登山ではサコッシュをどう使う?おすすめの使い方4選
コンパクトで薄いサコッシュは、さまざまな場面で活躍しており、登山などのアウトドアでも重宝されています。
かつては自転車ロードレース専用のようなイメージもありましたが、現在では幅広く使われるようになっているのです。
とはいえ、これから初めて登山に挑戦するような場合は、サコッシュがどのように役立つのか、いまいちわからないこともあります。
ここでは、登山のときにどのような使い方があるのか、詳しく説明していきましょう。
歩きながら飲食する
小型なショルダーバッグであるサコッシュは、歩きながら飲んだり食べたりするときは、かなり役立つアイテムになります。
身につけていると、大きめのポケットがひとつ増えたような状態になるため、行動食やドリンクなどを入れるには最適です。
登りながらいつでも手軽に栄養を補給できるので、便利な入れ物が欲しいときは、ぜひ使ってみてください。
ザックを下す必要がない
飲み物や食べ物をサコッシュに入れておくと、余計な動作を挟まなくても、すぐに取り出すことができます。
ザックに収納していた場合は、取り出すためにいちいち下ろさなければなりません。
また、取り出したあとに、また背負い直す作業もあります。
普通なら些細な行動のように思えますが、登りながら頻回に行うとなると、かなり煩わしく感じてしまうものです。
あまり面倒だと、無意識に飲食を控えてしまうこともあります。
しかし、面倒だからといって飲まず食わずで登っていると、体調を崩すおそれがあるため、安易に省くことはできません。
特に、水分には要注意です。
夏場に水分補給なしで登山をするのは、とても危険な行為です。
脱水症状などを防ぐには、しっかりと水分を補う必要があります。
そのためには、サコッシュのように面倒な動作がないものを選んでおきましょう。
少し手を伸ばすだけで簡単に取り出せるようにしておけば、飲み物も食べ物もこまめに摂取することができます。
時間を節約できる
歩きながら飲食する方法は、最近増えてきたスタイルです。
一般的には、ときどき休憩しながらゆっくり登るものですが、あまり時間をかけたくないときには、休憩時間を邪魔に感じてしまうこともあります。
そんなときは、歩きながら飲食する方法がおすすめです。
休憩を少なめにしても、登りながらしっかりエネルギーを補給できるなら、体調不良を防ぎ、安全に登ることができます。
そのため、時間を節約しながら登りたいときは、サコッシュをうまく利用していきましょう。
サコッシュに飲み物や食べ物を入れておけば、登りながらでもスムーズに取り出せるので、休憩を省くことが可能になります。
動きながら必要なものを摂取して、どんどん登れるようにしましょう。
休憩しにくいときに便利
休憩時間を多めにしてゆっくり登りたいときでも、場所によっては、すぐに休めないことがあります。
スペースがなくて休みにくいような場所だと、休憩を先送りにせざるを得ません。
そんなときは、歩きながらの飲食を助けてくれるアイテムが役立ちます。
サコッシュを使い、飲んだり食べたりしやすい状態にしておけば、なかなか休めないようなときでも、補給だけはしっかり行うことができるのです。
よく使うものを収納する
登山にサコッシュを持って行くときは、飲み物や食べ物だけでなく、他にもさまざまな小物を入れることができます。
特に、よく使いそうなものを入れておくと、とても便利です。
すでに説明したとおり、サコッシュに入ったものを取り出すのは、ザックの方から取り出すよりもずっと簡単です。
下ろしたり背負い直したりする動作を省き、手を動かすだけで済ませることができます。
便利なアイテムをしっかり使い、登山を快適に楽しめるようにしましょう。
ウェットティッシュ
ウェットティッシュは、あるとかなり便利なものであり、使用頻度も高くなりがちです。
これは、汚れを拭くときにぴったりなアイテムだからです。
登山をしていると、汚れを拭きたくなる場面はいろいろとあります。
乾いた場所ばかり歩くわけではないため、泥がはねたりしたときは、少し湿ったもので拭きたくなるものです。
泥がついた靴紐を結んだときなどは、最後に手を拭きたくなります。
また、すべったりつまずいたりしたとき、近くの岩や枝などにつかまると、やはり手が汚れます。
そのまま何かを食べるわけにはいかないので、ウェットティッシュですぐ拭けるようにしておくと、「持ってきてよかった」と思えるものです。
100円ショップなどで簡単に購入できるので、ぜひ荷物のリストに加えておきましょう。
ゴミ袋
小型のゴミ袋も、登山ではよく使われるアイテムのひとつです。
特に、歩きながら飲食をするときは便利です。
飲んだり食べたりするとゴミが出ることになりますが、それをただ投げ捨てることはできません。
山の自然を守るためには、ゴミをしっかりと回収しなければならないのです。
そのためには、サコッシュに小さいゴミ袋を入れておきましょう。
すぐ取り出せる位置にしておけば、ちょっとしたゴミが出たときでも、すぐに対応できます。
マルチツール
マルチツールは、ひとつ携帯するだけで、ナイフやハサミ、缶切りなど、さまざまな使い方ができる優れものです。
複数の機能を備えているため、すぐ取り出せる場所に入れておけば、何かと役立ちます。
日常生活や旅行などでも活躍するアイテムなので、持っていない人はぜひチェックしておいてください。
ショルダーを好みの長さに調節
登山で使うサコッシュなら、ショルダーの調節機能がついたものを選んでおくことも大切です。
調節機能があるタイプなら、状況に合わせて長さを変え、使い分けることができます。
そうした使い分けも、快適な登山をするためのコツです。
最も使いやすい長さにして、余計なストレスを防いでいきましょう。
体に引き寄せて固定
サコッシュは基本的には便利なアイテムですが、ショルダーが長すぎると、ブラブラして気になることがあります。
登山のようにしっかり体を動かす必要があるときは、なるべく邪魔な要素を排除しておきたいものです。
そんなときは、ショルダーの調節が可能なタイプを使い、短くした状態で携帯しましょう。
短くしておくと、ぐっと引き寄せて身につけることができるため、揺れが少なくなります。
それなら、動いてもそれほど邪魔になることはありません。
登るとき以外は長めに
テント場にいるときや下山したあとであれば、ぴったり体に寄せておかなくても、あまり不便には感じないものです。
むしろ、少し離しておいた方が、リラックスして楽に歩ける場合もあります。
そんなときは、短い状態から長い状態に変えてください。
うまく使い分けて、なるべく快適に持ち歩けるようにしましょう。
季節によって使い分ける
使い分けというポイントに注目するなら、季節に合わせて別の機能をもつ製品と切り替える方法もおすすめです。
例えば、冬に登山をするときは、容量や軽さだけでなく、保温性の方もきっちり押さえておきたいものです。
そのときは、2種類のサコッシュを用意して、よりメリットの大きい方を使うようにしましょう。
冬は保温性の高いタイプを使い、それ以外の季節では、容量や軽さなどを重視したタイプに切り替えるのです。
そのような使い分けができれば、サコッシュはもっと便利になります。
まとめ
サコッシュはとても便利なアイテムですが、初めての登山では、どんな使い方がよいのかわからず、戸惑ってしまうこともあります。
そんなときは、ここで紹介した使い方を参考にしてみてください。
飲み物や食べ物を入れたり、ショルダーの長さを変えながら使ったりすれば、登山をより快適に楽しめるようになります。
自分にとってメリットの大きい方法を見つけて、サコッシュを使いこなしましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://yamahack.com/664
https://muCCarana.com/sacoche_trail
http://mepapa388.com/sacoche/
https://yamahack.com/2059
https://kurashi-no.jp/I0011280
https://www.camp-outdoor.com/tozan/soubi1.shtml
https://sakidori.co/article/222016