頑固な汚れはこう落とせ!高圧洗浄機+洗剤のW使いで効率的に掃除をしよう!
高圧洗浄機を使うと掃除をスピーディーに終わらせることができます。
ブラシやスポンジを使って汚れをゴシゴシ擦らなくてもすむので非常に便利です。
しかし、年季の入った油汚れや黄ばみなどは水の力だけでは落とせないことも。
そこでおすすめしたいのが高圧洗浄機に洗剤を入れて使用することです。
洗剤=手洗いのイメージがあるかもしれませんが、高圧洗浄機でも使うことができますよ。
頑固な汚れは高圧洗浄機と洗剤の2つで効率的に落としていきましょう。
高圧洗浄機に洗剤を入れて使ってみよう
換気扇やコンロなどのキッチン回りや排水溝、お風呂場やトイレの頑固な汚れなどは高圧洗浄機に洗剤を入れて対応しましょう。
手洗いや水のみの噴射より時間をかけずにきれいにすることができますよ。
高圧洗浄機で洗剤を散布する場合は、洗剤用のノズルを取り付けて、低圧モードに設定します。
汚れを浮き落とすために散布後2~5分ほど放置するのがポイントです。
長く置いてしまうと材質を傷める危険があるので必ず数分程度にしてください。
時間が経ったら高圧水で洗い流して掃除完了です。
高圧洗浄機の3つのモデルと使い方
高圧洗浄機のどの部分に洗剤を入れるのか
高圧洗浄機はメーカーやモデルによって洗剤を入れる場所が違います。
洗剤タンクに入れる、外部の容器から吸引する、洗剤用のノズルを使うという3種類に分かれているので、本体や説明書を見て確認しておきましょう。
洗剤専用タンクに入れる
高圧洗浄機本体に洗剤を入れる専用のタンクが付いています。
他の2つと違い、唯一本体と洗剤用タンクが一体化しているのが特徴です。
タンクに洗剤をセットし、専用のノズルを取り付け、噴射モードを設定すればすぐに掃除を開始できます。
コンパクトで持ち運びしやすいのがメリットですが、タンクの容量が限られているため広範囲の掃除を行う場合は、その都度洗剤を継ぎ足さなくてはいけません。
吸引ホースで洗剤を本体に取り込む
高圧洗浄機本体に吸引ホースが付いているモデルです。
あらかじめバケツやタライなどの容器に洗剤を用意しておき、そこに吸引ホースをセットして本体内部に洗剤を取り込み散布します。
ノズルや噴射モードの選択も必要です。
洗剤を入れる容器は適当な物で構いません。
家中の掃除を行う場合は大容量のバケツにたっぷり洗剤を用意しておけばOK。
洗剤を何度も継ぎ足さずにすみますよ。
ただし、洗剤容器は吸引ホースが届く範囲内に置かなくてはいけません。
フォームノズルを使う
本体に洗剤用タンクや吸引ホースがついていない場合はフォームノズルを使用します。
フォームノズルには専用の洗剤用タンクが付属していて、ガン部分にセットすることで洗剤を散布できます。
フォームノズルを使うと自動的に低圧噴射になるため、扱いも簡単です。
洗剤タンクはノズルに取り付けるため、本体からは独立しています。
本体に付属している洗剤タンクと比べて容量は少なくなりますし、ヘッド部分が重くなるという弱点もありますが、洗剤を泡状にして散布できる使いやすいアイテムです。
フォームノズルは本体とセットになっていることもありますが、単品で買うこともできますよ。
高圧洗浄機にはどんな洗剤を使えばいいのか
使いやすいのは純正洗剤
高圧洗浄機には専用の洗剤があります。
純正品は希釈タイプになっていて濃度を調整することで様々な用途に使えるので便利です。
カビ予防やコーティングなどの保護効果がある物もありますよ。
少々値段は高くなりますが、高圧洗浄機本体と同じメーカーが販売している洗剤なので品質は抜群です。
もちろん、家庭用の中性洗剤などで代用しても構いません。
ただし、家庭用洗剤では液体がジェル状になっていて噴射しづらい、泡が多くて洗い流すのが大変、乾燥すると洗剤が白く浮いてくる、というトラブルが起こる可能性もあるので注意しましょう。
代用品を使う場合は本命の汚れに散布する前に、適当な場所でテスト噴射をしておいたほうが無難です。
家庭用なら中性洗剤がベスト
家庭用洗剤を使う場合は中性を選びましょう。
アルカリ性や酸性と比べて洗浄力は落ちますが、高圧洗浄機は手で磨くよりパワーがあるため中性洗剤でも十分に役立ちます。
一見落ちにくそうな汚れでも、高圧水と洗剤のW使いで対応できる可能性がありますよ。
また、本体一体型の洗剤タンクや吸引ホースは高圧洗浄機の内部に洗剤を取り込まなくてはいけないため、洗浄力が強い物を使うのは危険です。
ポンプの劣化や故障の原因にも繋がるので、できるだけ避けておきましょう。
フォームノズルならアルカリ性や酸性もOK
フォームノズルを使えばアルカリ性や酸性などの洗浄力が強い洗剤も散布することができます。
中性洗剤と高圧水では落としきれない頑固な汚れは、やはりこれらの強い洗剤を頼るほかありません。
フォームノズルの洗剤タンクは本体から独立しているため、高圧洗浄機の内部やポンプにダメージを与える心配がないですし、万が一の時もノズルだけ買い替えればいいので本体を丸々失わずにすみます。
換気扇やコンロなどの頑固な油汚れやキッチンの掃除にはアルカリ性洗剤。
石けんカス、トイレの黄ばみや尿石などの水回りの汚れを落としたいなら酸性洗剤がおすすめです。
最初はマイルドな中性洗剤を使ってみて、それで落ちない場合はこれらを使うようにしましょう。
高圧洗浄機で洗剤を使う時の注意点
洗剤は最初から使わない
洗剤は最初から使わず、まずは高圧洗浄機だけで汚れを落としてみてください。
洗剤を使うと洗浄力は増しますが、散布した泡を高圧水で洗い流すという2度手間になってしまいます。
効率的な掃除を目指すなら工程は少ないほうがいいでしょう。
洗剤は水だけでは落とせない汚れに使うのがベストです。
洗剤の濃度を守る
洗剤は決められた希釈率で使用しましょう。
適切な濃度や使用量は、洗剤のパッケージに明記しています。
なかなか落ちない頑固な汚れは散布を繰り返す、泡を放置するなどして対応してください。
洗剤の濃度は最も高い洗浄力を発揮できるように設定されています。
これを破ってしまうと洗浄力が落ちてしまいますし、高圧洗浄機と材質の両方にダメージを与える危険があるので注意してください。
すすぎは念入に行う
高圧水蒸気で洗剤を使う場合、特に注意が必要なのが散布した泡を洗い流すことです。
散布後は通常の高圧モードに戻して水を噴射するだけなのですが、泡が残らないように念入にすすいでください。
きれいに汚れを落としても洗剤成分が残っていると変色や劣化が起きやすくなります。
すすぎに使われた水に泡が浮いていたり、濁って色が付いていたりする場合は、まだ洗剤が残っているということです。
水が完全に透明になるまで続けてください。
洗剤の使用後はタンクやノズルを水洗いする
洗剤を使った後は必ずタンクや吸引ホース・フォームノズルなどを洗っておきましょう。
洗剤成分が残っていると寿命を縮める原因になります。
使用後にきちんと手入れをしておくと、その分長く愛用することができますよ。
家庭用の高圧洗浄機はリーズナブルな製品も増えていますが、最低限の元手はしっかり回収しておきましょう。
まとめ
水の力だけでは落とせない頑固な汚れは高圧洗浄機と洗剤の組み合わせで対応しましょう。
キッチンの油汚れや水回りの掃除などの時間がかかる作業もパパっと終わりますよ。
洗剤は通常の高圧モードで洗い流してください。
洗剤の散布から洗い流す工程まで高圧洗浄機一つでできるなんて本当に便利ですよね。
使用後のお手入れは忘れずに行うこと。
大切に使って長く役立ってもらいましょう。