海外旅行のときのスーツケースのパッキングについて
旅行に行くのって、国内でも海外でもワクワクしますよね。
バックパックやボストンバックにコンパクトに荷物をまとめて、両手が使える状態で動くのもいいですが、重いものを簡単に運べるという点から、私は割と国内の2泊3日の旅行やイベントに参加するときにも小型の機内持ち込みサイズのスーツケースを使います。
今回は私が個人的に海外旅行でスーツケースを使う場面で気をつけたほうがいいなと思ったことをいくつか紹介します。
目次
おすすめの、スーツケースパッキング方法
色々なスーツケースのパッキング方法があるとおもいますが、私が一番便利だったものは、大きめの洗濯ネットです。
服は服でまとめて、大きめの洗濯ネットなどの中が見えて、空気がこもらないものに入れてスーツケースの上の方に詰めます。
使い終わった服も、同じように別のネットに入れていきます。
ビニールと違って、換気がされるので匂いがそんなにこもりません。
他にも、ポーチや、メッシュの袋を多用し、ジャンルごとに分けておくと一目でどこに何がはいっているかわかりますし、スーツケースの中がぐちゃぐちゃになることもありません。
旅行中のシャンプー、リンスは大きいボトルを持っていくとかさばる上にとにかく重いので、家に眠っている試供品を持っていくか、トラベルサイズを購入する、もしくは小分けの入れ物に移し替えることをおすすめします。
スーツケースに詰めるものがあまりないからといって、大きなボトルでもっていくと、帰りにお土産などを詰める場所がない!
と、捨てて帰ることになるかもしれません。
日本で催行されるツアーで使うホテルでは、あまり起こらないかもしれませんが、個人旅行でホテルをとったとき、部屋にシャンプーリンスとボディソープはあっても、歯ブラシがない!
ということがよくあります。
ですので、歯ブラシは、使わないかもと思いながらも、お守りがわりに入れておいたほうがいいと思います。
それから、ファスナーなどでちゃんと閉まる折りたたみできるエコバックは、いろいろな場面で使うことが出来るので一つあれば便利です。
買い物袋にお金がかかる場所ももあるので、エコバックがあれば少しですが節約できます。
機内持ち込み手荷物の注意する点
さて、もし今から荷造りしている方がいらっしゃれば、ぜひ持って行く予定のシャンプーやリンス、日焼け止め、化粧水や乳液、歯磨き粉など液体、ジェル類の容量をしっかり確認してください。
機内に持ち込める範囲は、各100ml以下です。
それ以上だと、確実に没収されます。
ですので、100mlを超えるものは、迷わず機内預け入れ手荷物にするスーツケースの中に詰めてください。
あと、ハサミや刃物も機内には持ち込みできません。
化粧用の小さなハサミも、カッティングナイフも、アーミーナイフのような、折りたたんで他の道具といっしょになっているようなものも、全部没収されます。
機内持ち込み手荷物には、なにを入れる?
私が一番考えるのは、ロストバッケージ対策です。
人は目的地に到着したのに、荷物が到着しない!
そんなロストバゲッジが発生した場合、最低限2日は乗り切れるだけのものを手荷物に入れておきましょう。
到着したのに何もできないなんて事が起こってしまうと、せっかくの旅行も全力で楽しむことができません。
大抵の場合は、航空会社が見つけ次第に宿泊先のホテルまで、荷物を送ってくれます。
出発前に海外旅行保険に入っている場合は、保険会社に連絡すれば、大体1万円ほどが保険として支払われます。
クレジットカードに、海外保険が付いている場合もありますので、旅行前にチェックしてみてくださいね。
旅行でのスーツケースの組み合わせは?
私がおすすめするスーツケースの組み合わせは、5日以上のパッケージツアー(バスでの移動が大半)だと、機内預け入れ手荷物のスーツケースが1つと機内持ち込み手荷物のスーツケースが一つで、合計スーツケース大小2つです。
貴重品や身の回り品はしっかりとした、コートの中にでも入れれるようなサイズのカバンにいれて、常に持ち歩いてください。
何故手荷物に小型のスーツケースを使うのかというと、バスでの移動のため自身で持ち歩く時間が短いということ、予想以上にお土産を買いすぎたときのためです。
お土産を買いすぎて、両方のスーツケースに詰めてもオーバーするという場合は、素直に両方のスーツケースを機内預け入れしてしまいましょう。
そして、持ってきていたちゃんと閉まるエコバックを、機内持ち込み手荷物にしてしまえばすべて解決です。
バス移動ではなく電車移動が多い個人旅行の場合って?
電車移動が多い個人旅行の場合のおすすめは、スーツケースは機内預け入れ手荷物のみが1つです。
機内持ち込み手荷物にはリュックに入れて、鍵をかけるか、取り出しずらいものを使ってください。
貴重品や身の回り品は先ほどと同様でに、常に持ち歩いてください。
特に高額紙幣は極力人前で出さないようにしましょう。
さて、先ほどのパッケージツアーでは、スーツケース2個と書きましたが、電車移動では、私は断然リュックとスーツケースを使います。
日本の都市部の電車の駅では、エレベーター、エスカレーターは当たり前のように普及しており、スーツケース2個を持っての移動も苦ではありません。
しかしながら、海外では電車の駅が古い場所も多く、エレベーター、エスカレーターは無く階段だけという場面が度々見受けられます。
その場合、団体行動であれば、同じグループの人にスーツケースを一つ見てもらっておいて、自分が二往復すればいいのですが、自分1人、若しくは誰かと2人だけだと、スーツケースを一つ移動させている間に、もう一つが盗まれる…なんて危険もあります。
リュックの方をスられるという心配ある方は、リュックを前後逆にすれば安心です。
長期滞在でのスーツケースの組み合わせは?
留学や長期滞在の方におすすめするのは、スーツケースは機内預け入れ手荷物サイズマックスの大型を2つです。
機内持ち込み手荷物にはリュックを使い、パソコンや電子機器を入れたカバンは肩からかけれるものを。
パソコンやタブレットなどの電子機器は、手回品としてリュックとは別に持つことができますが、総重量が10kgまでなので注意してください。
貴重品を入れた小さなポーチなどは、最初はリュックかパソコンと一緒に入れておいて、機内で取り出して、常に持ち歩いてください。
大型2個だと身動きが取れないと思うかもしれませんが、最寄駅から滞在先までタクシーで移動すればさほど問題ではありません。
流しのタクシーを使うのが不安な場合は、インフォメーションセンターや、自身の滞在先からタクシーを手配してもらいましょう。
長期滞在する際のパッキング
長期滞在でのパッキングは旅行とは少し勝手が違うかと思います。
重くてかさばるシャンプーやリンスは、1日分だけ詰めて、現地のスーパーか薬局で購入しましょう。
その分、現地では中々手に入らない風邪薬や酔い止めなど、日本で普段使っている薬などを詰めてはいかがでしょうか。
基本的に、海外に風邪薬という名称の薬は存在しません。
薬効成分の入った飲み薬というか、ホットレモンのようなものは存在しますが、日本のものとは少し違います。
風邪には蜂蜜とレモンでビタミンをとって、しっかりと寝ることで自力で治すというのが基本のようです。
痛み止めは売っていますが、ほとんどがイブプロフェンかパナドールの二種類です。
服は、どこの国に行くかにもよりますが、春夏秋冬すべてにそこそこ対応できるようにしたほうがいいと思います。
コートをもっていくとどうしてもかさばって邪魔だという場合は、コンパクトにまとまるダウンがとても便利です。
寒すぎると思う場合は、ボトルタイプの湯たんぽがあれば、夜は暖かく寝ることができます。
国それぞれのルール
ニュージーランド
ニュージーランドでは生の食品の持ち込みは制限されています。
ニュージーランド空港に着いたら、目につくのは食品持ち込み禁止のポスターと訓練された犬を連れた検査官たち。
さらに、列に並んでいると、犬が反応したのか、レントゲンに写ったのか、別のセクションに連れていかれてスーツケースを開けている人も。
私は無事に通過したのですが、初めてそこ通ったとき、かつてないほど緊張したのを覚えています。
ところが、友達の従姉妹がニュージーランドにきたとき、なぜか機内預け入れ手荷物のスーツケースに、生のオレンジを二つ入れてしまい、そのまま忘れてしまったそうです。
別のセクションでスーツケースを開き、オレンジが現れた瞬間に入れたことを思い出した彼女は、素直に「すみません、忘れていました。」と言ったそうですが、罰金として3万円前後支払ったそうです。
フランス
フランスではマカロンの機内持ち込みが禁止されています。
理由はジャムが液体だからだそうです。
ですので、マカロンを確実に持ち帰りたい場合は、しっかりと包んで機内預け入れのスーツケースに入れてください。
日本
海外でのイベントやお店で、映画やゲームなどのおもちゃの剣を売っているのを見たことがありませんか?
若しくは、しっかりとした剣の形をしたちょっと大きめのレターオープナー。
もしかしたら、それらは銃刀法違反で日本に持ち帰れないかもしれません。
機内持ち込みはもちろん不可能ですが、機内預け入れでスーツケースに入れていても、レントゲンに影がうつると、保安検査官の方にチェックされます。
基準としては、磁気反応があるかないかが重要なようなので、磁石がくっつくものを買おうとするなら、空港で没収される可能性があることに注意してください。
スーツケースには目印を!
大きなぬいぐるみなどは目立ちますが、取れたり、破損する可能性もあるので、ステッカーや、バケッジタグとして売られているものがおすすめです。
海外空港でのスーツケースの扱いは、日本国内と比べると段違いに荒いと感じるかもしれません。
革製のスーツケースの場合、がっつり傷が付くこともあるので、革のスーツケースは国内移動か、電車移動で自分で運ぶ際に使うことをおすすめします。
まとめ
海外旅行に行くときに、スーツケースの半分以上何も入ってないということがあると思います。
でもそれぐらいが理想的だと思います。
旅先で買うお土産や、訪れた先のリーフレットで、少しずつ埋まって行って、帰国する頃にはいっぱいになっていることが私はよくあります。
また、旅先で買ったその国や町のステッカーを、スーツケースに貼って、自分だけの思い出が出来上がるのも楽しいですよ。