家族を愛するすべての人にオススメ映画ランキング

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家族と一緒に住んでいる人、離れて暮らしている人。


他人と共同で暮らすうちに家族化してくることもあれば、同じ家に住んでいながら会話のないこともあります。


好きか嫌いかにかかわらず、家族は生まれたときにはもう存在している。


愛情表現もその家族によって色々です。


家族の分だけ色々な愛情表現が存在している。


いつも自分を気にかけてくれる人がこんなにいるんだと、映画を見て再確認しませんか?



第1位:「リトル・ミス・サンシャイン」

リトル・ミス・サンシャイン (字幕版)

主人公は離婚歴のある女性で、前夫との連れ子の息子と、今の夫との間に設けた娘を持つ母親です。


主人公の兄は学者で、ゲイの恋人と別れた後自殺未遂を図り、主人公宅に同居することになりました。


義父はヘロインを使用したことが老人ホームにバレて追い出されたため主人公達と暮らし始めます。


問題を抱えた家族が集まってから、主人公の娘はカルフォルニアで開催される美人コンテストへの予選通過通知を受け取り大はしゃぎをします。


娘と義父は仲が良く、義父はセクシーな女というものを孫娘に手ほどきします。


美人コンテストへの費用やその他の事情により家族全員でカルフォルニアに向かいます。


道中、義父はヘロインの過剰摂取で亡くなります。


州の法律で、死体を他の州へ持ち出す事は禁じられていますが、娘のコンテスト出場の夢を叶えるため死体を盗み出し会場へ向かいます。


主人公の娘は大きな眼鏡とぽっちゃり体形の7歳の女の子です。


会場にはスレンダーで煌びやかな同世代の女の子たちばかりででした。


家族は、娘が彼女たちとの差に落ち込まないように、コンテストを辞退することを遠回しに勧めます。


しかし、主人公は娘の希望をかなえてあげようと舞台に立たせます。


娘は祖父仕込みの下品なダンスを自信満々で披露。


家族が心配した劣等感を微塵も感じさせません。


結局、今後、カルフォルニア州内のコンテストには出入り禁止となりますが、娘は達成感を得て故郷に家族と帰ります。


この映画でいいなと思うところは、他人がどう言おうと、家族がやりたい事をみんなで応援してあげた事です。


そして、家族に応え、自分を精一杯表現したこと。


他人の目を気にして媚びを売ったり、他人に劣等感を抱いて自分を見失わなかった。


なかなかできる事ではないと思いませんか?



第2位:「アダムスファミリー」

アダムス・ファミリー [DVD]

1990年代に日本で人気がありましたよね。


2014年には真琴つばささんが出演したミュージカル公演されました。


原作は1937年にザ・ニューヨーカーに掲載された1コマ漫画だそうです。


その後、テレビドラマ化やアニメ化、映画化と半世紀以上愛され続けている作品です。


魅力の一つに、見た目の気味悪さや個性的なキャラクターのため、誰も彼らの領域に達することは出来ないインパクトだと思います。


しかし、そのインパクトと同じくらい内面が純粋でみんな楽しそうでとても家族思いなんです。


そこに目をつけたアダムス家の顧問弁護士に財産をすべて奪われるのが映画のストーリーです。


顧問弁護士は多額の借金があったため、厳しい取り立てに追われていました。


その取り立てに来ていたのは行方不明になっていたアダムス家当主の実の兄でした。


記憶喪失のため家族のことは忘れており、顧問弁護士からお金のあるアダムス家の家族として潜入するようにそそのかされます。


計画はうまくいき、当主から財産を正当な法律での横取りに成功させますが、アダムス家での生活で兄は居心地の良さを感じ、よくわからない衝動につき動かされ、窮地の家族の救出に向かいます。


そこで雷に打たれ偶然すべての記憶を取り戻し、実の弟と弁護士に反撃、家族をみな呼び戻して再び一緒に暮らし始めます。


私がいいなと思ったのは、財産を奪われて一日中テレビを見ているだけになった元当主を妻が支えていた場面です。


お嬢様育ちなのに仕事を見つけ働き、顧問弁護士のたくらみを突き止め話を付けに行きます。


結局つかまってしまい、元当主が助けに行くのですが、妻の愛があるから家族がバラバラにならなっかたんだなと感動しました。


すごく、いい映画だなぁと思っています。

第3位:「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」

ザ・ロイヤル・テネンバウムズ [DVD]

ベン・スティラーが着こなす赤いadidasのジャージ姿を見て面白そうだなと思ってみた映画です。


テネンバウム家の子供たちは幼い頃から天才ばかりの有名な一家でした。


しかし、実業家の長男は飛行機事故で妻を亡くし異常な危機管理にとりつかれ、長女は結婚後は一日中バスロームに閉じこもってテレビばかり見ています。


次男はテニスプレーヤーを引退し放浪の旅行中。


父親は浮気をして出て行ったきりでしたが、別居中の妻に恋人が出来たと聞き、家族を取り戻したくなります。


そこで病気でもうすぐ死ぬと家族にウソつき、全員を呼び戻します。


妻は、離婚はしないと決め、子供たちにも父親に優しくするように話します。


長男は父親が弟を溺愛し、若い頃事業で成功したお金を搾取された過去を根に持っており、母親の話に反対します。


父親は弁護士資格を剥奪されており、収入源がないので家族を利用しているかもしれないと疑っています。


実はその通りで、父親は所持金がなく、ひいきにしていたホテルから追い出されていたのです。


行くところがない父親は家族の信頼と妻の情を取り戻すため、演技を続けます。


家族と住み始めると、それぞれが抱えている問題も見えてきます。


父親として、祖父として、家族として関わり始めた良いときに、ウソがばれてしまいます。


家を追い出された父親は、ひいきにしていたホテルでエレベーターボーイとして雇ってもらうことになります。


結局、母親は再婚を決め、結婚式に父親は招かれます。


その会場へ、次男の友達が酒とドラックを使用した状態で車を運転し突っ込みます。


父親は長男の息子二人を助け、なんとなく長男との和解につながります。


父親は10年以上生き、寿命が尽き埋葬されるときは家族みんなが立ち会います。


自分の利益のために家族があるとおごりをもっていた父親が晩年になって自分の居場所を家族に求めました。


一緒に住むことにはならなくても、心のつながりを取り戻すことには間に合ったようです。


自分が正しいはずだと思って、ちょっとやりすぎてる事は誰でもあると思います。


自分は十分に愛したはずなのに、子供がうまく育たなかったとなじったり、育てた恩を返さないと怒っても、最低限の人間関係が結ばれなければ親子や家族でも縁は薄くなってしまうものだと思いました。

まとめ

今年、しつけのため山に置き去りにされた子供さんがニュースになりましたね。


私も心配で、ニュースを注意して見ていました。


世間体を気にした父親の小さなウソが疑惑を呼び、罪に問われる場面もありましたね。


でも、見つかった子供さんは、自分を探してくれていると信じて待っていたそうです。


愛情を受けて育っていること伝わってくる言葉でした。


間違ったことがあっても気にかけてくれる、居場所をくれる人たちが家族なんだなと思います。


時々、家族を思い出してこの作品を楽しんでもらえると嬉しいです。







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