地球滅亡を覚悟したパニック映画ランキング

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世紀末に地球滅亡を覚悟した映画は数多く放映されましたが、その中から気に入りの三作品を紹介します。


どれも個性があって甲乙つけがたい作品です。


人間が引き起こしてしまったどうしようもないものから回避不可能でそれに立ち向かう作品といろいろあります。


今でも地球滅亡を題材にした作品はありますが印象に強く残っているのはこの3作品です。





第1位:「THE CORE(ザ・コア)」

ザ・コア (字幕版)

これは2003年に放映された映画です。


普通地球滅亡を掛けた話と言うと宇宙に出たり地表での自然現象だったりすると思うのですがこの作品は地球内部、つまりはマントルの中での事を描いた作品だったので珍しくて印象に残ったと思います。


主人公はキーズという学者で依頼された現象の理由が地球地下のマントルが動きを止めたせいだと気付き、このまま放置していたら地球は太陽からの熱で丸焦げになってしまうと気付きました。


地下のマントルは常にゆっくり動いているのが止まっているからだと言い、それを動かす事が地球を救う方法になるとその道のプロを集めて地下に潜る事を決意してエキスパート数名と地下3,200kmに潜っていきます。


そんな道具が本当にあるのかはともかくとして見ている時は興奮します。


凄いと素直に思いました。


地下には水晶の大きな結晶があったりダイヤモンドがあったりとしても外は灼熱、出たら一瞬で焼け死んでしまいます。


そういう描写も描かれていて、途中笑えるシーンもありました。


そしてコア部分に着いてかねてからの計画を実行しようとして問題がある事に気付いて喧嘩をしつつマントルを動かす事に成功。


それまでに何人も死に残ったのはたったの二人。


何とかマントルから抜け出すも力尽き、海の底で助けを待って見付けてもらうという話でした。


見ているだけで身体が焼けてしまいそうな熱い話しですがこういう地球滅亡な話もあるのだな、と印象に強く残った作品です。





第2位:「THE DAY AFTER TOMORROW(デイ・アフター・トゥモロー)」

デイ・アフター・トゥモロー (字幕版)

これは予告を見た時に絶対に見たい、と思った映画です。


実際に起こってもおかしくないパニック映画で南極で氷が割れて避けていく冒頭のシーンで既に目を奪われました。


この現象を皮切りに東京でも大きな雹が降りロスでは大きな竜巻、NYでは豪雨と高潮、そして調査していたヘリに乗ったまま人が凍っていくシーンは恐怖を煽りました。


そんな中、息子を助けに行くためにジャックは仲間と一緒に外に飛び出します。


息子はNYの図書館に避難して皆と助けを待つ中、高潮で道はすっかり水没、大型船も流れてきて次いで訪れた寒気のせいで海水は凍り、何か食料はないかと探しにいった先で狼と遭遇して何とか戻ってきたりと息子の方も必死で父親の助けを待ちます。


そしてクライマックスの大寒気に襲われた時は、双方ともに同じような行動に出ました。


小さな部屋に入って暖を取る、二人とも無事でいて欲しいと心の中で応援しながら拳を握りました。


特に息子の方は図書館の本をバンバン燃やしだしたのになるほど、と思っていました。


貴重な本もあるけど人の命には代えられない、と燃やしていく姿は格好いいなと思いました。


そして真っ白な世界の中、助けに来た父親と見た世界は壮大で、他にも同じように助かった人たちがいたのにホッとしました。


これを見て温暖化は怖いなと思いました、多くの人にそう感じて欲しいなとも思えた作品です。

第3位:「DEEP IMPACT(ディープ・インパクト)」

ディープ・インパクト (字幕版)

1998年に放映された映画です。


アルマゲドンに似ているようですが放映はこちらが先です。


アルマゲドンの印象が強すぎて霞んでしまいがちですが私はこの映画も好きです。


天文部の高校生が見付けた彗星がまさか地球にぶつかるなんて最初、全く気付きませんでした。


その時は彗星を見付けるなんて誇らしいだろうな、と思っていた程度でした。


その一年後に事態は大きく変わってその彗星が地球にぶつかって滅亡するなんて発表されたらパニックです。


宇宙に飛んで彗星を核で軌道を変えて助かるんだろうなと思っていたら失敗して二つに割れただけ。


こういう不測の事態が起こるだけで映画は何倍も面白くなります。


そして大きな方は宇宙船で核ごと突っ込んで破壊、乗り組み員は地球を護ってくれました。


涙腺が緩んでしまいます。


ですが小さい方の彗星は大西洋に落下してしまいます。


有り得ないほどの大津波が襲う中、高台に逃げる人たち、そして覚悟を決めて大切な人と飲み込まれる事を選ぶ人たち。


最後を自分で選んで迎える形になったのに他の映画と違うなと思いました。


大抵の映画は完全に助かってよかったね、で終わるのにこれはひとつは落下したのですから。


だからとても印象に残っている作品です。

まとめ

パニック映画は視聴者のニーズがあるせいか沢山作られています。


そのどれもが最後はハッピーエンドを迎えますが主人公以外も苦しくて大変な思いをしてどちらも描かれている物は少ないと思います。


やはり主人公は絶対に大丈夫だという思いで見ていますけど、直前まで本当に大丈夫かな、とハラハラして見る事のできる作品はいつまでも印象に残ると思います。


そういう意味では選んだこの作品たちは同時期に放映された有名な映画に隠れがちですが私の印象には強く残り続けていると思います。