ロボット掃除機を使う前に部屋は整理すべき? 片づけてから掃除したときの4つのメリット
ロボット掃除機は、自動で部屋の中をきれいにしてくれる便利な商品です。
ただし、ロボット掃除機を使うなら、その前に部屋を片付けておく必要があります。
部屋が散らかっている状態で使っても、本来の機能をしっかり発揮できないことが多いのです。
ここでは、片づけをしてから使ったときのメリットについて、詳しく説明していきます。
効率よく掃除できる
ロボット掃除機は、動いている途中で障害物に当たった場合、きちんと方向転換して掃除を再開します。
そのため、部屋がどんな状態でも問題ないように感じてしまいますが、あまり散らかっているのは、やはり問題です。
ロボット掃除機の作業を妨げるものが多く、何度も方向転換をしなければならない部屋では、効率が悪くなってしまいます。
常に障害物をよけて動かなければならないため、スムーズに作業を進めることができません。
しかし、部屋の中が整理され、ロボット掃除機の進路を塞ぐものがなければ、頻回に方向転換をする必要はなくなります。
それなら、とても効率よく動くことができるため、掃除も捗るのです。
したがって、ロボット掃除機を使う前には、きちんと部屋を片付けておくことをおすすめします。
ロボット掃除機の動きを制限しないように、邪魔になりそうなものを極力取り除いておくようにしましょう。
家具やコードに注意
ロボット掃除機をスムーズに動かすためには、家具の配置に注意してください。
部屋の真ん中に多くの家具がある状態だと、ロボット掃除機を使っても、うまく掃除することはできません。
そのため、家具はできるだけ隅の方へ移動させておきましょう。
大きくて移動が大変なものは除いたとしても、動かせるものがあれば、事前に寄せてから始めるのがベストです。
部屋の空間を広くしておけば、ロボット掃除機がのびのびと移動できるため、掃除しやすくなります。
また、コード類は、できるだけ束ねておくのがおすすめです。
コードにロボット掃除機のブラシが引っかかると、進行を妨げることがあります。
そうなると、ブラシを劣化させてしまう恐れもあるので、余計なダメージを防ぐためにも、ケーブルはしっかりまとめておきましょう。
物が動かない
ロボット掃除機は、障害物に当ると方向転換をしますが、その障害物が軽いものだったときは、ぶつかったことで動かしてしまいます。
それが軽いゴミ箱だったりすると、押し倒して中身を散乱させてしまうこともあるのです。
また、何度も方向転換をするうちに、軽いものをあちこちに移動させてしまい、最終的には、掃除を始める前よりもゴチャゴチャした部屋になる可能性もあります。
それでは、ロボット掃除機を使った意味がなくなってしまうので、部屋の片付けは、忘れずに行うべきです。
ロボット掃除機が当たって動いてしまいそうなものは、しっかり移動させておいてください。
軽いものを取り除いてから掃除を始めれば、終わったあとの手間を省くことができます。
中身のあるものを押し倒してしまい、何かが散乱するようなことがあると、また掃除をしなければなりません。
しかし、軽いものを事前に移動させておけば、そうした二度手間は防ぐことができるのです。
軽いものを重く
ロボット掃除機で部屋のものを動かさないようにするためには、移動させておく以外に、重量を増やす方法もおすすめです。
重いものであれば、ロボット掃除機が当たったときに動いてしまう心配はありません。
すんなりと方向転換ができるため、ロボット掃除機の動きも、よりスムーズになるのです。
そのため、軽いもので、なるべく動かしたくないようなものは、重くしてしまいましょう。
10kgを超える重量があれば、簡単に動くことはありません。
例えば、中に何かを入れることができるなら、重いものを入れておくと、ロボット掃除機が当たっても安心です。
また、上に何かを乗せられる形状のものなら、重しを乗せて重量を増してください。
そのような工夫をしておけば、ロボット掃除機に押し倒される心配がなくなり、余計な手間も減らすことができます。
迷子にならない
ロボット掃除機を使うとき、部屋の中が散らかっていると、よく迷子になることがあります。
掃除に出たまま姿が見えなくなり、いつまで経っても戻ってこないのです。
そんなときは、どこかで引っかかって動けなくなっている可能性があります。
これを防ぐためにも、やはり部屋の片付けは重要です。
ロボット掃除機の進路を妨げるものを取り除き、スムーズに移動できる環境をつくっておけば、迷子になることはありません。
どこを掃除していても、最後には必ず戻ってきます。
充電もしっかりできる
自動で充電するタイプのロボット掃除機は、自分で充電ステーションを探して充電を行います。
しかし、もし迷子になってしまった場合は、充電ステーションまで辿り着くことができません。
引っかかって身動きがとれないまま、バッテリー切れになってしまうのです。
そうした失敗を防ぐには、部屋をしっかり片づけて、ロボット掃除機が充電ステーションを探しやすいようにしておきましょう。
障害物が少なく、すぐに見つけて移動できる環境なら、自動充電は滞りなく完了します。
せっかく自動充電タイプを購入しても、部屋が整理されていなければ意味がなくなってしまうので、事前の片付けは忘れずに行ってください。
また、充電ステーションの位置を確認し、なるべく目立つ場所に置くことも大切です。
移動を妨げるものがなく、なおかつ充電ステーションを素早く発見できれば、自動充電はよりスムーズになります。
自分がいないときでも掃除ができる
ロボット掃除機の中には、タイマー機能を備えたものがあります。
この機能は、時間を設定しておくことで、自分が部屋にいないときでも、勝手に掃除を始めてくれるという優れものです。
部屋をきちんと片付けておけば、この便利な機能を使いこなすことができます。
もし部屋が散らかっていた場合は、タイマー機能を使っても、しっかり掃除できない場合があるのです。
タイマーで間違いなく動き出したとしても、途中で迷子になり、どこかで止まってしまえば、それ以上の作業はできません。
すると、きれいになっていることを期待して仕事から帰り、まったく掃除できていない部屋と対面するという可能性もあるのです。
そのような事態を回避するには、出かける前に、部屋の片付けを済ませておきましょう。
片付けた部屋なら手間がかからない
片付けが不十分だった場合、たとえ掃除が完了していたとしても、部屋を出る前より散らかっていることがあります。
軽いものなどがロボット掃除機に押されて動き、余計に散らかってしまったときは、帰宅してからの作業も大変です。
しかし、出かける前に部屋を片付け、障害物をなるべく少なくしておけば、掃除は問題なく完了しています。
それなら、帰宅したあとの掃除で苦労することはありません。
残っているのは、ロボット掃除機では対応できなかった狭い場所など、すぐに済むところばかりになります。
そこを手早く終わらせてしまえば、掃除は完璧です。
疲れて帰宅したあとの面倒を増やさないためにも、きちんと片付けてからロボット掃除機を使うようにしましょう。
まとめ
ロボット掃除機は、基本的には便利な商品ですが、使いこなすには、部屋の環境を整えておく必要があります。
きれいな状態の部屋で使えば、ここで紹介したような多くのメリットを得ることができるのです。
思うように掃除ができない場合、それをロボット掃除機のせいにしてしまう人もいますが、使うときの環境を見直せば、すんなりと問題が解決することもあります。
ロボット掃除機の性能をしっかり引き出すためにも、使う前の片付けを忘れないようにしましょう。