みんなをまとめるのって大変だよね!カリスマなリーダーが頑張る洋画ランキング
新入社員が入って、新しい役職についた人や、後輩指導を任されて頑張り時の人に感動のおすすめ作品です。
慣れない立場に立たされ悪戦苦闘。
何かするわけでもないのに文句と意見しか言わない部下にダメ出しされていたりしていませんか?そんなあなたのように、まとまらない仲間に調和をもたらす指揮者、共産主義という思想に振り回され家庭を失い部下と亡命を試みる船長、自分の発した一言で起きた事件の波紋を止めようともがくカリスマDJが頑張る映画をご紹介。
仕事と私生活がうまく行かないのはあなただけのせいじゃない。
きっと、みんなの息が合えば、毎日が忙しくても充実するって思える、そんなおすすめ洋画です。
第1位:「オーケストラ!」

主人公は、ロシアの有名な楽団の清掃員です。
しかし、その昔は有名な指揮者でした。
共産主義の強い影響で芸術は退廃的にとらえられ、過度な表現は反逆罪となり投獄もあり得る時代でした。
そんな彼は、清掃員として劇場でオーケストラの音色を聞きながら、時には酒におぼれ、日々過ごしていました。
あるとき、清掃中に1通の海外公演の依頼FAXを手にします。
フランスからの依頼です。
主人公は、フランスには亡命させていた天才バイオリニストの忘れ形見がいます。
自分の音楽を演奏するため、昔の団員を訪ね、勝手に演奏会のオファーを受けます。
勝手に行くのでお金が無い主人公は、チェロの素人演奏家の資産家を手玉にとり金を出させます。
偽造パスポートを作り、元団員を空港まで歩かせてフランスに向かいますが、フランスについたとたん、みな練習にも姿を見せず連絡が取れません。
厳しいロシアから亡命できた彼らは不法労働をはじめます。
主人公の情熱はまんまと利用されるのです。
それでも、当日、天才バイオリニストの忘れ形見のことを思い、団員たちは集まり演奏します。
はじめはバラバラに音が飛び交う中、忘れ形見のバイオリンソロを聞き、それぞれの音楽への情熱がよみがえります。
ロシアならではの国の事情で自由を奪われた芸術家たちは本来の自分らしさを取り戻し、大盛況のコンサートは世界各国のオファーを受けます。
、自分がやりたいことを人に伝え、自分にない能力を他者と協力することで得る、それができる人はリーダーとしてたくさんの人にやりがいと大きな評価を与えることができると思います。
ある程度のルール破りや、ウソも、交渉能力です。
自分の能力を生かせるやり方や場所を間違えなければ、結果がでる、そう思える映画です。
第2位:「レッドオクトーバーを追え!」

30年くらい前の映画ですが、展開も早く、ドキドキする映画です。
ソ連とアメリカの冷戦時代の知識があればなお楽しめる映画です。
私はこの映画を好きな映画の一つとして履歴書に書きます。
理由としては、主人公の観察眼と洞察力、そして人間的に魅力的な船長の計算されたかのような細かな指導力が素晴らしい作品だからです。
冷戦時代、軍事力を上げる新しい技術の開発合戦をしていました。
情報操作や駆け引きが見事に描かれています。
また、ロシアの潜水艦の船長とアメリカの潜水艦の船長のそれぞれの戦略が圧巻です。
軍人さんなので、訓練の成果なのかもしれませんが、カンや情にほだされず、それでも部下を引き付ける人間的な魅力があります。
また、アメリカの大統領がはなつ政治家らしい発言も興味深いです。
まだ情報が明確ではなく誰の味方に付くのが得策かわからない状態で部下の報告を受けた後、「私は子供のあめ玉さえもくすねとることができるんですよ」と含みのあるセリフを言います。
ラストではソ連大使がアメリカに攻撃され沈没した疑いをもってやってくると、「また潜水艦を失くされたんですか、気の毒に」と言います。
ソ連との衝突を防ぎ、かつ、相手に同情を示し、これ以上話すとソ連側の恥になることを悟らせます。
映画も面白いですが、駆け引きの勉強になります。
第3位:「フィッシャーキング」

こちらも25年くらい前の映画です。
ファンタジーなのでラストの解釈は様々だと思います。
主人公は終始情緒不安定で自分を見失っています。
かつてはカリスマDJとして大活躍しており、欲しいものはなんでも手に入る生活をしていました。
しかし不用意な発言が殺人事件のきっかけになります。
自分が殺人をしたかのような罪悪感を乗り越えられずヒモ男となり、世間に発言することが怖いので、仕事も復帰できません。
酔って自暴自棄になっていると不良少年に襲われます。
死にたいが殺されるのは怖いと思っていると、ホームレスの集団に救われます。
その中に、主人公の不用意な発言がきっかけになった殺人事件の被疑者がいます。
彼は事件をきっかけに精神を病んで、自分を戦士と思い込み、聖杯を手に入れようと真剣に取り組んでいます。
その彼もかつては大学の教授をしていたことが分かり、罪滅ぼしをしようと主人公は彼に施しを考え、ガールフレンドとのデートをセッティングします。
これをきっかけに罪から解放されたと感じた主人公はDJ復帰を進めます。
ホームレスや主人公を養ってくれた彼女とは距離を置き、元の自分に戻ろうとしますが、元大学教授の彼が再び精神を病み入院したのを知り、彼の探していた聖杯を取りに個人宅に不法侵入をします。
そこで、主人公は富豪の家主が自殺を図って昏睡している姿を見つけます。
聖杯はただのトロフィーですが、精神を病んだ彼に持ち帰るため窃盗を犯します。
主人公は富豪の家主の命を救う為、わざとドアから出て警報を作動させていきます。
幸い、窃盗犯が家主の命を救ったと新聞に記事が載り、主人公が特定され罪に問われることはありませんでした。
精神の病んだ彼にトロフィーを渡すと、大学教授ではなく戦士の彼に戻り回復します。
正しいと言われていることが、必ずしも人のためになるかというとそうではない。
正しいことを突き詰めればそうするほど、本質を見失ってしまいます。
誰かを責めれば解決するわけでもなく、自分が自己嫌悪に陥っても状態は変わらないのです。
自分のすぐそばにいる人間と真剣に向き合い、人生を分かち合うことに自分の居場所もあるのだと考えさせられる映画です。
自分の役割を理解して周りの人間のために何ができるか考えるきっかけになると思います。
まとめ
どの映画も私の大好きな映画です。
人と関われば、楽しいこともあれば、とんでもない事件や衝突もあります。
しかし、自分一人で出来てしまうことには面白味もなければ、意外な展開も少ないでしょう。
もっと、悲しいのは一人でできてしまうこと自体だと思うのです。
自分以外のたくさんの人間がそれぞれの考えや個性をもっていて、自分以外の世界が広がっています。
そして、その個々とつながることで新たな可能性や発想が生まれる。
新しい出会いが自分の世界を大きくしてくれる。
映画を見て積極的に人にかかわりたいと思ってもらえると嬉しいです。
大勢に囲まれていても、孤独や疎外感を感じている人がいたら、みんなのために何か具体的なことをしてみるといいと思います。
何かをさせてもらえたなら、そこに自分の居場所があるとわかるからです。