アイコスは電子タバコではない?電子タバコとアイコスの違いって何?
巷では、紙のタバコからアイコスに変える人がすごくたくさん増えてきています。
しかし、そのアイコスを電子タバコだと思って勘違いしている人がすごくたくさんいるのも事実です。
アイコスは厳密には電子タバコではないのです。
では、そんなアイコスと電子タバコの違いはどこにあるでしょうか?
ここではそれを見ていきたいと思います。
アイコスは加熱式タバコ
アイコスというのは、加熱式タバコと呼ばれるタバコになります。
加熱式タバコというのは、タバコの葉を加熱して吸うようになっているので、比較的に従来のタバコ近いものであると言えるでしょう。
それに対して電子タバコというのは、液体を加熱するので、従来のタバコとは全然違うと言えるでしょう。
まずアイコスと電子タバコにはそうした大きな違いがあります。
ニコチンの有無が最も大きな違いか
従来のタバコに近いアイコスには、電子タバコにはまずない大きな特徴があります。
それが、ニコチンが含まれているということになります。
日本では、薬事法の影響で電子タバコにニコチンを含ませることが出来なかったのですが、加熱式のタバコであるアイコスならば、それも可能なのです。
だから、アイコスにはニコチンが含まれているということになります。
ニコチンが含まれているということは、アイコスにはタバコ独特の味のようなものもあるということになります。
なので、タバコは好きだけど電子タバコはあまり好きではないという方も、満足できる味なのでしょう。
それゆえ、愛用者がすごく多いのです。
ニコチンが含まれているのはデメリットでもある
ただそんな風にニコチンが含まれているというのは、メリットでもあり、デメリットでもあるのです。
従来のタバコに似た感覚で吸うことが出来るというのはすごく嬉しいでしょうが、昔から言われている通り、ニコチンというのは身体に悪影響を与える物質になります。
だから、ニコチンが含まれているアイコスを吸うということも、それはそれで身体に悪いこととなるのです。
では、ニコチンは、身体にどのような悪影響を与えるのでしょうか?
ニコチンは血管を収縮させる
ニコチンが身体に与える悪影響として大きいのは、やはり血管を収縮させてしまうということでしょう。
血管が収縮するということは、それだけ血液の巡りが悪くなるということになります。
血液の巡りが悪くなると、たとえば肌や髪の毛などにきちんと栄養が届けられなくなって、肌や髪がどんどんぼろぼろになっていってしまうでしょう。
そして当然、足先や手先などの体の先端と言えるところには血が全然届かなくなり、そこが冷たくなってしまうでしょう。
つまり、冷え症になりがちになるのです。
それくらいならまだしも、最悪の場合動脈硬化に繋がったりすることもあるでしょう。
もしそうなったら命に関わる事態になります。
ニコチンは、実はそれくらいに危険なものなのです。
ニコチンは腎臓への負担にもなる
ニコチンが与える悪影響は、血管を収縮するということだけではありません。
実はニコチンは、腎臓にもダメージを与えてしまうのです。
なぜならニコチンというのは、腎臓で分解されていくからです。
体内にニコチンを摂取すると、身体にとっての毒であるニコチンを、腎臓で無害なものに変えていくのですが、そうして無害なものに変えようとする際に腎臓にすごく負担がかかるのです。
その負担のせいで腎臓病になってしまう事があります。
そういう危険もあるのが、ニコチンなのです。
いくらタバコに近い感覚を味わえるからといっても、それはやはりリスクが高いと言えるのではないでしょうか?
電子タバコは灰が残らないがアイコスは残る
電子タバコとアイコスの違いとして、電子タバコは灰が残らないが、アイコスの場合は灰が残るということが挙げられます。
灰が残るとは言っても、当然ながら紙のタバコを吸っている時のように、街中に灰をまき散らすとかそういうことではありません。
アイコスの場合は、アイコスの中に灰が残るようになっているのです。
だから、しばらくアイコスを吸ったら、一旦その灰を外に捨てないとならないという作業が生じます。
それはある意味では手間となるでしょう。
電子タバコのメンテナンスは1週間に1回程度
電子タバコの場合は、1週間に1回くらい殺菌の為のケアをすればよいだけになります。
だから、メンテナンスはかなり楽だと言えるでしょう。
電子タバコやアイコスなどの加熱式タバコ等の、紙のタバコ以外のタバコを吸う時には、タバコのように楽に吸うことが出来るかということもすごく大切なことなのではないでしょうか?
タバコは、一度タバコを買ってしまえば、吸うまでに特に何もメンテナンス等はいりません。
だから、電子タバコや加熱式のタバコを吸う際にも同じくらいの楽さを求めてしまうのは当然です。
比較的な楽である電子タバコであっても、紙のタバコのように全くメンテナンスが要らないというわけではないですが、それでも加熱式タバコより楽であることは間違いないでしょう。
臭いにも違いがある
アイコスと電子タバコでは、においも違います。
それは当然でしょう。
何度も言うようですが、アイコスにはタバコの葉が使われていて、ニコチンが含まれています。
だから、多少なりともタバコのにおいがすることがあるのです。
しかし電子タバコにはそれが含まれていないわけなのですから、タバコらしい臭いはまずしないと考えてよいでしょう。
タバコの臭いは嫌がられやすい
タバコの臭いというのは、すごく嫌がられやすいという特徴を持ちます。
もし周りに男性しかいなければそこまで嫌がられるということはないかもしれませんが、周りに女性がいたら、一気に嫌がられる可能性は高くなります。
そしてそういうタバコのにおいが苦手だという方たちは、タバコのにおいが少しするようなアイコスだって嫌だと感じるでしょう。
でも、吸っている方としては、タバコに慣れていたらアイコスなんて全然何も臭いがしないように感じてしまい、そういう嫌がっている方の前でもガンガン吸ってしまう可能性があります。
そうしてその臭いが苦手だという方の前でガンガンアイコスを吸ってしまっていたら、その臭いのせいでその人に嫌われてしまうということもあるかもしれません。
しかし電子タバコであればそうなることはないでしょう。
電子タバコはタバコらしい臭いがしないのですから、たとえタバコの臭いが嫌いだという方の前で吸っても特に何も起こりません。
もしその臭いを気にしないで良くなれば、そういう方と一緒にいるようなシーンでも気楽にタバコをすることが出来るようになるでしょう。
それは、自分としても間違いなく得ですし、その場にいるタバコのにおいが嫌いな人にとってもいいことだと言えます。
つまり、自分とその人のお互いがウィンウィンなのです。
だからもし、よく一緒に飲みに行くグループなどに、タバコの香りが苦手だという方がいるのであれば、アイコスよりも電子タバコの方がおすすめです。
まとめ
電子タバコは、タバコからはちょっと遠いものですが、アイコスというのはそれよりももう少しタバコに近いものであるということです。
タバコに近いものでないと物足りないというのであればアイコスを、そうでなく、いずれタバコをやめたいと思っているのであれば電子タバコを選ぶのがおすすめです。
是非参考にしてみてください。