初心者向けキャリーバッグ講座
旅に出る時に一緒に持って出かけたいキャリーバッグ。
キャリーバッグと言えば昔は大きくて海外へ旅する人々を映し出した映像によく見られる光景だという印象が強くありました。
でも今では、1泊2日の国内旅行はもちろん、ちょっと荷物がかさばる時や、帰りの荷物が増える前提の日帰りのお出かけなど、街ではキャリーバッグをコロコロ転がせて颯爽と歩く人々を見る光景は日常的になりました。
目次
キャリーバッグとスーツケース
キャリーバッグにはコロコロの車輪が付いています。
男性も女性も大人も子どもも、コロコロ転がして歩く姿を駅や空港、バスターミナルなどの交通機関が行き交う場所でよく見かけます。
このようにコロコロの付いた移動式のバッグをキャリーバッグと呼んでいます。
またキャリーバッグの他にも、スーツケースという呼び名もあります。
スーツケースは「スーツがしわにならない」という利用法からビジネスマンの間でそのような呼び方もされています。
この次の旅にぜひキャリーバッグを使ってみよう
男性から女性の幅広い年齢層の人々に使われているキャリーバッグ。
1泊2日の旅や大型の旅、また日帰り旅行などにもキャリーバッグはとても便利なアイテムです。
切符を出したりしまったり、小銭を用意したり、旅の予定を確認したりなどなにかの作業をする時など、その度に荷物を下に置いたり、あるいは重い荷物を肩にかけたまま作業をしなくてはならないという面倒なことも起こらず、少しの時間でも大切な移動時間を知らないうちにスムーズに、快適にしているのです。
滞在期間にぴったりなキャリーバッグ探しを
日帰り、1泊2日の小旅行、それに大型の休みを利用して出かける長い旅。
旅の滞在期間によって必要となるキャリーバッグのサイズは違ってきます。
旅にはその旅に適したサイズのキャリーバッグを選びたいですね。
小さすぎて荷物が入り切れなかった。
大き過ぎて体とのバランスが合っていない?
そして大き過ぎてせっかくの快適なキャリーバッグが運びにくい。
なんてことにならないようにぴったり合った物を探して見つけましょう。
キャリーバッグのサイズはSS、S、MS、M、LM、Lと用意されてあります。
SS、Sサイズは1~3日、MSサイズは3~5日、Mサイズは4~7日、LMサイズは5~10日、Lサイズは7~14日と日数はあくまでも目安ですがこのようにおすすめされています。
小旅行のための小型のSS、Sサイズ。
短期でも長期でも使い方次第でどちらでも使えるMサイズ。
1週間程の旅の支度が整うM、MLサイズ。
そして大きなLサイズは長い滞在に、また家族の荷物をひとつにまとめられるという使い方もできます。
これは家族旅行で荷物をひとつにまとめたいと思う方にもおすすめです。
また、行きは荷物が少なくても帰りはお土産などで荷物が増える可能性は高くあります。
でもあまり大き過ぎな物をえらんでも移動がたいへんだったということもあります。
行き先や使う人によっても適したサイズは変わってきます。
いろいろなことを想定しながらキャリーバッグを選ぶことをおすすめします。
キャリーバッグの機内への持ち込み
キャリーバッグというものは大きなバッグのイメージもあります。
その旅行が飛行機を利用するものだったら、ついつい搭乗前に預けてしまうこともあります。
機内への持ち込みは寸法で決まります。
そして機内の客席の数でも違いかあります。
まず100席以上の機内では3辺の合計が115㎝以内(55㎝×40㎝×25㎝以内)であることです。
そして100席未満の機内では3辺の合計が100㎝以内(45㎝×35㎝×20㎝以内)であることです。
知っておくと助かりますね。
キャリーバッグの素材や特徴を知ろう
キャリーバッグは素材にもいろいろな種類があります。
ハードなものからソフトなものまでさまざまです。
ハードケースの特徴は、頑丈なところです。
ソフトケースに比べると重いですが、頑丈なので中身をしっかりと守ってくれます。
フタを開くと、両側が収納ケースになっているので両方に同じだけの荷物が収納できます。
そしてソフトケースの特徴は軽いという所です。
ソフトケースは布製の物やナイロン素材やポリエステルの耐久性に優れた物もあります。
バッグを開いた時、ハードケースのように両側が収納ケースになっているのではなく、フタと収納ケースとに区別が付いています。
また、バッグの外側にはポケットがいくつか備え付けられている物も多く、このポケットは便利な使い方ができます。
TSAロック機能という安全性
キャリーバッグにはTSAロック搭載の物があります。
TSAロックとはアメリカ運輸保安局(TSA)によって認められた鍵です。
アメリカ同時多発テロ後、アメリカ国内の全ての空港では厳重なセキュリティーチェックが行われています。
飛行機に荷物を預ける際は中身を確認できるようにロックをかけられません。
でも鍵をかけないのは不安にもなります。
その時にTSAロック搭載のキャリーバッグだとアメリカの空港に配属されているTSA職員が特殊な方法でロックを解除し、検査後も鍵をかけてくれるようです。
バッグの持ち主が立ち会えない場所ではTSAの職員によってロックを切断して検査が行われます。
この場合、切断によって中の荷物に破損が生じてもTSAは一切の責任を負わなくてもよいと決められているようです。
アメリカ本土だけではなく、ハワイ、グアムなどのアメリカ領のエリアではこのように念入りな検査が行われているそうです。
必要な場合はTSAロック搭載のキャリーバッグをおすすめします。
まとめ
キャリーバッグを選ぶ時に一番大切なのは目的に合うサイズ選びですね。
サイズが決まったら、あとは色やデザイン選びです。
キャリーバッグを日常的に目にする今では、色とりどりのキャリーバッグが並びます。
キャリーバッグを今持っていなくて今後使うことを考えている方には、ぜひキャリーバッグを旅のアイテムとしてお出かけされてみてください。
リュックなどと組み合わせてもいいですね。
ほんの少しの瞬間でもキャリーバッグの便利なところに気づかされるはずです。