一人暮らしとロボット掃除機の相性は?実際に感じたメリットと他の掃除方法との比較から探る

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ロボット掃除機の登場からしばらく経ち、使っている方も増えてきました。

しかし、中には購入を迷っている人もいるはず。

特に一人暮らしだとその必要性に疑問を持つこともあるでしょう。

そこで、実際に一人暮らしでロボット掃除機を使ってみて気づいたことを中心に、判断材料になりそうなことを解説していきます。

購入検討の参考にしてみてくださいね。



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そもそもの疑問。一人ぐらいに必要?

一人暮らしへのロボット掃除機の導入を検討した際、おそらく最初の段階でひっかかるのは、この「そもそも論」なのではないでしょうか。

ロボット掃除機は便利家電の代名詞的存在でもあります。

しかし、その性能ゆえ値段が高いイメージがあり、本体価格や年間の維持費など、コストパフォーマンス面で導入を疑問に思うことはあるでしょう。

また、「どんなに優れていてもやり残しがあるのではないか」、「何かに引っかかって止まってしまうのではないか」、「部屋の大きさはそれほどでもないのでオーバースペックになってしまうのではないか」と気になるポイントは複数あるかもしれません。

実際にロボット掃除機が登場しセンセーショナルに扱われていた時期は、確かに一人暮らしに向いている家電ではありませんでした。

しかし、それから性能面でも価格面でも進化を遂げ、一人暮らしでの掃除器具として選択肢となり得るまでになったのです。



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一人暮らし×ロボット掃除機のメリット

現在ではロボット掃除機に部屋の掃除を任せてはいますが、購入する前は上記の理由などもあり、必要性を感じてはいませんでした。

しかし、想定していたよりも安い費用で導入できることを知り、思い切って購入してみたところ、一人暮らしの部屋との相性もいいということに気づかされました。

いくつかのメリットを紹介しましょう。

部屋の構造が単純

一人暮らしといっても、どんな住居に住んでいるかは人によって違いますが、例えば一軒家のように複数の部屋で区切られ、階段や車庫があるいう複雑な構造よりも、比較的単純な場合が多いのではないでしょうか。

構造が単純であればあるほど、また障害物が少なければ少ないほど、ロボット掃除機は失敗することなく掃除を進めてくれます。

廉価版モデルの登場

ロボット掃除機が登場した当初は選択肢も少なく、高額な部類の家電でした。

しかし、ロボット掃除機が普及するにつれ、より低価格帯のロボット掃除機も登場するようになりました。

もちろん、吸引力やバッテリーの持続時間、充電方法など、値段と引き換えに失ったものもありますが、手軽に購入できる価格帯のモデルがあるのは、試しに導入してみたいという人にとってはありがたいですね。

また、価格の安いロボット掃除機は、掃除の推奨面積が一般家庭で使うには物足りないものもあります。

逆に言えば一人暮らしの部屋におすすめであるともいえますよね。

床掃除の時間が減る

ロボット掃除機に床掃除を任せるので当然その分の時間が浮きます。

一人暮らしで掃除をするのは、基本的には自分しかいません。

自分でやらなければ、誰もやらないままゴミが溜まっていくばかりです。

そうだと頭では分かっていても、疲れや時間の無さ、面倒くささから、掃除が後回しになってしまうことも珍しくないのではないでしょうか。

こまめに掃除をする習慣を身に付けることができるのがベストではありますが、難しい人にとってはなかなか実現できないものでしょう。

そんな掃除の中でも、最も面積が広いと思われる床掃除の仕事をロボット掃除機が代わりにやってくれるのです。

仕事から帰宅した後、床にホコリや髪の毛が落ちていないのは、精神面で地味に良い影響がありました。

整理整頓に気を使うようになる

ロボット掃除機の特性として、障害物や段差があると掃除の方向を変えるというものがあります。

効率よく綺麗に掃除をしてもらうには、そうした障害物は無いに越したことはありません。

すると、今まで何気なくそのまま置いていた通販の箱や、単純に並べていた棚の配置などを考えるようになりました。

掃除の出来るスペースがほとんどなく、あちこちぶつかって右往左往させてしまっては、それこそ購入した意味がありません。

かけた費用を無駄にしないためにも、まずは部屋の中の無駄を省くという行動につながったのです。

頻繁に人を家に招くことがある場合は別として、誰も見ていないのだからと片付けは後でもいいかと妥協が生まれやすい一人暮らしに、整理整頓のモチベーション付けができたのは大きかったです。

ちょっと自分はズボラかも…という人におすすめの効果ですよ。

ロボット掃除機と他の掃除方法を比較

ロボット掃除機を一人暮らしの環境に導入することを躊躇する理由の一つに、他の掃除方法で事足りるのではないかということがあります。

人によってはフローリングワイパーだけあれば十分だと言う人もいるほどです。

他の掃除方法の強みや弱みを見ていきましょう。

掃除機

シャープ サイクロン掃除機 ベージュ EC-CT12-C

ロボット掃除機と同じように進化を続けている掃除機。

性能や価格帯も様々な種類があり、一概には言えない面もありますが、ロボット掃除機と比べると、吸引力や価格で大きなアドバンテージがあると思います。

カーペットに奥に潜む細かいゴミやダニ、床面以外の場所、例えば棚やサッシのすき間のゴミを吸い込むのは掃除機が一番でしょう。

リーチの長さやノズルの多様性も非常に便利です。

ただ、ロボット掃除機と違い自動で動いてはくれないので、掃除をする動機がなければ宝の持ち腐れになってしまいます。

駆動音もそれなりにあり、集合住宅で夜に掃除機をかけるのは気が引けてしまうものです。

ある程度の大きさがあるので収納場所も必要になります。

フローリングワイパー

スコッチブライト フロアワイパー 伸縮タイプ+ドライシート 3枚 FW-TSS

掃除をする床面積が少なくて済む一人暮らしでは、フローリングワイパーが効率性では一番かもしれません。

ドライシートやウェットシート、さらには消毒効果のあるものや、香り付きのシートもあり、構造の単純さとは裏腹に様々な効果が期待できます。

大きさも、家具と家具のちょっとした隙間に隠せるほどのスリムさ。

さっと手に取ってすぐに掃除を始められる使い勝手の良さもいいですよね。

当たり前ですが音も静かなので、深夜でも気兼ねなく掃除をすることができます。

しかし、モーターを使いゴミを吸い込む掃除機とは違いシートの構造でゴミを吸着させるタイプなので、何か粉末の物をこぼしてしまった時は太刀打ちができませんし、大量のホコリが溜まっている場所やワイパー部分が入り込めないような狭い場所には不向き。

他の掃除方法とのハイブリッドを

一人暮らしにもぴったりなロボット掃除機ですが、他の掃除方法と組み合わせて使うのもおすすめです。

もし部屋中を上から下までくまなく綺麗にしたいのであれば、通常の掃除機と組み合わせるのが、最もくまなく掃除ができる方法だと思います。

例えばロボット掃除機に日中掃除をしてもらえれば、夜に急な来客があった場合も、慌てて掃除機をかけて周りに迷惑をかけてしまうなんてことは起こらないでしょう。

普段はロボット掃除機に床掃除を担当してもらい、時間の空いた週末などに掃除機を使って、高い所からしっかりとゴミを吸い込んでいくという方法も考えられます。

皮脂汚れや菌の除去は掃除機の不得意分野。

フローリングワイパーや水拭きでそれらを補うのもおすすめです。

まとめ

ロボット掃除機の進化のおかげで、一人暮らしでもその恩恵を受けることが可能になりました。

特性や特徴を知らないで購入してしまうと本領を発揮させられないまま後悔してしまうのはどの家電も同じ。

自分の生活習慣や住環境のことを把握してから、購入するかどうかを判断するのが大切です。

その上で必要だと思ったのであれば、一人暮らしのおうちできっと活躍してくれることでしょう。