ロボット掃除機で気をつけることは?使うときの8つの注意点
ロボット掃除機は、楽に部屋の中を掃除できる便利なアイテムです。
これをうまく活用することで、掃除に使う労力を大幅に減らすことができます。
ただし、ロボット掃除機をうまく使うためには、注意点を知っておくことが大切です。
注意すべきことがわかっていれば、使うときに失敗することはありません。
では、ロボット掃除機の8つの注意点について、詳しく説明していきます。
障害物を取り除いておく
ロボット掃除機は、自動で動いて部屋の中を掃除してくれます。
自分が動かなくても、勝手に部屋を動き回ってゴミや埃などを吸ってくれるため、疲れているときなどは、とても役立つものです。
ただし、部屋の中の状態には注意しなければなりません。
散らかっていて、ロボット掃除機がスムーズに移動できない状態だと、きちんと掃除することができないのです。
ロボット掃除機には赤外線センサーがあり、基本的には障害物をよけて移動しますが、あまり部屋がゴチャゴチャしていると、途中で引っかかってしまい、動けなくなることもあります。
そうなると、部屋のどこかで止まったまま、いつまでも戻って来ません。
また、障害物が軽いものだった場合、ロボット掃除機がぶつかることで、押し倒してしまうこともあります。
それで何かが散乱するようなことになれば、掃除をするどころか、逆にもっと散らかってしまうのです。
こうしたデメリットを回避するためには、部屋の中をチェックして、ロボット掃除機の進行を妨げるようなものを片付けておきましょう。
移動がスムーズにできる状態にしておくと、しっかり掃除してくれます。
床に置くものは重くする
ロボット掃除機をスムーズに移動させるためには、なるべく障害物を減らしておくのがベストですが、床にあるものをすべて撤去できるわけではありません。
中には、あまり動かしたくないものもあります。
そんなときは、できるだけ重い状態にするのがおすすめです。
例えば、カゴのように、中に何かを入れることができるものなら、なるべく他のものを入れて、重量を増やしてください。
そうすると、ロボット掃除機に押されて動く心配はありません。
ロボット掃除機は、ずっしりとした重さがあるものを、家具と同じように避けて移動するため、余計なトラブルは起こらないのです。
十分な隙間をつくる
ロボット掃除機は、狭い場所にも自動で入り、細かいところのゴミもしっかり吸ってくれます。
そのため、ソファの下や家具と壁の間など、埃がたまりやすい場所も、きれいに掃除することができるのです。
しかし、狭い場所にも入るとはいえ、ロボット掃除機より小さい隙間では、やはり無理があります。
そのような場所は掃除できないため、何度ロボット掃除機を動かしても、ゴミや埃が残ってしまい、どんどん蓄積されていくのです。
それを避けるためには、あらかじめ隙間をつくっておくようにしましょう。
ロボット掃除機のサイズと比べてみて、もし入り込めないようなら、隙間を少し広げてしまえばよいのです。
それなら、確実に汚れを吸い取ってくれます。
掃除を始める前に、埃が多そうな場所をチェックして、しっかり準備しておいてください。
動かせる家具は寄せる
ロボット掃除機が部屋の中を動き回るときは、家具が部屋の真ん中にあると、移動の邪魔になってしまいます。
しっかり掃除をするためには、なるべく広い空間をつくることが大切なのです。
そのため、ロボット掃除機を使うなら、部屋の家具を壁際に寄せておくことをおすすめします。
床のものを減らすだけでなく、家具も壁際に寄せてしまえば、部屋の中はかなり広くなるので、ロボット掃除機の仕事を妨げるものは、ほとんどなくなるのです。
それなら、隅々までしっかりと掃除してくれます。
あまり大きいものは難しいこともありますが、動かせる家具があれば、できる限り寄せてから始めてください。
大きいゴミは手で拾う
ロボット掃除機が主に吸い取ってくれるのは、埃や小さなゴミなどです。
スナック菓子の袋やティッシュの山などは、さすがに対応しきれません。
そのため、ロボット掃除機を使う前に、大きいゴミは拾っておくようにしましょう。
ロボット掃除機が吸えないような大きいゴミを残しておくと、移動の際に押されることで、掃除をする前よりも散らかってしまう可能性があります。
面倒に思わず、邪魔になりそうなゴミは、しっかり取り除いてから掃除を始めてください。
また、普段からこまめに捨てて、部屋にためておかないことも大切です。
もともと大きいゴミが少ない状態なら、ロボット掃除機を使う前の準備も、手早く済ませることができます。
仕上げは自分で行う
ロボット掃除機は便利ですが、必ずしも思いどおりに掃除できるとは限りません。
自動で動いてくれるので手間はかからず、広い範囲をしっかり掃除してくれますが、「ここをもう少しきれいにできれば」といった不満を感じてしまうこともあります。
事前に部屋の中をチェックして障害物を減らし、動きやすいように隙間をつくったとしても、すべてが完璧になるわけではないのです。
そのため、ロボット掃除機が取りこぼした部分は、自分で掃除することも必要になります。
まずはロボット掃除機を使い、できるだけ埃やゴミを減らしたあと、細かい部分を自分で仕上げるようにすれば、部屋の汚れはほとんど残りません。
ロボット掃除機にすべてを任せるのではなく、自分でもしっかり掃除して、効率よく作業を進めていきましょう。
充電台の場所に注意
自動充電機能があるロボット掃除機は、自動的に充電台へ戻ってくれるので、手間がかからず便利です。
しかし、充電台を置く場所によっては、スムーズに戻れなくなることもあります。
部屋の隅のくぼみなどに、隠すように設置しておくと、ロボット掃除機が充電台を発見できないのです。
すると、戻りたくても戻れず、充電切れになるまで無駄に動き回ることになってしまいます。
これを避けるためにも、充電台は、できるだけ目立つ場所に置くのがベストです。
ロボット掃除機がすぐ発見できる場所なら、問題なく充電を済ませることができます。
しっかりメンテナンスする
ロボット掃除機は、何度も使っているうちに、回転ブラシが汚れてきます。
埃や髪などが大量に絡みついてしまうので、メンテナンスは忘れずに行うようにましょう。
回転ブラシが汚れていると、吸い込む力が低下してしまいます。
すると、いつもどおりにロボット掃除機を使っても、埃やゴミが多く残るようになるのです。
それを防ぐには、普段からこまめにメンテナンスを行い、回転ブラシをきれいにしておいてください。
回転ブラシが常にきれいな状態なら、いつ使っても、問題なく汚れを吸い込むことができます。
また、汚れがひどく、手入れが大変な場合は、思い切って外してしまう方法もおすすめです。
商品によっては、回転ブラシを取り外し、直接吸い込む機能を備えたものがあります。
ペットがいる場合など、毛が絡まることが多くなりそうなときは、そうした商品を購入しておきましょう。
ブラシを外して使えば、極端に吸引力が低下する心配はありません。
まとめ
ロボット掃除機は、家に1台あると、掃除の手間が省けるため、とても助かります。
しかし、本当に便利に使うためには、ここで紹介したような注意点をしっかり意識しておいてください。
適当に動かしていたのでは、本来の機能を発揮できないことも多く、きれいに掃除することはできません。
注意すべきことを把握して正しく使えば、部屋をいつも清潔に保つことができるのです。