失敗しない高圧洗浄機の選び方まとめと人気メーカー比較
車や家の壁など普通に掃除をするだけでは取れない汚れを簡単に落とせてしまう高圧洗浄機。
しかし、いざ高圧洗浄機を買おうと思ってもメーカーや種類が多くてどれを選べばいいのかわからない、そんな方の悩みを解決するべく人気の機種や使い方を紹介していきます。
初めて購入を考えている方はもちろん買い替えを考えている方の参考にも役立つ解説をします!
タイプの違いを知ろう
高圧洗浄機というと洗車や家の外壁の掃除に使っているイメージを連想される方がほとんどかと思います。
しかし洗車と外壁の掃除では必要とする洗浄力が違うので、きちんと選んで購入しなければせっかく買った高圧洗浄機も無駄になってしまいます。
そんな失敗をしないために、高圧洗浄機にはどんなタイプがあるのかその違いや選び方など役立つ情報を紹介していきます。
高圧洗浄機にはサイズがある
高圧洗浄機には『コンパクトサイズ』『大容量サイズ』『業務用』の3つのサイズがあります。
家庭で使う場合はコンパクトタイプと大容量サイズの場合がほとんどです。
コンパクトサイズは比較的小型で女性でも扱いやすい機種が多く、水圧は控えめです。
大容量サイズは強い水圧が魅力で頑固な汚れや広範囲の掃除に役立ちます。
必要な洗浄力など使用用途によって選べば問題ありません。
原動力の違いを把握しよう
高圧洗浄機はモーターの動力によって水圧を生み出し、モーターの動力が大きければ大きいほど水圧も強くなります。
このモーターもいくつかの種類が存在し、電源方式も機種によって異なります。
この違いを把握することも選び方のポイントです。
モーターの種類に注目
東日本と西日本では使える周波数(Hz)に違いがあるのは知っていますか?
高圧洗浄機に搭載されているモーターは種類によってこの周波数が合わなければ使えないものがあるのでしっかりと自分の地域で使えるかを確認しておきましょう。
モーターの種類は『ガソリンエンジン』『インダクションモーター』『ユニバーサルモーター』の3種類があり、それぞれに特長があります。
ガソリンエンジンは電気ではなくガソリンを燃料として動くタイプのものです。
電源が必要ないため屋外など使う場所を選ばないのが特長で、強い水圧と耐久性に優れています。
しかし駆動音がかなり大きく住宅街など迷惑になりそうな場所では使用が限られるかもしれません。
また重さも他のモーターよりは重めです。
インダクションモーターは長寿で耐久性が非常に高く静音性にも優れていますしかし使用する周波数が決められているので地域が変わると使用が限られる場合があります。
ユニバーサルモーターの特徴は周波数に関係なく使えるので使用場所が限られません。
しかし性能はインダクションモーターよりも控えめになり、比較的安く購入できます。
給水方式を確認しよう
次に確認して頂きたいのが「給水方式」です。
高圧洗浄機には『水道直結タイプ』『タンク・自吸タイプ』があります。
水道直結タイプは名前の通り、蛇口に取り付けて給水するタイプのものです。
家庭で使う場合はこのタイプで問題ありません。
あたりまえですが蛇口のない場所での使用はできません。
タンク・自吸タイプはタンクに溜めた水を給水して使うタイプと、池や川などから直接水を吸い上げるタイプが自吸タイプです。
蛇口のない屋外で使う場合はタンク・自吸タイプを選ぶといいでしょう。
水圧の高さ
高圧洗浄機の圧力は「MPa(メガパスカル)」で表記され、スペック表記は「最大吐出圧力」と「常時吐出圧力」の2種類で指標されます。
この数値が大きいものほど圧力が強くなります。
水圧が強ければ強いほど汚れを落とす力も大きくなりますので、水圧は調整できるタイプの機種を選んでおけば後々使える幅は広がります。
水圧で選ぶ場合は常時吐出圧力の方を比較するようにしましょう。
静音性を重視するなら
住宅街などで使う場合は近所迷惑にならないかなど気になってしまうと思います。
インダクションモーターなら近隣を気にせずに使うことができるので静音性を重視する方にはおすすめです。
バランスを考えて選ぶ
水圧が強いものほど価格も高くなる傾向にありコストパフォーマンスも気になるところですよね。
水圧が強く大型なものは価格が上がり、逆に水圧が低く小型な製品は価格を抑えることができます。
洗浄力ばかりに注目し、いざ使ってみたら使えなかったと後悔しないためにしっかり用途にあった製品を選んでいきましょう。
おすすめメーカーを比較
高圧洗浄機は様々なメーカーから発売されており、どれを購入していいのか迷っている方のためにおすすめの人気メーカーを紹介していきましょう。
ケルヒャー
ケルヒャーは世界シェアNo.1を誇るドイツ発のメーカーです。
日本でも知名度は高く、業務用の高圧洗浄機も取り扱っており高い人気を誇ります。
また機種やアクセサリーの種類も豊富で選べる選択肢が多いのも魅力的です。
用途に合った機器を選ぶことができ、日本仕様のものもあるのでアフターサービスも安心です。
ヒダカ
高圧洗浄機専用の通販ショップを運営していた日高産業が独自のモデルを開発。
国内最高の水圧と静音性が魅力です。
サポート体制も充実しているので購入後も安心です。
リョービ
高い耐久性が特長で、日本製ということもあり人気が高いです。
独自の機能としてオートストップ機能が全部の製品に搭載されており、ガンの握りを離すと自動でモーターが止まる仕組みが導入されているので節水効果にも優れています。
値段の割に洗浄効率が高いものが多く、グッドデザイン賞を受賞した実績からそのデザインも評価されています。
アイリスオーヤマ
アイリスオーヤマの高圧洗浄機は、軽量で運びやすい商品が多く女性でも扱いやすい商品が多いです。
取り扱っている高圧洗浄機の種類が多く、用途にあった機種を幅広く選べます。
おすすめ高圧洗浄機3選
初心者の方でも扱いやすく、人気の高い高圧洗浄機を紹介!
ケルヒャーK2クラシックプラスK2CP
本体重量が3.9kgと軽量で、持ち運びに便利な高圧洗浄機で常時吐出圧力は6Mpaユニバーサルモーターになります。
値段は9,000円前後になります。
軽量にもかかわらず6Mpaの常時吐出圧力が出せるので想定されるほとんどの汚れが落とせます。
付属品は少ないですが、シンプルな洗浄程度なら全く問題はないでしょう。
洗車用のカーキットが付属された「K2CPC」もあります。
世界シェアNo.1のケルヒャー製品なだけあり口コミでも評判が高く信頼できる製品です。
アイリスオーヤマ高圧洗浄機FBN-301
常時吐出圧力は5.3Mpaでユニバーサルモーターになります。
重さ3kgと高圧洗浄機の中でも最軽量で女性の方でも扱いやすい機種になります。
小型ながらも十分な水圧を出すことができ、壁の汚れから洗車まで多用途に使うことが可能です。
値段も6,000円前後と安いのが特徴です。
ボッシュ高圧洗浄機ホーム&カーウィッシュキット付きAQT33-11J
本体重量は3.8kgと軽量で持ち運びしやすいコンパクトサイズ。
軽量でありながらも強い水圧が魅力です。
6mの高圧ホース、ロータリージェットノズル、ジェットノズル、フォームノズルが付属のセットになっており用途にあった洗浄方法を選択できます。
自動給水機能が付いており、水道が届かない場所でも電源さえあれば使用が可能です。
価格は1万7,000円前後と少々高額になりますが、水圧に物足りなさを感じた方にはおすすめの製品です。
まとめ
家庭に1台あると便利な高圧洗浄機の選び方を紹介してきましたが、用途にあったものは見つかりましたか?
普通に掃除をしていても落とせない頑固な汚れも簡単に落とせてしまうのでぜひ自身で体験してみてください。
高圧洗浄機を使いこなせるようになれば今よりももっと楽に楽しく掃除ができるはずです。
この記事を参考に自分の用途にあった最高の1台を見つけてみてくださいね。