長い旅行のスーツケースには、断然ソフトケースがおすすめの4つの理由とおすすめブランド
日本ではスーツケースといえば、硬いがっちりしたもの、ハードケースを使うのが主流です。
でも、海外でスーツケースといえば、布製のソフトケースが主流です。
ハードケースを使う人は、ほとんど見かけないと言っても過言ではありません。
そこから、旅行が長ければ長いほど、スーツケースはソフトケースがおすすめの理由とブランドをご紹介します。
ソフトケースがおすすめの理由
ソフトケースがおすすめなのは、1週間くらいの長い旅行や留学、ワーキングホリデーなどです。
また、短い旅行でもいつも荷物が増えがちで、帰りの荷造りをする時に、ハードケースに乗って閉めるような人にもおすすめです。
ソフトケースは、日本でも手に入りやすいスーツケースです。
軽量でハードケースより柔らかい!
一般的なソフトケースは、ハードケースよりも軽量です。
そこが、一番のソフトケースのおすすめポイントでもあります。
長い旅行では荷物の重さは相当なものになるので、スーツケース自体が軽量であるのは、かなり移動しやすくなります。
布やナイロンでできているケースなので、慣れないスーツケースを持った移動で自分の足に当たってしまうこともしばしばあります。
その際にも、少しでも軽量で表面が柔らかければ、痛みも衝撃も弱まります。
開けやすく、荷物の出し入れが楽ちん!
ハードケースは両面開きなので、荷物の出し入れのためには、ある程度のスペースで広げなければなりません。
ソフトケースは片面開き、ケースを床に置くと蓋がついているようなイメージです。
だから、ハードケースよりも狭いところで、荷物の整理ができます。
そのまま中身を入れて部屋の隅においても、邪魔になりませんし、蓋があるので中身も見えません。
ある程度の深さがあり、中身が転げ落ちることもなく、旅の最中の荷物の整理に便利です。
ダメージに強い!
海外の空港では、かなり手荒く扱われます。
係員の間で、またはターンテーブルに投げつけられることもあります。
そんな時、ソフトケースは衝撃を吸収してしまうので、外見的なダメージにとても強いのです。
ハードケースのように、傷がついたり割れたりすることはありません。
ただし、中に入れたものには衝撃が伝わりやすいというデメリットがあります。
ソフトケースの場合には、衝撃に弱い繊細なものは中にいれないようにしましょう。
多少、形が変わる柔軟性
たくさんの荷物を入れた時、最終的にぎゅうぎゅう押してスーツケースを閉めるのはよくあることです。
ソフトケースは布やナイロンでできているので、荷物に合わせて形が若干変わります。
見た目は多少不格好になってしまいますが、容量がハードケースと同じでも、実際にはソフトケースの方が収納力があります。
見た目よりも、荷物を全て持ち帰ることのほうが大切です。
また、蓋部分のファスナーを開けると、ソフトケースの幅を広くできるタイプのものも多く売られています。
それは、エクスパンダブル機能と呼ばれることが多いでしょう。
帰りの荷物が圧倒的に増えてしまう、ショッピング好きの女性には、特におすすめのソフトケースの形です。
形を変えるのはハードケースにはできないことで、ソフトケースの大きなメリットです。
ソフトケースのデメリットはある?
おすすめしているソフトケースですが、いくつかデメリットがあります。
買う際には、是非一度デメリットについても考えるべきなので、ここにまとめます。
中身が衝撃を受けやすい
先ほども言いましたが、ソフトケースは衝撃を吸収する分、中身に伝わってしまいます。
しかし、海外旅行の際には、もともと繊細なパソコンなどの電子機器類は入れない人が多いので、あまり関係がないでしょう。
ただ、おみやげなどに瓶詰めなどを購入した時には、しっかりラッピングしてもらい、さらにソフトケースの中に納める時には、柔らかい服などで包め工夫は必要です。
ちょっとした工夫で、これもそれほどの問題ではないでしょう。
ちょっとした気遣いで、回避できるデメリットです。
防犯性にかける
海外では、刃物や工具を使って、スーツケースの中身を盗難する事件が時々あります。
ソフトケースはファスナーで閉めるので、そのファスナーの部分が刃物に弱く、防犯性が低いと言われることがあります。
ハードケースでもそうですが、ソフトケースには貴重品や大切なものは入れないように気をつけましょう。
一部の旅慣れた日本人の人は、ハードケース=日本人と思われて盗難のターゲットになるので、ソフトケースはターゲットになりにくいと考える人もいます。
キャスターが2輪のものが多い
4輪キャスターに慣れた人は、2輪キャスターをデメリットという人もいます。
しかし、2輪キャスターのほうが、海外でありがちな細い通路やでこぼこの道には向いています。
また、公共交通機関を移動する際には、2輪キャスターの方が手を離した時の安定感がいいというメリットがあります。
使い勝手の問題なので、旅先の状況と使う人の慣れの問題かも知れません。
おすすめのソフトケースブランド
日本でも売られているスーツケースのブランドで、比較的ソフトケースが豊富なおすすめのブランドをいくつか紹介します。
選び方に迷ってしまって決められない人は、ブランドを先に決めてしまうのも、ひとつの選び方としておすすめです。
サムソナイト
かつては、航空会社のクルーが使っていた世界的に有名なスーツケースのブランドです。
アメリカ発祥のブランドで、ナイロン素材やポリエステル素材など豊富なソフトケース商品を展開しています。
もちろん、ファスナーひとつで幅が広がるエクスパンダブル機能をもったソフトケースも見つけやすいです。
耐久性にも優れているので、長い間愛用できるソフトケースを見つけることができます。
グリフィンランド
日本で創業58年の老舗メーカー:日乃本が展開するスーツケースのブランドです。
これまでのノウハウを活かしたソフトケースは、日本のブランドらしく中の使い勝手の良さも人気の理由です。
軽さも好評なので、おすすめのブランドです。
デルセー
フランス・パリで70年以上の歴史を持つ、フランスを代表するスーツケースブランドです。
フランスらしい洗練されたデザインと豊富なカラー展開も嬉しいソフトケースが選べます。
ポリエステルの強度を外と中で使い分けて、超軽量を実現しています。
大きめのソフトケースもあるので、是非チェックしてみてください。
エース
1940年に創業した日本の老舗バッグブランドは、日本企業だからこその高品質と美意識が自慢のブランドです。
ソフトケースの内装とハンドルの使い勝手が高評価です。
シンプルなデザインと汚れに強い表面加工がされているので、男性にも人気です。
もちろん、軽さも目を見張るものがあります。
TUMI
ビジネスバッグでは、男性から絶大な人気を誇るTUMIは、ソフトケースも豊富に販売しています。
むしろ、海外ブランドらしくハードケースの商品数の方が少ないです。
ソフトケースとしては他のブランドと比べてかなり高価ではありますが、その分丈夫で長く愛用できる逸品です。
メンテナンスもしてくれるので、直して使うことも可能です。
所有欲も満たしてくれるソフトケースは、男性へのプレゼントにもいいかも知れません。
まとめ
スーツケースを買うことは、日常的な買い物とは全く違います。
頻繁に買い替えるものでないからこそ、よく考えて購入しましょう。
まずは、スーツケース選びで何を考慮するかリスト化してみてください。
次に、それらに優先順位をつけてみましょう。
もし、軽さ、容量が上位にくるなら、是非ソフトケースを検討してください。
せっかくの旅行ですから、快適なソフトケースで思い切り楽しみましょう。