スチーム洗浄機は汚れを落としやすい!注意すべきポイントもある?
家の中の水回りや、車は、しつこい汚れが付きやすいので掃除をする事に手間取っている方は多いでしょう。
実は『スチーム洗浄機』を利用すれば、そのような汚れでも簡単に落とす事ができるのです。
ただし、スチーム洗浄機は値段が高くなっている上に注意すべきポイントもあるので、どのようなメリットやデメリットがあるのか解説しましょう。
スチーム洗浄機のメリット
スチーム洗浄機は、汚れを落としやすくなっているだけではなく、あまり維持費をかける必要がありません。
そのため、多くの方たちが利用しやすい家電製品になっているので、なぜ汚れを落としやすくなっている上に維持費が安くなっているのか解説しましょう。
洗剤が不要
スチーム洗浄機に似ている家電製品で『高圧洗浄機』という製品があります。
この高圧洗浄機は、高圧によって水を噴射していきますが、洗剤を利用する機種もあるのです。
洗剤を利用したら、清潔な状態にする事はできますが、お金をある程度までかけてしまうので注意しなければいけません。
それに引き換え、スチーム洗浄機は水を蒸気にして汚れを落としていくので、洗剤を利用する必要がありません。
そのため、あまり維持費をかけなくて、汚れを落としたい場合には、スチーム洗浄機がおすすめです。
除菌効果
スチーム洗浄機は、汚れを落としやすくなっている上に『除菌効果』まであります。
実は、私たち人間が住んでいる家の中には、多くの菌が存在しているので、除菌をしておかなければ、健康面で悪い影響を与えてしまう場合があるのです。
そのため、スチーム洗浄機を利用する事によって、健康面で悪い影響のある『サルモネラ菌』を除去しておく事は大きなメリットがあります。
ただし、スチーム洗浄機を利用しても、菌を完全に除去できる訳ではないので、その効果を過信しないで下さい。
カビ対策
家の中には、サルモネラ菌だけではなく『カビ』もあります。
このカビも菌の一部の姿を表すもので、カビが繁殖し過ぎたら『カビアレルギー』を発症してしまう事があるのです。
大人であれば、ある程度の免疫力はありますが、子供の場合には免疫力が低いのでアレルギーを発症する可能性は極めて高いです。
そのため、家の中に小さな子供がいて、カビアレルギーが心配になってしまう場合には、スチーム洗浄機を検討してみる価値があります。
利用できる場所
スチーム洗浄機は、水だけを利用する家電製品という事もあって、様々な場所で利用できます。
そのため、キッチン周り・洗面所・床などを掃除できるのです。
それでは、利用できない場所もあるのかと言えば、それは熱に弱い場所です。
実際にスチーム洗浄機は、100度近いスチームをかける事によって、汚れを落とすので、熱に弱い所に当てる事はできません。
そのため、スチーム洗浄機を購入して、この部分は当てても大丈夫か悩んだ場合には、熱に弱い素材なのかどうかが基準となるので参考にして下さい。
スチーム洗浄を利用する重要性
スチーム洗浄機は、サルモネラ菌やカビをある程度まで除菌できますが、この2つの菌について詳しく知らない方は多いでしょう。
そこで、2つの菌の悪影響について解説するので、それが分かればスチーム洗浄機の利用価値が分かるはずです。
食中毒
サルモネラ菌は、少量でも『食中毒』を発症する可能性がある菌です。
食中毒を発症したら、吐き気や腹痛などに悩まされてしまうので、注意しなければいけません。
実際に食中毒によって吐き気に襲われた時には、涙が出てくるほど辛く感じてしまうので、日頃からサルモネラ菌が繁殖しないようにする事は重要です。
スチーム洗浄機を利用したら、そのサルモネラ菌をある程度まで除菌できるので、利用する価値は高いです。
ただし、ペットからサルモネラ菌を感染する場合があるので、日頃から何か触ったら手を洗うようにして下さい。
カビアレルギー
カビが繁殖しすぎて、カビアレルギーを発症してしまった場合には、咳(せき)や胸の痛みなどに悩まされるようになります。
最悪のケースでは、呼吸困難にも陥ってしまうので、多くの方たちが思っているよりもカビアレルギーは恐ろしい病気なのです。
スチーム洗浄機を利用すれば、このカビをある程度は除菌できますが、部屋の状況によっては除菌しきれない場合もあります。
そのため、定期的に部屋を換気した上で、スチーム洗浄機を利用したほうが良いです。
スチーム洗浄機の種類
スチーム洗浄機は、利便性が優れている家電製品ですが、実は2つのタイプがあって、それが『ボイラータイプ』と『ポンプタイプ』になります。
それぞれ特徴が大きく違っているので、どのような違いがあるのか詳しく紹介します。
ボイラータイプ
ボイラータイプのスチーム洗浄機は、本体内部で水を沸騰させてから、その水を噴出して利用する機種になります。
圧力は強くなっているので、汚れを落としやすくなっているので、魅力的なポイントばかりが目立つタイプです。
ただし、ボイラータイプは業務量のスチーム洗浄機が多くなっていて、値段が高くなっている機種が多いので注意しなければいけません。
さらに、水を沸騰させる必要があるので、ある程度まで時間をかけてしまう事も覚えておいて下さい。
ポンプタイプ
ボイラータイプとは違って、ポンプタイプは家庭用のスチーム洗浄機になっているので、ある程度まで値段が安い機種が多くあります。
そのため、今までスチーム洗浄機を利用した事がなくて、便利な物か試したい場合には、まずはポンプタイプから利用したほうが良いでしょう。
さらにポンプタイプは、ポンプで組み上げた水をヒーターで加熱して、噴射するタイプになります。
このような構造になっている事から、あまり時間をかけないで利用できるようになっているのです。
スチーム洗浄機のデメリット
スチーム洗浄機は、掃除をする際にいくつか注意すべきポイントがあります。
そのポイントを把握しないで、購入してしまえば後悔する事になってしまうので、どのような所を注意すれば良いのか解説しましょう。
拭き取る作業
スチーム洗浄機で、汚れにスチームを当てたら、汚れは少し浮いていくので、落としやすくなっています。
つまり、スチーム洗浄機を利用するだけでは、汚れが完全に落とせる訳ではなくて、その後に布またはフキンなどで拭き取る必要があるのです。
それに引き換え、高圧洗浄機は水を勢いよく噴射する事ができるので、拭き取る必要がありません。
高圧洗浄機に比べたら、スチーム洗浄機は少し手間暇をかける掃除方法になっているので、注意して下さい。
サビができる可能性
スチーム洗浄機は、車に付いた汚れを落とす事はできますが、防サビを施したパーツでなければ、スチームを当てる事によってサビができてしまうのです。
そのため、車を洗車する際には、鉄にメッキまたは塗装されているのか確認した上で、スチームを当てるようにして下さい。
塗装してあるパーツでも、どこかで車を擦ってしまって塗装がはげていたらサビの原因になってしまうので、そのような場合には、早めにはがれてしまった部分を補修するようにして下さい。
まとめ
スチーム洗浄機は、スチームによって汚れを浮かす事はできますが、拭き取る必要があるので、少し手間暇をかけてしまいます。
しかし、水しか利用しないので、維持費をあまりかける必要がありません。
そのため、あまりお金をかけないで、水周りや車についた汚れを落としたい場合には、スチーム洗浄機を購入してみる価値があります。