バックパックのフィッティングで注意することは?失敗しないための5つのポイント
バックパックを選ぶときは、デザインや値段だけで安易に決めてしまうのではなく、きちんとフィッティングを行うべきです。
試しに背負ってみることで、本当に自分に合っているかどうか、確かめることができるのです。
それなら、買ってしまったあとで後悔することはありません。
ただし、フィッティングをするのであれば、適当に試すのではなく、ポイントを押さえた的確なフィッティングをするようにしましょう。
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背面長が合っているか
バックパックのフィッティングをするなら、なんとなく決めるのはおすすめできません。
せっかく背負って確かめるのであれば、そのバックパックが自分の体にきちんと合っているか、細かくチェックしてから決めるようにしましょう。
そのために注目しておきたいのが、背面長です。
バックパックの背面の長さは、バックレングス、またはトルソーと呼ばれることもあり、フィッティングの基本となるポイントになります。
もし背面長が自分の体に合わなかった場合は、ウエストハーネスが適切な位置になりません。
背面長が長すぎるものは、腰よりも低い位置になり、逆に短すぎるものは、腰よりも高くなってしまうのです。
そんなことでは、バックパックを快適に使うことができません。
登山や旅行を楽しむためにも、フィッティングでしっかり確認しておくようにしましょう。
誰かに見てもらう
バックパックの背面長が合っているかどうか、自分でよくわからないようなときは、店員や一緒にいる友人などに声をかけて、見てもらうようにしましょう。
背面長は、うつむいたときの首の後ろの出っ張りから、まっすぐ腰骨まで下がったときの長さになります。
そこにぴったり合うようなら、使いやすいバックパックということです。
とはいえ、背中のことなので、なんとなくわかるような気はしても、不安になってしまうことがあります。
鏡を見ればだいたいわかる場合もありますが、確実に適切なものを選ぶためには、誰かに協力してもらいましょう。
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ウエストハーネスが締まるか
バックパックのフィッティングでは、ウエストハーネスの締まり具合も重要になります。
ウエストハーネスがきちんと締まらないようなものは、背負ったときにデメリットが発生してしまうのです。
バックパックは、肩のショルダーハーネスだけでなく、腰のウエストハーネスもしっかりと締めることで、重さを分散できるようになっています。
ショルダーハーネスだけだと、重さが肩だけに集中することになり、荷物の重量によっては食い込んで痛くなることがありますが、ウエストハーネスがあれば、そのようなことはありません。
ショルダーハーネスとウエストハーネスの2か所で重さを分けることで、偏りを防ぎ、体への負担が軽減できるのです。
しかし、ウエストハーネスをよく見ておかないと、その効果が期待できなくなってしまいます。
短いものだと、きっちり締めることができず、せっかくついているウエストハーネスが使えなくなってしまうのです。
逆に、長すぎるものだと、ゆるいために重さを支えることができず、絞めていても本来の役割を果たせない可能性があります。
そうした失敗を避けるためにも、フィッティングでしっかりと締められることを確かめて、それから購入するようにしてください。
細かいポイントも忘れずに
ウエストハーネスは、短すぎたり長すぎたりしないものを選ぶべきですが、それだけでなく、薄さや細さ、硬さなどもよく見ておいてください。
ベルトがナイロンのような薄いものだと、荷物の重量を支えられなくなることがあります。
また、あまり細いようなものも、重さをしっかり支えるためには、少し不安を感じてしまうものです。
そんなときは、なるべく厚みがあり、ある程度太くなったものを選んでみましょう。
しかし、いくら安定性が高くても、硬いベルトのために痛みを感じるようでは、快適に使うことができません。
そのため、締めたときに違和感がなく、長く背負っていられるような柔らかさにも注目してみてください。
バックパネルとの間に隙間がないか
バックパックのフィッティングでは、背負ったときの隙間の有無をチェックすることも大切です。
背面長が合っており、ウエストハーネスをきっちり締められたとしても、背中が妙に空いているようでは、自分に合っていることにはなりません。
本当に自分に合っているバックパックは、背中とバックパネルとの間に余計な隙間ができないものです。
もし隙間ができている場合は、後ろへ傾いてしまい、バランスをとることが難しくなってしまいます。
そうならないためには、フィッティングのときに、隙間ができていないことをしっかり確認しておいてください。
背中にぴったり合うものなら、快適に背負うことができます。
重りを入れる
バックパックのフィッティングをするときは、その中身にも注意してください。
何も入っていない空のバックパックでフィッティングをすると、実際に旅行や登山で使うとき、「最初からこんな感じだったかな?」と違和感を覚えることがあります。
空の軽いバックパックと、荷物を入れて重くなったバックパックでは、たとえ同じものであっても、違うもののように感じてしまうのです。
そのため、フィッティングをするときは、店員に声をかけて重りを入れてもらってください。
重りを入れることで、実際に使うときの状態に近づけることができるため、ギャップを抑えることができます。
より正確に
重りを入れて、実際に使うときに近い状態でフィッティングを行うと、自分に合ったものをしっかりと見分けることができます。
例えば、空の状態で背負ったときは使いづらく感じたとしても、重りを入れた状態で背負ってみると、「以外に大丈夫そう」と感じることがあります。
また、空の状態ではぴったりだと思ったものでも、重りを入れたあとでは、「どうもしっくりこない」と感じることがあるのです。
このように、重さが変わるだけでも、背負ったときの感覚はかなり違う場合があるので、失敗を防ぐためには、重りを軽く考えてはいけません。
重りを入れてフィッティングした方が、確実に自分に合ったものを見極めることができるのです。
いくつか試してみる
バックパックをしっかりフィッティングして選ぶときは、ひとつだけで即決するのではなく、似たような他の商品も試して見ることをおすすめします。
もしその店の中によいものがなかった場合は、別の店の商品を試してみるのもアリです。
特に、初めてバックパックを選ぶときは、いろいろと試してみた方が、本当に自分に合ったものを見つけやすくなるので、積極的にフィッティングを行うようにしましょう。
最初に選んだものが合っているように感じていても、他のものを試してみることで、さらによい商品に出会えることがあります。
また、いくつか試してみるうちに、どんなものが自分に合っているのか、はっきりわかるようになります。
そのとき、店員さんからアドバイスをもらいながら選ぶようにすると、より知識を深めることもできるのです。
もちろん、最初に手に取ったものが最適である可能性もありますが、可能であれば、いろいろ試してじっくり検討してみてください。
まとめ
バックパックを選ぶときのフィッティングは、面倒に感じて省略してしまう人もいますが、失敗しないためには、しっかり行うことをおすすめします。
背面長が合っていなかったり、隙間が合ったりするようだと、せっかく買ったバックパックを快適に使うことができません。
お金を無駄にしないためにも、フィッテイングをして慎重に選び、間違いのない買い物をしていきましょう。