キャリーバッグ人気メーカー10社の特徴を比較してみた!
世界中に存在する無数のバッグブランドの多くが、独自に開発したキャリーバッグを製造しています。
キャリーバッグに大切な要素は、頑丈さ、軽さ、デザイン性…などなどありますが、その特色はメーカーによって大きく異なります。
ここでは、キャリーバッグを製造している有名メーカーの中からおすすめの10社を厳選し、それぞれのメーカーの特徴を比較してみました。
是非アナタのキャリーバッグ選びにお役立てください!
購入前に知っておきたい!キャリーバッグ有名メーカーの特徴
旅行用カバンの定番・キャリーバッグを製造している会社は、世界中に100社以上あります。
キャリーバッグなんてどこのメーカーも一緒でしょ?
なんて思うなかれ。
メーカーによってそれぞれ重要視している性能が違うのです。
耐久性を重視したキャリーバッグが多いメーカー、容量が大きいキャリーバッグが評判のメーカー、軽さを意識したキャリーバッグが自慢のメーカー…などなど、有名メーカーのキャリーバッグは、それぞれ他社には真似できない要素を秘めているものなのです。
人気キャリーバッグメーカーがそれぞれどのような特徴を持っているのかを知っていれば、キャリーバッグを新調する時にきっと役立つはずです!
ここからは、世界でも人気のある高性能キャリーバッグメーカー10社の特徴をご紹介していきましょう。
1.Samsonite(サムソナイト)
Samsonite(サムソナイト)は世界ナンバーワンのシェアを誇るアメリカのトラベルバッグブランドです。
世界最大級の商品数で、どんな用途にも最適なキャリーバッグを提供してくれます。
サムソナイトのキャリーバッグは、旅行用はもちろん、ビジネス用、普段着用、お子様用など、あらゆる場面を想定して設計されており、ソフトケースからハードケースまで様々なタイプが用意されています。
また、どのキャリーバッグも驚くほど軽く、3泊までの旅行に仕える小さめのソフトキャリーなら、なんと重さたったの2.2キロしかない製品も。
長期の旅行で持ち運んでも疲れないような使いやすさがサムソナイトの魅力です。
2.THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)
アウトドア用品や登山用具の部門で世界最大手として知られるアメリカ合衆国の企業、THE NORTH FACE(ザ・ノースフェイス)も、キャリーバッグの製造を行っています。
ノースフェイスのキャリーバッグの特徴は、軽くて汚れに強いことです。
登山用品を製造している会社だけあって、特に持ち運びの軽さは重要視しているようです。
頑丈さと引き換えに重くなりがちなハードケースではなく、布製のソフトケースを採用したキャリーバッグが中心です。
布製といっても、そこはアウトドア用品の最大手です。
簡単に浸水や破れの生じる素材は使用していません。
キャリーバッグ外面には水濡れや汚れに強いポリエステルTPEファブリックラミネートなどの素材を使用しており、旅行用のキャリーバッグながらキャンプなどのアウトドアにも使用できる頑丈さを備えています。
ノースフェイスのキャリーバッグは、街歩きなど徒歩移動の多い旅行で使用する方におすすめです。
3.PROTECA(プロテカ)
PROTECA(プロテカ)は、日本のトップバッグブランドとして知られるACE(エース)のスーツケース専門ブランドとして立ち上げられました。
プロテカのキャリーバッグは、製品ごとに「剛」「量」「軽」「雅」などの称号が与えられており、それぞれが他のキャリーバッグより優れた一面を持っています。
一点突破の優れた機能性が日本のメーカーらしいですね。
特に珍しいのは、「増」の字を与えられたアコルデ2というモデルのキャリーバッグ。
なんと、入れる荷物の量によってキャリーバッグの大きさが変わるのんです。
荷物の少ない時はスマートモードで運びやすく、お土産などを入れて荷物が多くなったときは容量が1.5倍になるエキスパンデッドモードに。
行きと帰りで荷物の量が変わる時には、変形できるキャリーバッグ、アコルデ2が真価を発揮します。
4.TUMI(トゥミ)
TUMI(トゥミ)はアメリカに本拠地を置くバッグメーカーです。
日本にも子会社のトゥミジャパンがあるので、国内でもトゥミの製品を購入することができます。
トゥミはビジネスバッグで有名な会社で、キャリーバッグの分野でもビジネスで使えるようなデザイン性の高い製品が多いのが特徴です。
製品の多くは黒や紺を基調とした落ち着いたデザインなので、ビジネスパートナーに見せても恥ずかしくありません。
トゥミのキャリーバッグは出張などビジネス関連の遠出で使うのにおすすめです。
5.innovator(イノベーター)
innovator(イノベーター)はスウェーデンの北欧家具ブランドです。
スウェーデンの国旗をモチーフにした高いデザイン性を武器に、キャリーバッグの分野にも登場しています。
イノベーターのキャリーバッグはポップなカラーが印象的。
ソフトケースタイプのキャリーバッグも製造していますが、イノベーターのデザインが好みならハードケースタイプがおすすめです。
もちろんデザイン性だけでなく、TSAロックを採用した防犯性の高さや、軽く動かせる走行性も魅力です。
6.Pathfinder(パスファインダー)
Pathfinder(パスファインダー)はアメリカのバッグブランドです。
創業者は旅行カバンを製造する中で、「旅行中のカバンの破損ほど旅行を台無しにしてしまうことは無い」と考えるようになり、航空会社の乱暴な扱いにも耐えうるようにと設計されたパスファインダーの製品は、ソラシドエアー、ANAなどの航空会社でも正式採用されるなど、航空業界から高い評価を受けるようになりました。
パスファインダー製のキャリーバッグは見た目こそシンプルなソフトキャリーですが、通常のナイロンの5倍の耐久性と耐摩耗性を持つバリスティックナイロンで作られており、その強度は航空業界の折り紙つきです。
シンプルなデザインからは想像もつかないほど頑丈なパスファインダーのキャリーバッグは長距離の移動にも耐えてくれます。
この頑丈さこそが、創業者の想いを受け継いだ現代技術の結晶なのです。
7.Rimowa(リモワ)
Rimowa(リモワ)はドイツのスーツケースメーカーです。
バッグ業界では、リモワのスーツケースを「キングオブスーツケース」と呼ぶほど、質の高い製品を作る会社です。
1950年代からデザインをほとんど変えずに作り続けている高強度のジュラルミン製スーツケースは、高品質の証。
ジュラルミン製のボディは小さな傷こそつきやすいものの、見た目以上に軽くて頑丈です。
小さな傷は旅の思い出として、まるで育てるようにジュラルミンケースを使い込む愛好家も多いのだとか。
歳を取っても長く使い続けたいという方にはジュラルミン製のキャリーバッグがおすすめですね。
8.American Tourister(アメリカンツーリスター)
American Tourister(アメリカンツーリスター)は、「より丈夫で、より機能的で、より美しいデザイン」をポリシーに掲げたアメリカの旅行用品メーカーです。
旅行カバンの部門でサムソナイトに次いで世界第2位のシェアを誇り、アメリカでは知らない者のいない大手企業です。
1933年創業の老舗で、キャリーバッグが現在のような形になる前から様々なデザインと機能性を備えた製品を開発してきました。
いわば、現在のキャリーバッグの生みの親とも言うべき豊富な経験が、旅行者に最適な製品作りに役立っています。
全般的に高い品質を備えたキャリーバッグは、老若男女問わず様々な層に愛用されています。
キャリーバッグ選びに迷ったらアメリカンツーリスターの製品を買っておいて間違いはないでしょう。
9.SANCO(サンコー)
明治26年創業の日本最大手のバッグメーカーです。
キャリーバッグの分野においては、軽さや頑丈さといった要素を備えつつ、日本での使用に適した機能を持った製品を作っています。
コインロッカーに入れることを想定したサイズのキャリーバッグや、愛知県の工場で職人がひとつひとつ作り上げたキャリーバッグなど、日本らしい細かな気配りの製品が特徴です。
国産の商品に限って探したいという方は、サンコーのキャリーバッグがおすすめです。
10.hands+(ハンズプラス)
最近人気になってきたのが、東急ハンズのオリジナルブランド、hands+(ハンズプラス)のキャリーバッグ。
世界のなみいる大手メーカーに負けず、なんと年間2万台以上売れているそうです。
見た目はごく一般的なデザインのキャリーバッグですが、軽くて使いやすい造りは雑貨販売のノウハウを持つハンズならでは。
値段も一般的なキャリーバッグにくらべてややリーズナブルで、東急ハンズで購入できるので手に入れるのが容易なのも人気の秘密といえるでしょう。
特にキャリーバッグへの熱いこだわりが無ければ、ハンズプラスのキャリーバッグが機能性と値段の両面からベターかもしれません。
まとめ
同じキャリーバッグでも、メーカーによって大きな特徴の違いがありました。
アウトドア用品を製造しているメーカーでは頑丈さを、家具を製造しているメーカーではデザイン性を、日本の企業は使いやすさを…と、それぞれが独自の方向に進化を遂げているようです。
どのメーカーのキャリーバッグが一番おすすめか、とは断言できませんが、今回ご紹介した10社の製品なら、どれを選んでも間違いないと思います。
自分の旅のスタイルに合ったキャリーバッグを探してみてくださいね!