これで何となく宇宙旅行気分?宇宙が題材の映画ランキング
宇宙を題材にした映画はほとんどがファンタジーではありますが、実は完全な創作というのは少なく(スターウォーズはその代表格ですが)、意外と現実の設定を土台にしたファンタジーが多いのです。
そうした「現実に則した宇宙映画」をはしごすると、一体今自分がいる場所は現実なのか架空なのか…わからなくなること必至(笑)
第1位:「オデッセイ」

「今一番現実に近い宇宙映画」として文句なしの作品だと思います。
皆さん、「火星移住計画」というのをご存知でしょうか。
人類が火星で生活する…そんな夢みたいな計画を、オランダの某企業が実は今実行に移そうとしています。
どのくらいまでいっているかというと…既に移住者の選定にまで入っているという話です。
すごくないですか?今地球上に生きている人の中から、数年後に火星に飛び立つ人がいるわけです。
で、この「オデッセイ」という映画は、既に火星に人類が降り立ったという設定で、まだ「調査中」ということではあるのですが火星にコロニーを作って数人で生活をしています。
調査が仕事なので全員何らかの専門家なのですが、その中の一人「植物学者」の主人公がある日突然、火星に一人取り残されてしまいます。
仲間は全員地球に向けて帰還中。
彼が生きていることを知るものは誰もいません。
火星は地球と違い、生命が全くいません。
ということは、食料もない。
コロニーに食料備蓄はありますが、当然限られた量しかありません。
どうする、主人公!
そもそも地球に帰れるの!?
続きは映画で。
火星移住という現実についても、色々考えさせられる一作です。
第2位:「ゼログラビティ」

これもかなり現実に近い設定です。
地球を周回する宇宙船で様々な活動を行う宇宙飛行士の話です。
わかりやすい例で言うと、国際宇宙ステーションですね。
若田さんとか星出さんとか、日本人も参加したのでご存知の方も多いでしょう。
で、「ゼログラビティ」は、現実の国際宇宙ステーションよりもう少し進化した宇宙船が舞台なのですが、これがある時「スペースデブリ」というものにぶち当たり大破してしまいます。
ご存知でしょうか、スペースデブリ。
直訳すると「宇宙のごみ」なんですが、これは衛星やその他の残骸が宇宙にそのまま残ったものなんですね。
宇宙に何かを「落として」しまうと、慣性の法則で一生宇宙を漂います。
これが地球の軌道に乗っかってるとずっと地球のまわりをぐるぐる回ることになるんですが…
何せ超高速で回っていますから、宇宙船に当たると大打撃なんです。
現実にも問題になっているんですよ。
で、この絶望的な状況で、唯一生き残った女性宇宙飛行士が、広大な宇宙に放り出されて一体どうやって地球に帰還するのか…
続きは映画でどうぞ。
地球に生きていること、重力の有難さ、そういったことを実感する一作です。
宇宙に行きたい気持ちがちょっと、失せる(笑)
第3位:「ピクセル」

重たいテーマの作品が続いてしまったので、最後は何も考えずにテキトーに見られる楽しい映画です。
とは言え、これも実際のエピソードが元になっています。
「宇宙に向けてメッセージを発信する」というプロジェクトがあったのをご存知でしょうか?
どこかにいるかもしれない「宇宙人」に向けてある暗号を発信して、ひょっとしたら返事が来るかもしれないね、なんていうことを以前アメリカでやったことがあるそうなんです。
で、この「ピクセル」という映画ではその「メッセージ」に「1980年代のゲーム」を詰め込んだという設定です。
80年代のゲームと言うと…インベーダーとかドンキーコングとか、パックマンとか。
あの懐かしいやつです。
そしてそれを受け取った宇宙人は、何と
「地球はこんな兵器を使って宇宙人に喧嘩売ってるぜ」と解釈してしまいました(笑)
というわけで彼らは迎撃のためにゲームと全く同じものを3次元で作って、それで地球を攻撃してきやがりました(笑)
どういうことか。
そう、インベーダーとかドンキーコングが、現実に現れて攻め込んできます…(笑)
あー、これはもうこれ以上は書けません。
実際は映画でお楽しみ下さい。
バカバカしくて楽しいです。
楽しいだけです。
誰も死なないし。
作り手が大爆笑しながらやってるのがこちらにも伝わってきます(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
書いてきたとおりそれぞれの映画は現実にあることを土台にしていますので、「あれ、これって今本当に起こっていることなんじゃないかな?」と錯覚してしまうこともしばしです。
もし時間があれば3作続けてみると、プチ宇宙旅行が楽しめる…かもしれませんよ。
そして改めて、地球に生まれて感謝、です。