一生の相棒を選ぼう スーツケースの選び方のポイント
一生モノと出会えるスーツケースの世界。
いま持っているスーツケースは、使いやすい、あなたのライフスタイルに合ったデザインでしょうか?
使い勝手の悪いスーツケースは、旅先で故障したり、セキュリティ検査で引っかかってしまったり、旅にも悪い影響を与えてしまいます。
そんなあなたに、数多くあるスーツケースの中から、自分にぴったりな一品を選ぶ方法を紹介していきます。
スーツケースの目的を決めよう
まずはスーツケースを使う目的を考えましょう。
国内旅行なのか海外旅行なのか、ビジネスなのか旅行なのか、機内用なのか預け荷物用なのか。
それぞれの用途に合わせられたスーツケースが発売されています。
例えば、海外旅行の場合は、預け荷物と機内持ち込みで分けることができます。
機内持ち込み用のキャリケースを持てば、重たい荷物を背負わずに済むので、女性にとてもおすすめです。
また海外旅行の場合は、他国のセキュリティチェックを受けることになります。
その場合、セキリュティチェックで鍵が開けられるようになっているスーツケースが便利です。
鍵の名前は、TSAロック。
この鍵が付属していない場合、何か疑われた場合に検査に呼ばれてしまい、飛行機のスケジュールに遅れる場合もあります。
TSAロックが付いていれば、検査場で開けて見てもらうことができるので、何もない場合はそのまま鍵が閉じられるだけで、本人が呼ばれる心配もありません。
特にアメリカに渡航する予定のある方は、このTSAロックが付いたキャリケースをおすすめします。
ビジネス出張の場合は小回りの効くスーツケースを選ぼう
出張などで使うスーツケースには、狭い道路でも小回りが効くスーツケースを選びましょう。
国内線では預け荷物の料金を加算する航空会社も多く、機内持ち込みサイズのスーツケースをメインに使うことがおすすめです。
最近では、キャリケースがそのままリュックやカバンになるスーツケースも発売されています。
このタイプのスーツケースを選ぶ際のポイントは、車輪が収納できるかどうか。
車輪が収納できないタイプだと、スーツの背中部分に泥や砂が付いてしまう場合があります。
仕事で使う場合は、ノートパソコンなどの精密機器を持ち運ぶことになると思います。
その為にパソコンなどを保護するクッション材が入ったスーツケースを選ぶこともおすすめします。
ビジネスマナーにおいて、ビジネス用のスーツケースは黒色がベスト。
きちんとした印象を与えるシンプルでコンパクトなスーツケースを選びましょう。
スーツケースの大きさを考えよう
とりあえず沢山入るスーツケースを買いたいと考えてしまう方が多いのではないでしょうか。
特に女性の方は、化粧品や衣服などが多く、幅広いスーツケースを選ぶ傾向があると思います。
ここで考えてもらいたいポイントは、そのスーツケースを1人で持ち運ぶことができるかどうか。
日本ではエスカレーターやエレベーターが多いので不便に思うことがなくても、海外の地域では、エレベーターやエスカレーターがほぼない地域もあります。
ヨーロッパの街では、歴史的な建造物が残されているため、道路が凸凹な地域もあります。
そんな時、1人で運べないようなスーツケースは、旅先でとても辛い思いをします。
安易に見知らぬ他人に頼むと、そのまま荷物が盗まれてしまう可能性もあります。
必ず自分で持ち運べるサイズと重さのスーツケースを選びましょう。
購入前には必ず寸法を知っておこう
とにかくデザインが気に入ったからという理由でスーツケースを買っていませんか?
ネットショッピングでよくある失敗の1つが寸法を調べておかずに買ってしまい、予想より小さかったり、大きかったりすることです。
またスーツケースのサイズによって、駅などで利用できるコインロッカーの値段も変わってきます。
あまりに大きすぎるサイズのスーツケースだと、ロッカーに入らなかったりする場合もあるので、電車やバスを利用する方は必ずコインロッカーのサイズに合ったスーツケースを選びましょう。
コンサートやイベントに向かう場合にも、クロークに預けられるサイズのスーツケースは一般的に決まっているので、事前に調べてサイズに合ったものを選びましょう。
スーツケースの重さは軽いものを選ぼう
盲点がスーツケースの重さ。
預け荷物の制限重量はチェックしているはずなのに、スーツケースの重さはチェックしていない人が多いのが現実。
安いスーツケースのデメリットの1つとして挙げられるのは、スーツケース自体の重さが重いこと。
例えば制限重量が30kgで、スーツケース自体の重さが10kgの場合、可能な荷物の重さは20kgになってしまいます。
スペースが空いていても、重さがオーバーしてしまえば、意味がありません。
必ずスーツケース自体の重さが軽いものを選びましょう。
あまりに軽いスーツケースは、運搬中に破損したり、中身が空いてしまう場合もあるので、耐久性テストなどが行われているものなのかをしっかりと調べましょう。
スーツケースの素材は何製が1番なのか
スーツケースの素材で分かれるのは、柔らかい布製のものと金属やプラスチック製のもの。
布製のメリットは、スーツケース自体の重さが軽く、持ち運びしやすいこと。
布なので、荷物がパンパンでも、最低限広がることができる素材でもあります。
金属やプラスチック製のメリットは、雨や汚れに強く、中身をしっかりと守ることができること。
一方で布製のデメリットは、雨などの水に耐久がなかったり、ナイフなどで切られてしまう可能性もあること。
金属やプラスチック製のデメリットは、スーツケース自体の重さが比較的重くなってしまうことなどが挙げられます。
また外枠がしっかりしているため、中身を入れるスペースが小さくなってしまうこともあります。
布製のスーツケースに合った用途は、機内持ち込みや女性の国内旅行などがおすすめです。
海外旅行や中身をしっかりと衝撃から守りたい場合は、金属やプラスチック製の丈夫な作りものを選びましょう。
スーツケースの車輪は2輪か4輪か
スーツケースの車輪には、2輪と4輪と2種類があります。
4輪は、360度に対して小回りが利くので、女性でも片手で簡単に重い荷物を引っ張ることができます。
2輪の場合は、電車やバスなどで傾けて置いておけば、勝手に動いてしまう心配もなく、安心して置いておくことができます。
4輪のスーツケースは、2輪に比べて、衝撃や振動を受けずに安定して移動することができます。
2輪の場合は、傾けて移動させるために、中身が斜めに寄ることが懸念されます。
自分の好みにあったタイプを選ぶことが1番ですが、女性で力が弱い方やビジネスでパソコンなどを運ぶ方は、4輪がおすすめです。
スーツケースを選ぶ際には、車輪の作りにも注目しましょう。
安いスーツケースの車輪は、脆く作られていて、すぐに壊れてしまうものもあります。
4輪の場合は、車輪に負担がかかり、取れやすいデメリットもあるので、しっかりとした作りのものを選びましょう。
説明だけで分からない場合は、商品レビューなどをしっかりと読み込みましょう。
まとめ
スーツケースの選び方のポイントは、目的とサイズの重さ、そして耐久性とオプション機能のバランスを吟味することにあります。
黒や赤のスーツケースは多く利用されているので、紛失や間違いを防ぐためにも、ピンクや白、黄色、柄物などの珍しい色のスーツケースを選んでもいいかもしれません。
ビジネスでは黒が一般的なので、出張の際は、必ず大事な書類は機内持ち込みの荷物に入れましょう。