リュックタイプのビジネスバッグって使いやすそうだけど、利点は?
ビジネスバッグ、特に男性用の物をイメージした時、どんなバッグを連想するでしょうか。
多くの人が、きっちりとした四角い形の手持ちのバッグを頭に思い浮かべるのではないでしょうか。
実際、書類の保護やパソコンの収納など考えますと、この手のかっちりしたバッグが最も適しているでしょう。
しかし残念ながら、持ち歩くと言う場合にいささか面倒だと言うのも事実です。
それを解決してくれるのが、リュックタイプのビジネスバッグです。
ビジネスバッグの素材は
ビジネスバッグの素材が皮だったのは昔の事、今では大きく分けでも3種類のタイプがあります。
アタッシュケースタイプのビジネスバッグ
アタッシュケースと言えば、ちょっと格好のいいアルミなどで出来たケースだと、すぐに思い浮かぶでしょう。
アタッシュケースも勿論、ビジネスバッグの一種です。
素材がアルミなどで出来ていますので、重要書類など持ち運ぶには便利ですが、ちょっと仰々しい感は否めません。
銀行や警備会社のガードマンが、お札を運ぶのに使用していたりもしますね。
鍵もきっちりとかかるので、防犯面でも安心なバッグです。
しかしちょっと持ち歩きづらく、しかも硬い素材なのでイメージ的にも硬すぎると、あまり普通のビジネスマンが使用している姿は見かけません。
同じ形の物でも、近頃多く出ているナイロン製の物や古くからある革製の物が、使いやすく普及しているようです。
満員電車などでもみくちゃにされた時でも、アタッシュケースなら中身は安心なのですが、他の乗客の脚に当たって痛い目を見せたりもします。
それで相手からにらまれた、等と言う経験のある方もいないでは無いでしょう。
今の世の中、普通に使うにはナイロン製などの方が、機能的にも利用しやすいとみていいでしょう。
ナイロン製や革製の手持ちのバッグ
古くからビジネスバッグ、昔の言い方で言えばサラリーマンの通勤カバンは革製の物でした。
しかし手入れも少々面倒で、しかもそれなりの自重もあることから、現在ではナイロン製の物が主流になってきました。
値段的にも差がありますから、その面でもナイロン製のビジネスバッグが多くなってきたのも、頷けますね。
また近頃販売されているナイロン製のバッグは、非常に機能性が高いので使いやすく出来ています。
小分け用のポケットの多さにしても、ペン差しが出しやすい場所にあることも、外ポケットに出し入れの多い小物を収納できることも、機能性バッグの特徴です。
加えて現在のビジネスマンの必携、パソコン収納もしっかりできるようなサイズと区分け、緩衝材の完備など至れり尽くせりです。
ステータス的には革製の物に軍配が上がりますが、機能的にはナイロン製の物の圧勝かもしれません。
とは言ってもこれら手持ちのバッグの場合、それでも持ち運びと言う点でいささか難があるのも事実です。
ナイロン製ビジネスバッグの普及のおかげで
アルミ製や革製の場合どうしても、手で持って運ぶタイプのバッグになりますが、ナイロン製はそれ以外の使い方も出来るように工夫がされています。
2Wayや3Wayの使用が出来るようになったことが、ビジネスバッグのあり方を大きく変えました。
特にリュックタイプは、利点が多いので幾つかそれをご紹介しましょう。
リュック型のバッグは事故も軽減
持ち手を手で握って運ぶのが当たり前だったビジネスバッグですが、ナイロン製になってからもっと楽に運べる様に工夫がなされました。
所謂、2Wayや3Wayのバッグの登場です。
肩掛けや背負い紐を装着することによって、ショルダーバッグやリュックとしても使用できるタイプが出てきました。
このタイプはさすがに、革製のものだと見かけません。
ナイロン製の物の自重の軽さなどがあって、初めて可能になった形と言っていいでしょう。
まあフォーマルを代表する革製品で、ショルダーはともかくリュックはいささかイメージしづらいと言う事もありますね。
しかしこのショルダータイプやリュックタイプは、それまでのビジネスバッグの、持ち手を握ると言う必要から片手が常時ふさがる、と言う欠点をカバーしてくれました。
特にリュックタイプの場合、完全に両手がフリーになります。
実はこの、移動時に両手が使えると言うのは、防犯的にも事故を防ぐためにも必要なことでもあるのです。
例えば躓いて転んだ時でも、手が使えれば大きな怪我にならずに済みます。
これは意外と考えていない方も多いでしょうが、両手がふさがっていたりすると頭から突っ込んで、等と言う事もあるのです。
この一点からも、両手が自由になるリュックタイプは、安心して使えると言う事になります。
移動の時のスマートさ
ビジネスバッグを片手に移動と言う時に、タクシーなどで楽々移動なら問題はありません。
しかし電車を乗り換えて次にまたバスで、等と言う場合この片手持ちのバッグが段々辛くなってくるのは、誰でも同じことです。
途中で立ち止まって持ち手を変えたり、電車の中で床に置いたり等と言うのは、ちょっとスマートさに欠けるかもしれません。
ショルダータイプやリュックタイプなら、重さの感覚も段違いなので移動時にも格段に楽に運べます。
特に両手が完全に自由になるリュックタイプは、身体が重さで一方に傾ぐことも無く、骨の歪みも起きづらいのが嬉しいですね。
ショルダーも手持ちも、片側に重さがかかってしまうので、長期の使用で骨盤の歪みを呼ぶこともあります。
ビジネスマンの宿命とも言える肩こり軽減のためにも、リュックタイプはおすすめのバッグなのです。
通勤時にちょっと運動をと言う人にも
通勤時、ここで一駅分走って筋トレをと言う人もいるでしょうし、同じく自転車で通勤して筋トレと交通費削減に励む人もいるでしょう。
ここでもリュックタイプが活躍してくれます。
走る時には勿論、両手が自由でなければなりません。
リュックタイプで背中に荷物を背負えれば、走るのにも不自由がありません。
また自転車で通勤と言う場合、前かごなどに荷物を置けますが、これは盗難の危険もあると言う事です。
背負っておけばその危険も回避できます。
しかもどちらの場合も背中で荷物が固定されますので、手持ちやショルダーのように荷物が振れることがありません。
安定していますので、パソコンなどの精密機械が入っている場合でも、かなり安心だと言えるでしょう。
リュック型ビジネスバッグの使用で注意したい事
大変に使い勝手のいいリュックタイプのビジネスバッグですが、やはり幾つか注意しておきたいこともあります。
フォーマルな場所や大切な取引先に行く時は
非常に持ち運びがしやすいリュックタイプですが、どうしても見た目はカジュアルになります。
通勤などで使用するには勿論使いやすいのですが、取引先に行く時などは手持ちに戻しておいた方が無難です。
幸い背負い紐は収納できるようになっていますので、少なくとも相手の会社や会見場所に至近の駅、移動時のタクシーの中などで戻しておきましょう。
カジュアルとフォーマルの区別は、社会人の場合必須です。
それを忘れないようにして、上手く使用してください。
荷物が背中側なので貴重品に注意
残念ながら人間、背中側に目がありません。
なので特に電車の中などでは、背中の荷物に注意しましょう。
勿論混んだ電車内では、リュックは前側に抱えるのが常識です。
加えて前側に抱えておけば、盗難からも無縁でいられます。
背中の荷物に貴重品を入れないことが本来はおすすめですが、パソコンなどは必携の品ですので、自分での注意をしっかりとしておきましょう。
荷物の入れ方に注意
いささか注意しておきたいのが、中身の入れ方です。
と言いますのも、リュックタイプにした時には縦型で背負います。
しかし持ち手を使う時には、横にして使用することになります。
90度角度が変更することになりますので、中身の入れ方にはそれなりの注意もお忘れなくなさって下さい。
まとめ
大変に便利なリュック型ビジネスバッグです。
特にアクティブな若いビジネスマンには、使い勝手も良く移動などもスムースに出来ますので、おすすめのタイプと言っていいでしょう。
ただこのタイプ、カジュアルな空気になると言う事だけは、忘れないようにしてください。
そこを気をつけておきさえすれば、とても便利に安全に荷物を運ぶことが出来ます。