ちょっとひねくれた恋愛をテーマにした映画ベスト3ランキング

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映画を見るというとき、皆さんはどんなジャンルに注目していますか?数々のジャンルの中でも、最も人気のあるジャンルの一つが恋愛映画でしょう。


恋愛中はもとより、失恋した際にも、また、今現在誰か好きな人がいない状態でも、見ると常に新しい発見があり、ドキっとした気持ちにさせてくれるのが恋愛映画です。


今回は、そんな恋愛映画の中でも、ちょっとひねくれた恋愛映画をおすすめしたいと思います。





第1位:「ルビー・スパークス」

ルビー・スパークス (字幕版)

スランプに陥っている小説家のカルヴィンと、彼の妄想上の理想の女の子・ルビー・スパークスとの恋愛を描いた作品です。


この映画、そのルビーが突然現実世界に現れてしまう、という話なのです。


自分の理想の異性とならうまくいくはず。


そんな期待は、作品の中でどんどん裏切られていってしまいます。


ルビーはカルヴィンにとっては、決して都合の良い女の子ではありませんでした。


そうして徐々に二人の中はうまくいかなくなっていってしまいます。


特に、カルヴィンのルビーに対する屈折した恋愛感情が、とても切ない映画です。


カルヴィンのなよなよした雰囲気も逆に魅力的で、それに対してルビーの服装はかなりカラフルでオシャレです。


二人の繊細さに、思わずはっとさせられるようなシーンが、何度もあります。


この映画は、少しファンタジー要素のある設定から始まるのですが、その設定にもかかわらず、心理描写がすごくリアルで、話が進むにつれてどんどん切なくなっていくところが、おすすめです。





第2位:「ブルーバレンタイン」

ブルーバレンタイン

この映画は、あらゆる意味で痛い作品です。


二人の夫婦の愛情が冷めていく過程を、過去の若かりし頃の恋愛中のシーンと交互に描くことで、愛情の持つ残酷さを描いている作品と言えるかもしれません。


主人公のディーンは、とにかくうだつがあがりません。


そして妻であるシンディの浮気を疑ったり、拒まれているのにセックスを求めたりと、とにかくこれでもかとばかりに空回りしているのです。


そんなディーンに対して、シンディの愛情はすっかり冷めてしまっています。


シンディは、夢をなくして冴えない生活を送るディーンに、絶望しています。


全くロマンチックではない映画です。


というより、かつてはロマンチックだった二人の恋愛を、もう過ぎ去ってしまったもの、二度とは取り戻すことの出来ないものとして描いています。


作中で、二人の思い出の曲である「You and Me」というセンチメンタルな曲が流れるのですが、この曲が本当に涙を誘います。


何故、男女はうまくいかないのか。


そんなことを考えさせられる、シリアスな恋愛映画です。

第3位:「テイク・ディス・ワルツ」

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フリーライターのマーゴが、夫ではない男性ダニエルに心惹かれていく、という内容の恋愛映画です。


この映画でマーゴは、夫のルーが子供を作りたがっていない、という悩みを抱えています。


マーゴの方は、早く子供が欲しいと思っています。


でも、それだけでなく、実は二人の間にはセックスレスという、中々解決しにくい問題が横たわっていました。


情熱的なダニエルに、マーゴは徐々に気持ちが傾いていきます。


この映画の中で、マーゴが醸し出す、生活に疲れた女の雰囲気が最高に魅力的です。


そして、マーゴにとっては、結局相手が誰であっても、いずれ恋愛感情はなくなっていってしまう、という残酷な真実にこの映画はたどり着きます。


相手に特に問題がないにもかかわらず、何故か好きという気持ちを持てなくなってしまう。


パートナーに、性的な魅力を感じなくなってしまう。


こうした問題は、普通の恋愛映画では中々描かれないのですが、誰もが直面する問題だと思います。

まとめ

ヒットした恋愛映画の多くでは、男女が出会うところから始まり、紆余曲折があってハッピーエンドを迎える。


そんな結末が描かれます。


でも、現実は長く厳しくて、じゃあそのハッピーエンドのあとはどうなるんだろう?と思うことがたまにあります。


上記の映画は、そうした恋愛のその後、を描いたちょっと変わり種の作品です。


普通の恋愛映画に飽きた方なら、きっと楽しんで観て頂けると思います。







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