かっこいいだけじゃない!トム・クルーズの魅力満載の映画ランキング
言わずと知れたハリウッドの名優トム・クルーズ。
長年に渡りハリウッドの映画会を牽引する彼には世界中にファンがいます。
スパイになったりパイロットだったり弁護士だったりと魅力満載の彼ですが、
いつも二枚目、というわけではなくたまに期待を裏切ってくれることがあります。
今回はそんな七変化なトム・クルーズの魅力が存分に味わえる映画3本をご紹介します。
第1位:「トロピックサンダー」

近年トム・クルーズが出演した映画ではぶっちぎりに「アホみたい」な映画ですが個人的には3回映画館に足を運んだほどの作品です。
何がって、トム・クルーズが出てるといわれてもどれがトムかわからないほどの変容ぶり。
映画の内容はベトナム戦争を題材にした映画の撮影中に起こる騒動をドタバタコメディで、
出演者もコメディらしい人たちが名を連ねています。
トム・クルーズが演じるのはレス・グロスマンという冷血な映画監督。
あー、ハリウッドってこんなところなんだろうなー、と思ってしまうほど「お金大好き」なプロデューサーを熱演しています。
え?ありがちじゃない?
と思ったかも知れませんが、いえいえ、何が違うって、
見た目が違うんです。
メイクでトムさん、ハゲでデブの毛むくじゃらのオヤジになってキレッキレのダンスを踊っています。
レス・グロスマンの見た目を考案したのはトム・クルーズ本人だったらしく、
監督であるベン・スティラーにハリウッドにいそうなプロヂューサーの見た目にしよう、と申し出たそうで、
ということは、やっぱりこんなプロデューサーがごろごろいるんだろうなー、と納得してしまいます。
そう、ちょっと触れましたが監督・主演はベン・スティラー、
その他にもロバート・ダウニーjr.ジャック・ブラック、マシュー・マコノヒーなど豪華な面々がでています。
ぜひぜひ、肩の力を抜いて、トム・クルーズのダンスに酔いしれてください。
第2位:「コラテラル」

この作品を初めて見たとき、トム・クルーズの冷血さに初めて彼を「かっこいい!」と思ってしまったちょっと斜めからの見方をいつもしてしまうのですが、
個人的にはかならず何度も見たくなってしまう1本です。
トム・クルーズが演じるのは冷酷なプロの殺し屋で、感情がないのかな?と思うほど物静かに淡々と仕事をしていき、
本編そのものの色味が冷たさを押し出してきます。
夜のロサンゼルスで「仕事」をするためにトム・クルーズが演じる殺し屋ヴィンセントは
たまたま乗ったタクシーの運転手マックスのまじめさを気に入り、その日一日彼を雇うことにするところから物語がはじまります。
いつもきっちりした身なりで二枚目を演じるトム・クルーズは、
この作品では白髪に無精ひげ、とワイルドな姿になっています。
そう、それはそれでとてもかっこいいですが。
所謂、悪役、なんです。
でもその悪役が、とても魅力的で仕方が無い。
個人的に大好きなシーンは、マックスが何もないところでタクシーのブレーキを踏み、
何事かと周りを見渡すヴィンセント。
するとタクシーの前を横切るコヨーテ。
そのコヨーテとヴィンセントの目が合う(合ったような)シーン。
雨の歩道でネオンが反射し、コヨーテの目も怪しく光るそのシーンでかかる
Audioslaveの曲がまた切なく美しいんです。
このシーンで何かを感じる人は多いんじゃないでしょうか。
冷たいトム・クルーズもまたホットな1本です。
第3位:「マグノリア」
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この映画はトム・クルーズの中でダントツに好きな映画なのですが、
調べてびっくり、もう17年も前の映画になっていました。
。
。
ですが今みても色あせない映画です。
号泣したい日によく見ます、ちょっと長いですけど。
関係の無い人たちが、絡みあった糸の先にすこしずつ関係性がある、というテーマの下、
エイミー・マンの曲が印象的に要所要所に使われるアート性も高い1本だと思います。
この映画でトムが演じるのはフランク・T・Jマッキーというなんとも胡散臭い人物。
彼はいかに女性を口説いて意のままにするか(英語ではもっとはしたない言い方ですが敢えてきれいな言い方にしておきます)
を自己開発セミナーで説き、その人気はまさにカリスマ的。
ただのアンチフェミニスト野郎に見える彼が、
疎遠になった末期がんの実の父親との接触を期に人間性をちらほらと画面にでてくるようになるのですが、
それはもう圧巻です。
もうどうしようもないです、人生終わっちゃった!と思ってしまうような日でも、
なんとなくポジティブに、何とでもなるんだな、
とあくまでも暗く教えてくれるような作品です。
侠気から冷静、愛情と変化するトム・クルーズ、
この作品で助演男優賞取ってます。
長いですので、お手洗いに行ってからみるようにしてください。
まとめ
数あるトム・クルーズの作品の中で個人的に大好きな3本はいずれも二枚目イメージから外れたものばかりですが、
どれも印象的でトムの魅力が満載の作品になっています。
もちろん、二枚目のかっこいい役どころも素敵ですが、
元来演技のうまい役者さんなので、見た目がどうであろうと、役どころがどうであろうと
その場を持っていっちゃいますね。
今後もいろんな七変化が楽しみです。