まさかあの用途にも!知れば欲しくなるスチーム洗浄機活用シーン8選
高温の蒸気を勢いよく吹き出すことで汚れを落とせるスチーム洗浄機は、ためてしまった汚れを落とすのにも、とことん汚れを落としたいお掃除好きにとっても魅力的なアイテムですね。
気になっているけれど、使いこなせるか心配と言う方も多いのではないでしょうか。
知れば欲しくなるスチーム洗浄機の活用シーン8選を紹介しましょう。
スチーム洗浄機を選ぶときに知っておきたいこと
スチーム洗浄機とはどんなものか、特徴を大まかに紹介します。
基本事項を押さえておけば、活用シーンを参考に自分にあった使い方アイディアが浮かぶのではないでしょうか。
スチーム洗浄機はなぜ汚れ落ちがすごいのか
スチーム洗浄機の汚れを落とす秘密は、高圧・高温のジェット噴射にあります。
蒸気の高い圧力がかかるので、複雑な凹凸のある場所でも、汚れを吹き飛ばしてキレイにすることができます。
このスチーム噴射は高温ですから、油脂を含んで硬くなっている汚れを緩めて落としやすくしてくれます。
高圧洗浄機よりも圧力は低いですが、噴射の圧力だけに頼らず、高温のスチームが汚れを柔らかくするところが特徴です。
日常的な汚れは、皮脂や調理で跳ね上がった油を含んだ飛沫を含んでいるので、高圧・高温のスチームを使うとよく落とすことができるのです。
また、洗剤を合わせて使う場合にも、温度を上げることで効果が大きくなるので、より、汚れ落ちが良くなります。
スチームを使うメリット
高温の蒸気を当てることによって、除菌や臭いを軽減する効果を狙えます。
高温のスチームは、すぐに空気に馴染んで蒸発してしまいますから、水洗いが難しい場所でも水浸しにせずさっぱりと洗浄できるのが大きな特徴です。
ガラスなど水垢や拭き跡残りが気になる場所も、スッキリ仕上げることができます。
ただ、機種によってはスチーム噴射量の調節機能がなく、水濡れしやすい場合もありますから、希望用途にあったスペックを見極めることが大事です。
スチーム洗浄機は、給水スタイル、噴出方法の設計などによってパワーや使い勝手が変わってきます。
選ぶときのポイント
家庭むきのスチーム洗浄機では、カートリッジ式のタンクに給水して使うものが多く、容量が大きければ連続使用時間が長くなりますが、重くなり取り回しにくく感じます。
スチームの発生方法では、ボイラー式とパネル式があります。
ボイラー式は高圧・高温の蒸気を送り出すパワーにすぐれ、パネル式はボイラー式と比べて圧力は低くなりますが、立ち上がりが早く気軽に使いやすいという特徴があります。
細々としたことにちょこちょこ使いたい場合には小ぶりのパネル式、ある程度連続使用にも耐える高圧タイプを望むなら、ボイラー式でタンク容量の大きな機種を選びましょう。
スチーム洗浄機の活用場面7選
スチーム洗浄機は、高温で汚れを緩めることと、水分が蒸気として空気に馴染んでしまうので、水浸しになりにくい特徴があります。
ガラスやカーペットなどへの効果は、CMでおなじみかと思いますが、それ以外のシーンでスチーム洗浄機を便利に使える活用術8選を紹介しましょう。
レンジ周りのこびりつき
油汚れは50℃以上の熱をかけることで、緩みやすくなります。
100℃の吐出温度を持ったスチームクリーナーで蒸気を当ててから拭き取るとスッキリと油汚れが落ちてきます。
一番の手強い悩みが、スチームクリーナーを使えば、爽快度一番の汚れ落としターゲットになるでしょう。
バスルーム・トイレのカビ
水をよく使うバスルームやトイレでは、ピンクぬめりやカビが発生しやすくなっています。
暑いシャワーや熱湯で除菌という作戦も悪くはありませんが、熱湯をそのまま使うのはキケンです。
熱で除菌効果があらわれるのなら、スチームをあてるのがおすすめです。
エアコン内
エアコン内の複雑なかたちをした部分は洗うのが難しく、スチームで汚れを緩めることができるのと、除菌効果でカビを防ぐことができるのもメリットです。
ニオイが出やすい悩みも、高温スチームを通しておくことで軽減されます。
おもちゃやぬいぐるみの除菌
高温のスチームは、凹凸のあるものや、布製品のお掃除にもおすすめです。
細かく高温なスチームなら、ぬいぐるみなど布製品の除菌にも役立って、臭いを抑えてくれます。
玄関掃除
玄関タイルは、凹凸に泥が入り込んで雑巾で拭くだけでは落としきれない汚れがたまります。
高温スチームで汚れを浮かせて拭き取るとキレイになります。
また、スニーカーなど、布製の靴にスチームを吹きかけてニオイを防ぐ、汚れ落としするといった使い方が出来ます。
車の掃除
カーシートの除菌・しみ抜き、ガラスの油膜取り・水垢掃除、ジョイント部分や溝など歯ブラシなどで落とし部分や、こすり洗いで傷をつけたくない部分の掃除など、スチーム洗浄機のメリットを感じやすいでしょう。
ハンガーあとの修正
熱いスチームをあてると、繊維の歪みが矯正されます。
専用のスチーム機器もありますが、スチーム洗浄機のスチームを使ってハンガーあとの歪みをなおすことができます。
除草
雑草はしつこく生えてきて嫌なものですが、植物ですから熱には弱いものです。
インターロッキングの隙間に生えてくる雑草に、スチーム洗浄機の高温スチームをあてておくと、雑草がでてきにくくなります。
まさか、除草にまで使えるとは驚きです。
ハンディタイプのおすすめスチーム洗浄機
スチーム洗浄機は、高いところに直接スチームをかけたいなど、本体を手に持ってお掃除するスタイルが向いている場合があります。
そんなときに役立つハンディタイプのおすすめスチーム洗浄機を紹介します。
Ancii 強力洗浄タイプスチームクリーナー
130℃の高温のスチームが自慢のハンディクリーナーです。
立ち上がりが早く、タンクがこぶりなので手持ちで作業したい窓の掃除などで活躍します。
毎日気軽に出して使いたい、収納スペースを小さくしたい人におすすめです。
ケルヒャースティックスチームSC1
ボイラー内143℃、吐出口での温度は100℃のスチームが出せます。
スティック掃除機のようなかたちをしているので、床がターゲットのときはパイプを接続して楽な姿勢で掃除できます。
SC1にはクラシックとプレミアムがありますが、機械性能は同じで、プレミアムには附属のフロアノズルクロス、ブラシ、ハンドブラシカバーなど付属品が多くなっています。
頼りになるおすすめハイパワースチーム洗浄機
ハイパワーで連続使用時間がたっぷりあるスチーム洗浄機なら、まとめて週末に一気に片付けたい掃除や、大掃除にもおすすめです。
ケルヒャースティックタイプSC4
キャニスタータイプで、従来型の掃除機のようなかたちをしています。
ヒートアップタイムが4分程度と短めで、本体からホースやノズルを伸ばして使うタイプなので手元は軽くしっかりとスチームを活用できます。
ケルヒャーの製品は、付属品の豊富さも魅力です。
アイリスオーヤマ スチームクリーナーSTM-417-W
噴射待ち時間が14分と長めですが、タンクが1.5リットルと大きく40分間の噴射が可能です。
お手頃価格ですが、噴出温度100℃なので高温スチームがしっかり使えます。
ただし、スチーム量の調整機能がないので畳など濡らしたくない部分のときは十分な予熱をしてすぐに拭き取りしましょう。
まとめ
汚れを落とすには、高温と水分が汚れをゆるめて取り除きやすくする性質を利用するのが一番です。
スチームクリーナーを使うと、高温のスチームが汚れを取り除きやすくなりますし、除菌効果も期待できるので、ニオイ対策にも役に立ちます。
粒子が細かく高圧・高温のスチームを、手軽に利用できるスチーム洗浄機は、利用用途がとても広いのです。