トレイルランニングでバックパックを揺らさないためには?注意したい4つのポイント
アスファルトの道路ではなく、山道や林道などを走ることになるトレイルランニングでは、バックパックの揺れに注意しなければなりません。
あまり足場がよくないところもあったりするので、バランスを崩しやすいようなものでは、転倒してしまう可能性が高くなるのです。
では、揺らさないための注意点について、詳しく説明していきましょう。
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ちょうどよい容量を選ぶ
トレイルランニングでバックパックが揺れることを防ぐなら、容量は慎重に考えて選ぶようにしましょう。
よく考えないで適当に選んだりすると、揺れる原因をつくってしまうことがあります。
そこで重要になるのが、大きすぎるものを選ばないことです。
たっぷり容量のあるバックパックは、荷物をたくさん入れることができるため、一見すると便利そうですが、安易に大きいものを選ぶと失敗してしまいます。
なぜなら、広いスペースをうまく使いきることができず、余ってしまうことがよくあるからです。
そうなると、バックパックの安定性にもかなり影響してきます。
中の荷物が走る度に大きく動くため、ユサユサと揺れてしまう可能性が高いのです。
そんな状態では、走ることに集中できません。
足場の悪い場所を駆け抜けるときなどは、かなり邪魔になってしまいます。
バックパックのバランスを崩さないためには、なるべくちょうどよいサイズを選び、荷物が踊らないようにしてください。
走るときのことを考える
スペースが余らない適度な大きさのバックパックを購入するためには、なんとなく決めてしまうのではなく、走るときのことをしっかり考えてみてください。
例えば、本格的なトレイルランニングではなく、あくまでも練習することが目的であれば、小さいバックパックでも特に問題はありません。
必要最低限の荷物を詰め込むだけなので、5Lくらいの容量でも便利に使うことができるのです。
しかし、長い距離を走るときは荷物も増えるので、あまり小さいものだと足りなくなる可能性があります。
水や食料だけでなく、雨具なども入れておく必要があるため、10~15Lは欲しいところです。
また、冬は防寒着も入れたくなるので、20Lくらいあるとかなり助かります。
このように、走るときのことをよく考えてみると、自然にちょうどよいサイズがわかってくるものです。
そのため、失敗しないためには、デザインや値段だけで決めてしまうのではなく、目的もきちんと考慮に入れてください。
目的に合わせて選べば、自分にぴったりなバックパックを選ぶことができます。
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ベスト型を選ぶ
トレイルランニングのためのバックパックは、大きく2つの種類に分けることができます。
それが、リュック型とベスト型です。
リュック型は、登山や旅行などでもよく使われる一般的なリュックの形になります。
ベスト型というのは、背負うというより着るという感覚に近いものであり、リュック型よりもぴったりと背中に密着するようになっています。
そのため、なるべく揺れないことを優先するのであれば、ベスト型のバックパックを選んでおくようにしましょう。
体にしっかりと密着するベスト型なら、体の一部になったように安定するため、ほとんど揺れることがありません。
それなら、快適なトレイルランニングができるのです。
通気性もよい
バックパックが体に密着するとなれば、蒸れが気になってしまうものです。
走っているときは汗をたくさんかくので、背中にぴったり貼りついていると、かなり蒸れてしまいそうで不安になります。
しかし、ベスト型のバックパックは、その点の対策もしっかり行われているため、心配する必要はありません。
背面にメッシュ素材を使用しているものがほとんどなので、通気性が確保されており、運動で汗をかいても、不快感を抑えてくれるのです。
そのため、バックパックを揺らさないためには、安心してベスト型を選んでください。
フィットするものを選ぶ
バックパックが揺れないようにするなら、背負ったときの隙間に注意してください。
肩や背中に隙間ができるようなものは、きちんと安定しないため、どうしても動いてしまいます。
無駄な動きを減らして揺れを防ぐのであれば、体にフィットするものを選ぶことが大切です。
ベスト型のものから探せば、リュック型よりは合うものを見つけやすくなりますが、それでも油断してはいけません。
たとえベスト型であっても、すべての人の体格に合うわけではないため、どうしても隙間ができてしまうことはあります。
そのため、ベスト型であることに安心して、フィット感の確認を怠っていると、失敗してしまうこともあるのです。
確実に揺れを防ぐのであれば、本当に自分の体に合っているか、必ず確かめてから購入するようにしてください。
フィッティングをする
バックパックが自分の体に合っていることを確かめるには、フィッティングが欠かせません。
実際に背負ってみることで、本当にぴったりなものを見極めることができるのです。
そのため、できるだけ店舗で選び、その場で試して見ることをおすすめします。
フィッティングで注目しておきたいのは、肩のショルダーストラップです。
ショルダーストラップが浮いてしまうようなものは、どうしても動きやすくなってしまうため、揺れを防ぐことはできません。
しっかりフィッティングを行い、隙間ができないものを選びましょう。
また、背中のチェックも忘れないでください。
体のラインに沿って密着していれば問題はありませんが、背中に隙間ができていると安定しません。
うまくフィットしないものは、肩に余計な負担をかけることも多いので、長く背負っていると疲れてしまいます。
そうしたデメリットを防ぎ、快適にトレイルランニングをするためにも、できるだけ隙間が少ないものを見つけましょう。
背面ポケットに注意
バックパックの背面ポケットは、とても便利なものです。
いちいち本体を開けなくても、そのポケットに手が届けば、簡単に必要なものを出し入れすることができます。
ただし、バックパックを揺らしたくないなら、入れるものはきちんと選ぶようにしましょう。
便利だからいって、何も考えずにただ詰め込んでしまうと、ポケットに引っ張られて重心が下がります。
そうなると、安定性が低下するため、バックパックが揺れやすくなってしまうのです。
無駄な揺れを防ぐためには、バックパックのバランスに影響しないものを入れるようにしましょう。
重いものは避ける
バックパックを安定させて揺れを防ぐのであれば、背面ポケットに重いものは入れないでください。
ずっしりと重みのあるものを入れてしまうと、その重量でポケットが引っ張られ、バックパックの重心が下がります。
普通に背負ってぴったりフィットするものでも、ポケットに重いものが入っていると、合わなくなることが多いのです。
また、それほど重くないものでも、大量に詰め込んだりすると、結果的には重くなり、揺れの原因になる可能性があります。
背面ポケットは確かに便利ですが、何を入れてもよいわけではないので、荷物はよく考えて選ぶようにしましょう。
まとめ
トレイルランニングでバックパックが無駄に動くと、とても走りづらくなってしまいます。
揺れが気になって集中できなかったり、余計なストレスがたまったり、デメリットも多く発生してしまうので、揺れはできるだけ抑えておかなければなりません。
そのためには、ここで紹介したポイントをチェックしてください。
体にフィットするバックパックを適切に使えば、しっかりと揺れを防ぐことができます。