スーツケーズの最適な素材とは?人気素材5選とおすすめのスーツケースメーカー
LCCの増加数に伴い、数日の休暇や週末を利用しての海外旅行も右肩上がりです。
そこで、必要不可欠になってくるのはスーツケースです。
飛行機での旅行になると、旅行バックに対しての安全性や携帯性のレベルはおのずと上がります。
スーツケースは決して安い買い物ではありませんから、それぞれの種類やそれに伴うメリットデメリットをよく理解しておきたいものです。
ここでは、人気のスーツケースで人気の素材にスポットをあて、それぞれの素材でおすすめのメーカーも紹介していきます。
おすすめするスーツケースは容量が約50ℓのサイズの価格を紹介しています。
アルミニウム
最初に紹介する3つの素材は、一般的にハードケースと呼ばれる種類になります。
ハードケースはその名の通り、固い素材で衝撃には強いので耐久性があります。
その中でも、アルミニウムでできた素材のスーツケースの一番の特徴は、その軽量さです。
テレビでもよく見る、札束が詰め込まれたジュラルミンケースもアルミニウムを使ったケースです。
見た目も高級感があるのでとっても人気がある素材です。
耐久性も高く、仮に一部がへこんだとしても、そこからさらに傷やへこみが大きくなるという事はありません。
これが、プラスティックやナイロン系の素材だと、傷口やへこみから一気に耐久性が低下してしまうという事もあります。
さらに、アルミニウムのスーツケースの傷は、それ自体がファッション性を高めてしまう事も人気の要素の一つです。
一度買うと一生ものともいわれるのですが、ただ一つのデメリットは価格が高いという事です。
下記におすすめのアルミニウムを使ったスーツケースを紹介しますが、若干高めです。
価格が高い事を除けば、軽く丈夫でスタイリッシュで、時代に関わらず長く使えるスーツケースです。
RIMOWA ZRシリーズ男の憧れ
1950年からの製造、販売で歴史と実績に裏打ちされたスーツケースのメーカーです。
男性、特にビジネスシーンで活躍する人からの根強い人気があり、RIMOWAのスーツケースを持つ事は一種のステータスともされています。
価格は最低10万円からとかなりの高額になりますが、一生使えるスーツケースになるのは間違いありません。
ポリカーボネート
ポリカーボネートもハードケースに分類されますが、金属ではなく熱可塑性プラスチックに分類されます。
この素材は、耐久性、耐熱性などが優れていて、次に紹介するABS樹脂のワンランク上の素材です。
軽い上に丈夫なため、スーツケースの表面を極限まで薄くできます。
あまりにも薄いため押すとすぐにへこんでしまいますが、すぐにもとに戻ります。
多少の衝撃ではへこんだり傷ついたり、割れたりする事はありません。
その強度と軽さから、スーツケースの他に車や飛行機、工業製品の部品にも使用されています。
プラスティックを素材としたスーツケースでは最高級なのですが、ABS樹脂よりも少し値段が高価です。
購入の際の気をつけておきたいのが、見た目が同じに見えますが品質の良くないポリカーボネートを使った製品も売り出されていることも多くなってきている事です。
ポリカーボネートのスーツケースの購入を予定しているのなら、ある程度有名メーカーのものを購入した方がいいでしょう。
Samsonite cubeやはり王道サムソナイト
スーツケースと言えばサムソナイトと言われるほど、信用性の高いメーカーです。
世界各地で販売を展開しており、スーツケースのシェア率は世界で常に上位です。
高品質のポリカーボネートを使用していて、実用性と重視したシンプルなデザインでありながらも高級感を感じさせるスーツケースです。
価格は3万円前後です。
ABS樹脂
ABS樹脂もポリカーボネートと共に熱可塑性プラスチックの一種に分類されています。
ポリカーボネートに比べると強度では劣りますが、普通に使っている分にはなんら問題はないでしょう。
さまざまな素材が開発される中、衝撃度や強度、耐熱のレベルが劣っているとみなされながら、今でも根強い需要がある理由はその価格の安さです。
さらに、その加工性の良さも人気がある理由の一つとなっています。
色やデザインなどを流行に合わせて自由に変化させ、価格も抑えられる事から利益を上げやすいようです。
現在では、ABS樹脂とポリカーボネートを混合させた樹脂を使ったスーツケースも多くなってきています。
含有率によって重さと価格が変化しますが、その割合が表示される事は少ないようです。
そんなに旅行に行かない、スーツケースにそんなにお金をかけたくないが、ある程度いいものが欲しいという人は、混合樹脂のスーツケースを選択肢に入れる事もできるでしょう。
innovator 家具メーカーが作るスーツケース
北欧のフィンランドが発祥の家具なども販売しているメーカーです。
北欧の国旗がモチーフのデザインで、そのシンプルさとスタイリッシュなフォルムから人気が爆発しました。
素材は、ABS樹脂とポリカーボネートの合成樹脂で、強度と価格のバランスがとてもいいスーツケースです。
価格は、2万円代後半です。
ナイロン・ポリエステル
これらの素材を使ったスーツケースは、ソフトケースという分類になります。
ナイロンやポリエステルは、衣服やスポーツバッグにも使用されているので想像しやすいでしょう。
もちろん、強度や耐久性はハードケースに比べると大きく劣ることになります。
年月とともに劣化しやすく防水性もないので、外で使う場合には防水処置を施す必要があります。
また、衝撃に弱いという事も知っておくべき事です。
特に海外では、日本のように丁寧に荷物を扱ってもらえない事がほとんどです。
中に壊れやすいものを入れる時には、共に保護材も入れておかなければなりません。
ナイロンやポリエステルを使ったスーツケースのメリットは、軽さと価格です。
また、この種類のソフトケースは片開きで、荷物をたくさん入れられることもメリットの一つでしょう。
dakine ハワイ生まれのブランド
素材はポリエステルが使用されています。
サーファーやスポーツをする人のために設計されていて、収納ポケットが多いのが特徴です。
価格も2万円弱と一番お手軽な値段設定です。
バリスティックナイロン
ナイロンの一種でソフトケースに分類されます。
ですが、このバリスティックナイロンはナイロンの数倍の強度を持つとされている素材です。
防弾チョッキにも使用されているとの素材で、ナイロンより強く軽いのが特徴です。
価格はハードケースよりも高くなることも多いですが、耐久性に優れています。
この素材は軍にも用いられている事から、防犯性が高いと評判です。
つまり、何か不測の事態が発生した場合でも、バリスティックナイロンを使ったスーツケースがあれば身を守るのにも役立つという事です。
下記に紹介するメーカーはソフトケースの概念を覆したと言われるほど、質の高いソフトケースを販売しています。
pathfinder ナイロン製でも超高機能
パスファインダーはアメリカのバッグブランドです。
パイロットやCAなどの空港関係者への支給品として使用されていることからも、その信頼性がうかがえます。
素材はナイロン製ですが、内部のばねにより容量が拡張できるなど多機能のスーツケースです。
価格は4~5万円とナイロン製では高額の部類です。
また、有名なメーカーとしてはTUMI(トゥミ)も、バリスティックナイロンを使ったスーツケースを販売しています。
まとめ
スーツケースに何を求めるかで、それに適した素材が変わってきます。
さらに、どれくらいの頻度で使うのか、どれくらいの期間使いたいのかによっても変わってくるでしょう。
旅行で使うスーツケースは、旅の思い出を作り、思い出すための重要なアイテムにもなります。
荷物が入ればいいという考えで購入するのもいいですが、スーツケース選びから旅を楽しむというのもいいかもしれません。