高圧洗浄機の作業に適した服装は?4つのチェックポイント

高圧洗浄機は、簡単に洗浄作業ができる便利な商品であり、掃除の手間や労力を軽減することができます。

ただし、高圧洗浄機を使った作業は、適当な恰好で行うべきではありません。

何も準備をせずに洗浄を始めると、意外なデメリットに驚いてしまうこともあるのです。

そうならないためには、服装の注意点をしっかり押さえておくようにしましょう。

では、作業に適した服装を整えるための、4つのチェックポイントを紹介していきます。



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肌の露出を抑える

高圧洗浄機を使うときは、半袖などの肌が露出する服装は避けるべきです。

気温の高い夏場などは、ついそのままの格好で作業を始めたくなりますが、できれば長袖のものを着て、肌を隠してから行うようにしましょう。

これは、高圧洗浄機の飛沫から、自分の体を守るために必要なことです。

「少し濡れるくらい気にしない」という人もいますが、高圧洗浄機を使ったときの飛沫で、最も注意しておきたいのは、濡れることではありません。

洗浄作業中に飛沫を浴びると、痛みを感じることがあるのです。

高圧洗浄機の特徴は、強い圧力で勢いよく水を噴射することであり、ホースなどで水をかけるときに比べると、格段に汚れが落ちやすくなっています。

ただし、高圧で噴射された水が跳ね返ったときは、その飛沫にも、かなりの勢いがついてしまうものです。

それが肌を直撃すると、ただ濡れるだけではなく、痛みを感じてしまうことになります。

このデメリットを防ぐためには、ぜひ長袖の着用をおすすめします。

肌が傷つく可能性も

洗浄作業の際に長袖で肌をガードすることは、痛みの軽減だけでなく、傷を防ぐことにもつながります。

作業中に発生する飛沫には、砂利や小石なども混ざっていることがあるのです。

水だけでも痛みを感じるほどの強さだというのに、硬いものが同じ勢いで飛んでくれば、ただ痛いだけでは済まなくなってしまいます。

特に、洗車や外壁の洗浄で、地面に近い場所を洗うときは要注意です。

地面に高圧の水が噴射されたときは、砂利などが混ざって飛んでくることが多くなります。

しかし、きちんと長袖を着てから作業を始めれば、たとえ砂利や小石が当たっても、傷がつくようなダメージにはなりません。

かなり痛いことは確かですが、それだけです。

外で洗浄作業を行うとき、もし半袖を着ていたら、そのまま作業を始めたりせず、必ず長袖を着るようにしましょう。



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目や口を守る

高圧洗浄機の作業で発生する飛沫は、体にだけかかるとは限りません。

体にかかるということは、当然頭に向かって飛んでくることもあるわけです。

そうなったときに気をつけたいのは、目や口などに直撃してしまうことになります。

顔に当たれば痛いのはもちろんですが、目や口に水が入れば、もっとひどいことになってしまうのです。

特に、目に当たることは避けなければなりません。

なにしろ、肌に当たると痛いくらいの勢いで飛んでくるので、デリケートな目に当たったときのダメージは甚大です。

また、口に当たるときは、泥や洗剤など、余計なものが多く含まれた水を飲み込んでしまう可能性があるので、こちらも要注意です。

こうしたデメリットを回避するためには、顔を保護するアイテムを使うようにしましょう。

ゴーグルとマスクで完璧

高圧洗浄機の飛沫から顔を守るためには、ゴーグルやマスクなどを装着するのがおすすめです。

スキーで使うようなゴーグルをかけて作業すれば、目に向かって水が飛んできても、ダメージを受けることはありません。

そのようなゴーグルがないときには、サングラスなどでも構わないので、とにかく目をガードするものを探してください。

むき出しの状態でなければ、被害を抑えることができます。

また、口に入ることを防ぐのであれば、やはりマスクが最適です。

もしない場合は、タオルなどの布を口元に巻いて、しっかりと保護するようにしましょう。

足元は長靴で

高圧洗浄機で作業をするときは、「足に何を履くか」ということも、重要なポイントです。

肌の露出を防ぎ、ゴーグルやマスクをしっかり装着していても、足元がラフなサンダルだったりすると、裸足の足に水がかかることになります。

特に、下へ向けて噴射することが多い場合は、足を露出させておくべきではありません。

水の噴射が下に向いて、地面に当たることが多くなれば、足に向かって飛んでくる水も増えることになります。

また、砂利や小石なども混ざりやすくなるので、むき出しにした足にだけが傷ついてしまうことになるのです。

夏場などは、適当にサンダルを引っかけただけで作業をしたくなってしまいますが、こうしたリスクを回避するには、足にもしっかり対策をしておくようにしましょう。

長靴は水の作業に最適

足に水がかからないようにするためには、やはり長靴を履くのが一番です。

濡れてもよい靴を履く方法でも構いませんが、それだと、靴がじっとり湿ってしまう可能性があるので、不快な思いをすることがあります。

また、ズボンの裾なども濡れてしまうので、作業のあとで着替えが必要になることも考えられるのです。

しかし、長靴を履いておけば、そうしたデメリットは解消できます。

長靴はしっかり水を弾いてくれるので、穴が開いたものを使ったりしない限りは、中まで水が入ってくることはありません。

また、足元だけでなく、すねの方まで覆い隠してくれるため、ズボンの裾が濡れる心配もないのです。

もちろん、砂利や小石が飛んできても、痛みを感じたり、傷がついたりすることもありません。

このように、長靴は高圧洗浄機の作業には最適なアイテムなので、ぜひ利用してみてください。

指を挟まないように

ここまで紹介してきたポイントをしっかり押さえておけば、体のほとんどの部分を保護することができますが、まだひとつだけ、むき出しになった部分が残っています。

それは、高圧洗浄機のガンを握る手です。

洗浄作業をするときは、手袋をはめて、しっかりと手の対策も行うことが大切です。

ただし、手の保護に関しては、他の部分とはまた違った注意点があります。

体に飛沫がかかるということは、もちろん手にもかかってしまうので、それを防ぐための保護であることは確かですが、手袋の役割はそれだけではありません。

指を挟むことを防ぐための対策でもあるのです。

ガンを握って操作するときは、指の肉をグリップに挟んでしまうことがあります。

そんなときは、水を止めようとしただけで鋭い痛みを感じてしまい、とても使いづらく感じてしまうものです。

しかし、手袋をしていれば、指をもろに挟んでしまうことはありません。

厚すぎないものを

手袋をはめていると、余計なストレスを感じることなく、快適に洗浄作業を進めることができますが、あまり厚いものは選ばないようにしましょう。

厚いものの方が、よりダメージを軽減できそうですが、厚すぎるものは掃除には向いていません。

掃除をするとなれば、いろいろと細かい作業が必要になることもありますが、そのときに不便さを感じることになるのです。

また、ガン持ちづらくなるような手袋だと、作業時のミスも起きやすくなります。

手を保護することは大切ですが、むやみに厚いものを使うのではなく、指の動かしやすさも考慮して、適切な手袋を選ぶようにしましょう。

まとめ

高圧洗浄機は、家庭用のものだとコンパクトであり、女性でも手軽に洗浄を行うことができます。

ただし、いくら手軽にできるといっても、適当な服装で始めてしまうのはよくありません。

高圧洗浄機を使うのであれば、ここで紹介したポイントをしっかり押さえておきましょう。

長袖や長靴、手袋などをきちんと揃えてから始めれば、快適に作業を進めることができます。