業務用の高圧洗浄機が家庭用と違う点は？注目したいの4つのメリット
高圧洗浄機は、家庭用と業務用の2種類があります。
普通に家庭の中で使うなら、コンパクトで軽量なものが多い家庭用がベストですが、仕事で広い範囲を洗浄したい場合には、少し頼りないものです。
また、家庭で使うとしても、場合によっては「もっとパワーが欲しい」と感じることもあります。
そんなときは、業務用の高圧洗浄機を使いましょう。
ここでは、業務用高圧洗浄機の4つのメリットを紹介していきます。
業務用はパワーが強い
家庭用と業務用の商品での大きな違いとしては、まず、洗浄するときのパワーの違いがあります。
業務用の高圧洗浄機は、普通の家庭よりも広い範囲の洗浄や、落ちにくい頑固な汚れをしっかり落とすことを想定しているため、かなりパワーが強くなっているのです。
吐出圧力が家庭用の約3倍、水の量は約5倍になる商品もあり、水圧の弱さを感じるようなことはありません。
高圧洗浄機の洗浄効率は、吐出圧力と水量をかけ合わせた値になるので、業務用の商品は、洗浄力がとても優れていることになります。
家庭用の高圧洗浄機を無理に業務用として使っても、十分な洗浄効率がないと、うまく作業を進めることができず、もどかしく感じてしまうものです。
しかし、きちんと業務用の商品を選んでおけば、サクサクと作業を進めることができます。
家庭で使うときは注意
業務用の高圧洗浄機は、工場や建設現場などで使うときに役立つものですが、家庭で使えないわけではありません。
最初は家庭用の性能に満足していても、「もっとパワーが強いものが欲しい」と感じるようになったときは、業務用を導入するのもアリです。
ただし、業務用の商品を普通の家庭で使うのであれば、注意しなければならない点があります。
それは、パワーの違いをしっかり意識して、適切な使い方をすることです。
業務用の商品も家庭で使用できるとはいえ、基本的にはオーバースペックになります。
そのため、家庭用と同じ感覚で使っていると、塗装を剥がしてしまったり、壊したりする恐れがあるのです。
洗浄効率が高ければ、頑固な汚れがあってもスムーズに作業を進めることができますが、それで大きなダメージを与えてしまうような事態は、避けなければなりません。
パワーが強い商品を使うときは、水圧の調節や適切な距離などに注意して、慎重に作業を行うことが大切なのです。
優れた耐久性がある
業務用の高圧洗浄機は、家庭用に比べると耐久性が高いため、簡単に壊れたりはしません。
そのため、仕事で長い時間使う際には、とても便利です。
家庭用の商品の場合、約1時間の連続使用を想定しているものが多く、それ以上長く稼働させていると、モーターに大きな負荷がかかり、劣化が早くなっていきます。
そのため、工場や建設現場で洗浄作業を行うときは、家庭用の商品を選ぶべきではありません。
耐久性の低い家庭用を使い、広範囲を長い時間洗浄していたりすると、壊れるのも早くなります。
家庭用は洗浄効率も低いため、どうしても作業時間が長くなってしまい、モーターへの負担がどんどん増えていくのです。
しかし、業務用の高圧洗浄機なら、家庭用の5倍の耐久性をもつ商品もあり、広い場所で長く使っていても、それほどのダメージはありません。
仕事で使う高圧洗浄機を検討しているなら、ぜひ業務用をおすすめします。
家庭でも長く使うなら便利
高圧洗浄機を家庭で使う場合、1時間以内で作業が完了することの方が多いですが、もし長く使うようなら、業務用の商品を使ってみましょう。
家庭で使うときでも、あまり連続使用を続けていると、長持ちさせることはできません。
そうなると、「もっと頑丈な壊れにくい商品が欲しい」と考えるようになります。
業務用の商品は、大きくて重いものが多いので、家庭で使うには少し不便な点もありますが、長く使うことが多く、すぐに壊れてしまうようなら、耐久性の方を優先するのもひとつの方法です。
ただし、耐久性だけでなく、パワーも強くなっていることを忘れないでください。
洗浄するものを傷つけないように、適切な使い方をしていきましょう。
コストを抑えることができる
業務用の高圧洗浄機は、コストの面でもメリットがあります。
使用頻度が多かったり、一回に使う時間が長かったりすると、家庭用の高圧洗浄機では負荷がかかりすぎるため、壊れるのが早くなります。
つまり、すぐに買い替えなければならないということです。
そして、また家庭用の商品を購入し、同じように酷使していると、次々に新しいものを買わなければなりません。
家庭用の商品はコンパクトで軽いものが多く、値段も安くなっていますが、そのように何度も買い替えるようだと、結局は大きな出費になってしまいます。
そのため、仕事でたくさん使う場合や、家庭でも長く使いたい場合には、家庭用を選ぶのはおすすめできません。
多く使うことがわかっているなら、最初から頑丈な商品を選択すべきです。
業務用は長く使える
高圧洗浄機の使用頻度が多くなることが予想される場合は、家庭用ではなく、業務用の商品を選びましょう。
耐久性に優れた業務用の商品であれば、ハードな使い方をしても、すぐには劣化しません。
業務用は家庭用に比べて大きく、それだけ値段も高くなっているので、出費を抑えるためには除外して考えることもありますが、本当に安く済ませたいのであれば、使い方も含めて検討することが大切です。
一見すると出費が大きいようでも、使用頻度が多く、モーターにかかる負荷が大きい場合は、壊れにくい業務用の方が適しています。
家庭用のように何度も買い替える必要がないため、最初の出費が多めでも、長い目で見れば安上がりなのです。
高圧洗浄機をどのように使うのかしっかり考えて、最適な商品を選びましょう。
温水が簡単に使える
業務用の高圧洗浄機には、温水タイプのものが多くあります。
高圧洗浄機といえば、「水を高圧で噴射するもの」というイメージが強いですが、専用のものを使えば、お湯で洗浄することも可能です。
お湯で洗浄すると、水ではなかなか落ちないような油汚れなども、きれいに除去することができます。
また、高圧のお湯をかければ、降り積もった雪や氷などを取り除くときにも役立つのです。
しかし、家庭用の高圧洗浄機だと、そう簡単に温水洗浄はできません。
家庭用の商品で温水洗浄をするには、自給タイプのものを使って、お湯を汲み上げる必要があるのです。
そのため、自給機能がない商品だと、お湯による洗浄は難しくなってしまいます。
温水による洗浄を考えているなら、温水タイプのものが多く出ている業務用の商品に注目してみてください。
最高温度にも注目
業務用で温水洗浄が可能な商品の場合、自給式の家庭用よりも高温のお湯を使うことができます。
家庭用の商品だと、最高温度が40℃になっているものが多いため、せいぜいお風呂と同じくらいの温度が限界です。
それでも、水よりは効果がありますが、「もう少し熱いお湯を使いたい」という不満を感じてしまうこともあります。
一方、業務用の温水タイプは、最高温度が80℃になっているため、かなり熱めのお湯を使うことができるのです。
それなら、雪や氷を溶かすときにも役立ちます。
「せっかく温水を使うなら熱い方がよい」という人は、ぜひ温水タイプの商品を使ってみてください。
まとめ
業務用の高圧洗浄機は、大きくて重く、水圧も強いため、普通に家庭で使うには、少し不便な点もあります。
しかし、広い場所の洗浄や、1時間以上の長い稼働時間が必要な場合には、家庭用よりも便利に使うことができるのです。
そのため、仕事で広い範囲を洗浄するときや、家庭でも長く稼働させなければならないときには、業務用を使うようにしましょう。