登山向きのサコッシュの特徴は?注目すべき5つのポイント
サコッシュは、薄くてコンパクトなアイテムなので、体の動きが多いときでも邪魔になりません。
そのため、登山でもよく使われています。
ただし、登山で使うサコッシュを選ぶなら、本当に便利に使えるか、しっかり確認しておくべきです。
中には登山向きでない製品もあるので、適当に選ぶと失敗してしまいます。
では、登山に適したものがどんな特徴をもっているのか、詳しく説明していきましょう。
軽い
登山で使うアイテムは、やはり軽いことが重要です。
重いものは、携帯していると体が動かしにくくなってしまうため、登山には向いていません。
サコッシュは基本的にコンパクトなバッグなので、「どれでも軽いだろう」と考えてしまうこともありますが、軽さをまったく考慮しないのは間違いです。
確かに軽いものが多いですが、すべて同じではなく、中には少し重めの製品もあったりします。
大きいバッグほど重くはなくても、妙に気になるようだと、快適に使えないこともあるのです。
登山向きの製品は、そうしたデメリットがないものです。
選ぶときは、なるべく店頭で手に取り、重さをチェックしておくことをおすすめします。
素材はナイロン
軽い製品を見つけるためには、素材に注目してみましょう。
ナイロンはかなり軽いので、登山向きの軽量なサコッシュによく使われています。
また、摩擦に強いこともポイントです。
登山ではバッグが擦れることも多くなるため、メッシュ素材のものだと、すぐ劣化して使えなくなる可能性があります。
しかし、摩擦に強いナイロンであれば、多少擦れても問題はありません。
軽さと耐久性をどちらも押さえておきたいなら、ナイロンを選んでおきましょう。
薄いか厚いか
ナイロン素材のサコッシュには、厚いものと薄いものがあります。
どちらにするか迷ったときは、「荷物が見えても構わないか」ということを考えてみてください。
極薄のナイロンだと、中身が透けてしまい、外から見えることがあります。
その点が気になるときは、厚めのものを選んでおくべきです。
何を入れるかにもよりますが、常に透け方を心配しながら山を登るのでは、気疲れしてしまいます。
余計なストレスを感じない方が楽しめるので、選ぶときは少し注意しておきましょう。
防水機能がある
本当に登山に適したサコッシュというのは、雨が降っても荷物を守ってくれるものです。
しっかりした防水機能を備えているため、多少濡れても、中まで水が通りません。
それなら、天気が悪いときでも、安心して持ち歩くことができるのです。
大事なものを入れておくなら、そうした防水性の高さをしっかり押さえておいてください。
山の天気は変わりやすい
荷物が濡れないようにするなら、晴れた日を選んでおけば問題ないように思えますが、山では少し事情が違ってきます。
山の斜面に沿って風が上昇すると、上で冷えて雲をつくり、雨を降らせることがあります。
逆に、風が下へ向かったときは雲ができないため、晴れてよい天気になります。
山では、そうした変化が急に起こるため、雨の対策は必ず行うべきです。
突然曇って雨になったりするので、一見晴れているようでも、あまり安心はできません。
防水機能のある製品を選び、確実に被害を防ぎましょう。
体も荷物も同時に守る
山で雨が降ったときは、体の方はレインウェアなどで守っても、サコッシュまでは気が回らないこともあります。
レインウェアの中にしまい込んでしまえば、ある程度水を防ぐことも可能ですが、急な雨だった場合、確実に対応できるとは限りません。
そんなときは、防水性の高い製品が役立ちます。
うっかりそのままにしていても、しっかりと水の侵入を防いでくれます。
自分の体と荷物の両方を守るためにも、防水機能は忘れずに確認しておきましょう。
必要な荷物がすんなり入る
登山に持って行くアイテムなら、サイズや容量のチェックもきちんと行うべきです。
それらを適当に考えていると、入れたかった荷物がすべて入らず、あとから困ることになります。
軽くて防水性の高い製品でも、荷物がうまく入らないようでは、便利に使うことはできません。
登山に適したサコッシュは、必要な荷物がすべて収納できるものです。
入れたい荷物をよく考え、それがしっかり入るものを探しましょう。
マチの広さ
サコッシュは基本的に薄いアイテムですが、中にはマチのついたタイプもあります。
登山のために少し多めに荷物を入れたいなら、そうした容量の大きい製品がおすすめです。
容量がたっぷりあるものなら、通常よりも多めに詰め込むことができるため、「持って行きたいのに入らない」という困った事態を回避しやすくなります。
入れすぎに注意
大きめの製品なら容量不足で困ることはありませんが、あまり入れすぎるのはよくありません。
必要以上に詰め込むと、サコッシュが膨らみ、邪魔に感じてしまうのです。
重さも増すので、携帯するには不便な状態になります。
本当に必要なものを厳選して、無駄なものはなるべく入れないようにしましょう。
ポケットが多め
登山で使うサコッシュなら、小物をきちんと分けられるものが便利です。
そのために必要なのが、多めのポケットになります。
ポケットが少ないと、分けずにただ入れるしかないため、中身がうまく整理できません。
そうなると、入れたはずの荷物が見つからず、無駄な時間を費やすこともあります。
目当てのアイテムをすんなり取り出すためには、ある程度ポケットの数が多いものを見つけて、きれいに分けるようにしましょう。
見つけやすいきれいな入れ方をしておけば、スムーズに出せるようになります。
膨らみを軽減する
荷物がすべてゴチャゴチャになっていると、サコッシュが膨らみやすくなります。
登山で体を動かすなら、そのような状態は避けたいところです。
そのためにも、ポケットの数はしっかり確認しておいてください。
少なすぎるものを選択肢から外していけば、きちんと分けて収納できるものが見つかります。
それなら、使いやすい薄さを損なうことはありません。
なるべくスマートな形にして、快適に持ち歩けるようにしましょう。
多すぎはNG
ポケットの多さは、登山ではプラスになる特徴ですが、あまりに多すぎた場合は、デメリットもあります。
たくさん入るため、つい必要のないものまで詰め込んでしまうのです。
整理しているつもりでも、入れすぎると膨らんだり重くなったりするので、多すぎるものは避けておきましょう。
必要な荷物をあらかじめ考えておき、それに合いそうな数を探していけば、ちょうどよい製品を購入できます。
ショルダーの長さを変えられる
ショルダーが長すぎると、サコッシュを体に引き寄せることができません。
そうなると、ブラブラと揺れ動く状態で携帯しなければならず、山を登るときは邪魔に感じてしまうものです。
登山に適した製品は、そうしたデメリットを解消するため、長さを調節できるようになっています。
短めにして体に引き寄せると、体を動かしても大きく揺れることはありません。
それなら、余計なことを気にせず、登山に集中できるのです。
ストレスにつながる要素を排除できるように、使いやすいショルダーがついたものを選びましょう。
まとめ
サコッシュを登山で使うなら、適当なものを選ぶのではなく、ここで紹介したような特徴をしっかりチェックしておきましょう。
軽さや防水機能などを見落としていると、使いにくさを感じてしまうことがあります。
登山を楽しむためには、なるべくデメリットのないものを使うべきです。
本当に登山向きなサコッシュを見つけて、快適に登れるようにしましょう。
参考URL・参考文献・根拠など
https://muCCarana.com/sacoche_trail
https://www.yamakei-online.com/yama-ya/detail.php?id=47
https://my-best.com/6004
https://www.jma.go.jp/jma/kids/faq/a5_06.html