冬場の旅を充分に楽しむために、スーツケース選びもしっかりとしよう
旅行というのは楽しいものです。
特に年末年始などにまとまった休みが取れれば、レジャーに帰省にと楽しみも広がります。
さてでは古くなったスーツケースもこの際新調して、と新品の購入に走る人もいるはずです。
さてこういったさい、特に冬場の旅行に適したスーツケースとはどんなものがおすすめなのか、使い勝手のいいものはどのようなタイプかを見てみましょう。
目的は帰省ですかそれともレジャー?
まずは旅の目的です。
特に独身者の帰省ならば大した荷物はいらないはずです。
家族揃っての帰省でも、それほど多くの荷物は必要ないはずです。
ただし家族揃って実家への帰省で、正月を過ごすとなると晴れ着の用意などでどうしても、荷物は増えます。
まあその分手もありますから、一つ一つのスーツケースは大して大きなものでなくても、何とかなりますね。
レジャーの場合、行き先にもよりますが、どうしても荷物は多くなりがちです。
特に冬の旅行の場合、着るものがかさばるものが多くなります。
重さはともかく、かさはおおきくなりますのでそれなりのサイズのスーツケースを用意するのがおすすめです。
とは言え基本一人で持つのですから、際限なく大きなサイズだけは止めておいたほうが無難です。
日本国内ですかそれとも外国へ?
旅の行き先でも勿論、スーツケースの種類はある程度違ったものがふさわしくなります。
日本国内での旅の場合
勿論日本国内の旅行でも、飛行機に乗っての移動なのか列車なのか、それとも車での移動なのかでまた、荷物の量も変化しますね。
車での国内の移動なら、多少荷物が多くなっても対応は簡単です。
またわざわざスーツケースを新調しなくても、トランクに入れるのですからあまり気にしないで済みます。
これが列車だと、さすがに運ぶという手間にしても、列車内で置く場所にしても限度というものがあります。
ただ列車での移動だと、荷物は常に目の届くところにありますので、鍵などのセキュリティについてはあまり考えずに済むものです。
TASロックの無いスーツケースでも、勿論大丈夫です。
飛行機の移動の場合は、手荷物持ち込みに出来るようにコンパクトに纏めるか、預けてしまうかでサイズも違ってきます。
実家に帰省とか、2泊程度の旅行なら手荷物持ち込みで済みますが、それ以上だと預け荷物にするほうが面倒が無くなります。
となると、スーツケースの鍵の問題などもでてきますので、ここは鍵のかかる物を選ぶのがおすすめですね。
海外旅行の場合
海外に出るとなると、どうしても荷物は多くなります。
特にクリスマスとか年末年始を海外でと言う場合、パーティーなどの予定があればその分の礼服の用意も必要です。
加えて靴とかアクセサリーなどもということになるので、荷物の量は増える一方です。
貴重品は手荷物に入れるとして、残りは預け荷物になりますからTASロックのついたスーツケースを選ぶのが今や常識です。
鍵なしでもいいとか、鍵を壊されても気にしない、などという人以外はTASロックがついているかどうかを選択基準にしてください。
またあまり荷物も多くないし面倒なので機内持ち込み、と考えている人も結構多いはずです。
しかし特に国際線の場合、機内持ち込みの荷物の内容の制限がかなり厳しいので、忘れないようにしてください。
持ち込める荷物のサイズは勿論、中に入っているものでも制限が多いです。
ハサミなどの刃物や、101ミリリットル以上の液体、つまりは化粧水とかクリームも含まれるわけですが、これらも持ち込み制限に引っかかります。
女性の場合どうしても、化粧品や肌ケアのためのカミソリを持っていく人が多いはずです。
預け荷物に入れればどうということ無く済む品々ですが、機内持ち込みの制限にひっかかるので注意が必要です。
機内持ち込みサイズのスーツケースで楽々乗り込んで、降りる時も面倒なくというのも魅力的ですが、持っていく物にかなり注意が必要だということも覚えておいてください。
南国へ行きますか北国に行きますか?
国内国外どちらでも、避寒に行くのかそれとも冬のレジャーが目的なのかも、スーツケース選びには問題になってきます。
帰省でも勿論、南国に帰るのか今住んでいるところより寒い場所への帰省なのかも、考慮にいれるのがベストです。
暖かい場所への旅行の場合
持っていくものは幸い、薄手のものばかりになります。
かさばらないし軽いので、スーツケースも大きなものは必要ありませんね。
邪魔になる防寒具は空港に預けて、身軽に旅ができるのがありがたいところです。
ただ南国へのレジャーで海での遊びを考えている場合、遊具は飛行機なら預け荷物になりますし、車なら積んでいけます。
しかしこれが列車での移動だと、かなり運ぶのにも大変ということになります。
なので衣類など入れたスーツケースは、持ち運びやすいキャリーバッグタイプのものがおすすめです。
これなら片手でキャリーバーを、もう片手で遊具を運べますので少しは楽に移動ができます。
またキャリーバッグなら、きちんと荷物を入れてあれば、キャリーバーから手を離してもそのまま自立してくれますから、倒れたのを起こし直すなどの面倒もありません。
ただ行き先、特に海外では道の舗装の問題などでキャリーだと動きづらくなるところもありますので、そこも留意しておいてください。
寒い場所への旅行の場合
北国へ旅行、レジャーでも帰省でもその場合はいささか荷物はかさばります。
防寒具としての衣類が入りますので、こればかりはどうにもなりません。
多少サイズに余裕のあるスーツケースを選んで置くことです。
何しろ帰宅時には、お土産も入ることになるのですから、ある程度余裕も必要です。
さてこの北国への旅行の場合、キャリーバッグはあまりおすすめできません。
と言いますのも、雪などでの道のコンデションの悪さが、キャスターでの移動を妨げるからです。
特に雪が車部分に挟まってしまうと、もう身動きがとれないことになります。
できれば楽に大荷物を運びたいと思うことでしょうが、ここは結果的に普通のスーツケースにしたほうが面倒がないことになります。
加えて、ぬかるみなどの泥ハネで、キャリーバッグだとかなり外側が汚れます。
勿論防水は完備していますが、もしかして染み込むということが無いとは言えません。
スーツケース内部の安全のためにも、キャリーバッグは諦めておいたほうが正解です。
何より優先させたいスーツケースの条件
これは季節関係なく言えることですが、スーツケースを選ぶ際に最も気をつけて欲しいのが、自重です。
しっかりしたスーツケースほど、重さもあるものです。
勿論昔に比べれば、素材が良くなっていますから自重も軽くなってきました。
とは言え、布やナイロンバッグと、ハードタイプの素材のスーツケースではかなりの自重の差があります。
特にどうしても衣類のかさが多くなる冬場の旅です。
その分中の重さも暖かい時期の旅行に比べて多くなります。
往路の、興奮状態の場合はまだしも、帰路の疲労満杯状態の時には荷物の重さは堪えます。
しかもお土産などで、行きよりも重くなっているのが帰宅時です。
そこも考えた上で、スーツケース選びをしていってください。
まとめ
旅行は楽しいものですが、ちょっとしたことで楽しみが面倒事になったりもします。
特に荷物関係でのトラブルは、海外では本当に辛いものです。
そこにも充分注意して、スーツケースを選んでください。
加えて寒い時期の旅行だと、荷物が多くそれだけでも疲れます。
旅を楽しむために、少しでも効率よく旅行するために、スーツケースもしっかりと選びたいものですね。