ソフトタイプのスーツケースのメリットとデメリット、その対策は

スーツケース

スーツケースの購入の時に悩むのが、ソフトタイプにするかハードタイプにするかですね。

スーツケース売り場で悩んでいる人も、結構このタイプをどちらにするかで時間をかけている人が多いようです。

実際どちらにも一長一短ありますので、こちらが絶対ということは言えません。

また渡航先によっても、ふさわしいタイプがあるのです。

ここでは特にソフトタイプのメリットとデメリットその対策法を、上げていきましょう。



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スーツケースはソフトもハードも一長一短

スーツケースの素材を見ていると、一目瞭然なのが素材の違いです。

叩くと、コンコンと音のするようなハードタイプと、布の質感のあるソフトタイプですね。

見た目はしっかりとしたハードタイプに、特に日本人には人気があるようです。

レンタルなどでも、ハードタイプが主流です。

実際筆者も、右も左も分からない最初の海外旅行の際は、勧められるままにハードタイプのスーツケースを購入しました。

本当に丈夫なスーツケースだったので、度重なる渡航にも壊れること無く付き合ってくれました。

しかし本体は無事でもキャスターが壊れてしまい、大型だったので運ぶのに苦労して、結果買い替えたのです。

何しろハードタイプは素材のせいで重く、特に筆者のものは古いハードタイプでしたから、自重だけで7キロありました。

キャスターが壊れれば、動けなくなって当たり前ということです。

で買い替えたのが、ソフトタイプでした。

これは軽くてお気に入りで、しかし本体に破れが出来てお払い箱になりました。

とは言っても、5年位は使用できたのですから、そんなに弱いとも言えませんね。



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ハードタイプのスーツケースは何より強い

ハードタイプのスーツケースが人気の理由の1つは、衝撃に強いということです。

大事な中身を壊したくない壊されたくないという場合、ハードな素材なら危険は低くなります。

また一時、空港でのスーツケースからの荷物抜き取りという事件が、多発したことがあります。

スーツケースの本体を裂いて、中身を抜き出すという事件が、各空港で多発したのです。

このような場合でも、ハードタイプなら心配がないと、それの人気の理由です。

セキュリティに気を使う日本人としては、この辺り見逃せないということで、ハードタイプに人気が集中するのですね。

それに加えて、急な天候の変化に対しても、雨に強いということでソフトタイプを引き離します。

人気が出て当然ということです。

ソフトタイプにもメリットは多い

とは言うものの、ソフトタイプにも大きなメリットもあります。

まずは素材のおかげで、軽量だということです。

近頃ハードタイプのスーツケースも、軽量化が図られていますが、それでもなおソフトタイプにはかないません。

力に自信のない人には、ソフトタイプがおすすめです。

また安全の面ですが、意外とソフトタイプのほうが盗難に会わないということもあります。

今ではそれほどでもありませんが、一時の金持ち日本人の伝説はまだ有効なのです。

日本人はカモ、という風潮もまだ健在です。

そして日本人の荷物は、まずハードタイプのスーツケースだと言うのも、これよく知られていることなのです。

ソフトタイプどころか、ビニール素材のスーツケースで何十回も太平洋を旅した筆者ですが、その間1回も盗難にあっていません。

まあよほど、金のない人間の荷物に見えたのも、事実でしょうね。

ソフトタイプのスーツケースのデメリットと対策法

とは言うものの、やはりデメリットは見逃せないものです。

ちょっとした工夫でそれも回避できますので、回避法も合わせてご紹介します。

衝撃に弱いので中身の安全が保証できない

特に海外の空港での荷物の取り扱いについては、乱暴だと言って過言ではありません。

力持ちの空港職員が、ポイポイと荷物を放り投げてはばかりません。

中に精密機器など入れている場合、ゾッとする人も多いはずです。

ハードタイプでもこれ、かなり危険ですのでソフトタイプなら運任せ、になってしまいますね。

もうこれについては、対策は1つです。

壊れ物は手荷物にして、機内持ち込みすることですね。

もともとパソコンなどの精密機器や、壊れ物の貴重品などは預け荷物にしないほうがおすすめなのです。

重いから、邪魔になるからと無精して預け荷物に入れないようにしたほうが、どのみち安全だということです。

雨に弱い濡れやすい

ハードタイプのスーツケースの場合、雨に対して強いという特徴があります。

対してソフトタイプの場合、その素材もですがファスナーでの開け締めということで、ファスナー部分からの水の浸入の可能性が出てきます。

ハードタイプでもファスナー使用の場合は勿論、同じ問題が出てきますね。

これに対しては最も面倒がないのが、防水スプレーの使用です。

あまり効果は期待できませんが、無いよりはずっとマシです。

またレインカバーの用意で、雨をかなり防ぐことも出来ます。

スーツケースやキャリーバッグ用のレインカバーも出ていますので、サイズを間違えないように購入して下さい。

小さいと入らないし、大きいと邪魔になるし雨も入ってしまいます。

ケースは濡れても良い、中身だけが濡れなければそれでいいと言う場合は、中身を全てビニールに包んで入れるのもおすすめです。

大きなビニール袋に、幾つかに分けて入れるだけです。

移動の朝すでに雨の場合は、この手が一番ですね。

まあ昨今のソフトタイプはいろいろな素材があり、しっかりとした素材が使われていれば、少しの雨ならしのげます。

撥水加工もされているものが多いので、土砂降りでない限り、長時間の移動でない限りは何とかならないこともありません。

布地を切り裂かれて盗難にあう

これが多分、ソフトタイプを使用するのをためらう、最も大きな理由だと思われます。

実際そういった事件は、昔も今も世界の何処かで起きています。

ただ筆者の経験からすると、古くてボロいソフトタイプのスーツケースは、あまり狙われないという感じですね。

大したものは入っていないだろうと、そう思われているようです。

筆者の場合実際、大したものは入っていません。

セキュリティ的に心配な場合、それこそ大事なものはスーツケースに入れないで置くのが、最もおすすめです。

筆者のスーツケースも破かれたりしたこともありますが、ハードケースと違ってソフトな布製だったので、ガムテープで補修して旅を続けたこともあります。

勿論貴重品は入っていませんでしたから、何も無くなっていませんでした。

勿論被害にあうこともありますが、貴重品だけ入れないということを守っていれば、大きな被害にはなりませんし、保険での補填も出来ます。

ソフトタイプは実際あまり見かけない

本当に日本で、スーツケースを扱っている店を見てみると、ハードタイプのスーツケースばかり目に付きます。

筆者はソフトタイプのスーツケース使用なので、海外で買い替えをしています。

選択肢が日本だとどうしても、数が少ないので限られるからです。

重い荷物がきつくなってきたということもありますし、ソフトタイプのほうが海外で浮かないという感覚もあります。

欠点やデメリットももちろんあるソフトタイプのスーツケースですが、ちょっと工夫したり発想を変えたりすると非常に使い勝手のいいものだと、実感できます。

メリットに興味がある場合、ソフトタイプもつぎの選択肢に入れてみて下さい。

まとめ

軽いのが何よりだと、近年思い始めた筆者です。

最初の海外旅行の時には、スーツケースの自重も合わせて、20キロの荷物を運んでいました。

今ではそれだけの重さ、チェック心の時にベルトコンベアに乗せるのも辛くなりました。

もうソフトタイプのスーツケース以外、使えない気分です。

色々と欠点はありますが、それでも使い勝手についてはかなりハードタイプを凌ぐ点もあります。

メリット・デメリット合わせて、次の購入の時の視野に入れてみて下さい。







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