の中で吸うことによって、ヤニによって黄ばむことがありますが、電子タバコだとヤニが発生しないので黄ばむ心配もありません。
更に火、ライターを使わず済むため、タバコの火の消し忘れや寝タバコなどで発生したような火事などの心配もありません。
また、紙巻きタバコだと必ず灰も発生しないため、灰皿が必要ありません。
そうした意味で、掃除などの手間を省くことができ、おすすめです。
吸える場所が紙巻きタバコより多い
飲食店などの商業施設が禁煙化が進む中で、「iQOS(アイコス)はOK」というお店が約1万か所に及ぶと言います。
まとめ
こうした、iQOS(アイコス)や電子タバコにも課題があります。
利用されてる人の声を見てみると「軽い」という人がいます。
セブンスターやピースなどの強めのタバコを吸ってる人にとってはもう少し強いのがあったら良いという意見もあります。
故に私の周りにもiQOS(アイコス)を吸い出す人が増えましたが、通常の紙巻きタバコと併用して使用している人もいます。
少しずつ増えて行っていますが、現在、市販されている各種銘柄を再現することができれば、更に需要が増えるのではないかと思います。
ともあれ、家族や周りの人に迷惑をかけずに、タバコをやめずに済むということを考えたら、電子タバコ、iQOS(アイコス)はおすすめの商品だと思います。
更に、「Ploom TECH」(プルームテック)を発表したJTは「10年戦争になる」と宣言しました。
フィリップモリス社もますますiQOS(アイコス)の改良を進めて行くと思われます。
現在、2020年に向け、全面禁煙化を進めゆく時流において、喫煙者にとってますます電子タバコへの需要が増えて行く事が予想されます。