ノンスモーカーだけどタバコにちょっと関心が、電子タバコで経験してみるのってあり?
生まれてこの方、タバコとは縁がなく過ごしてきたし、今さら吸おうなどとは考えたことも無いノンスモーカーの方、少なくは無いでしょう。
とは言え、魔がさすことも無いとは言えません。
ちょっと前のもしくは、時代設定が1950年代の映画など見て、俳優さんがタバコを片手にと言うのがなんとも格好良く見えて、試してみたいなどと思うことが無いとは言えません。
電子タバコにノンスモーカーが心惹かれるのは、こういう時では無いでしょうか。
目次
電子タバコって聞くことが多くなったけど何時頃からある?
電子タバコが生まれてから、実はすでに半世紀以上が経過していることは、皆さんご存知でしょうか。
最初に作られたのはアメリカで、これが1965年の事でした。
この電子タバコは電気的に加熱することで、ニコチンは無しの風味付きの蒸気を吸い込むタイプのものでした。
こういった、タバコに見えてタバコではない電子タバコが実用化されるのは、その後かなりの時間を要したのは事実です。
市場で急成長したのは2014年頃と言いますから、やはり半世紀かけて浸透したと言うか、ニーズに合った時代を迎えたと言うわけでしょう。
こう言ってはなんですが、1965年あたりと言えばタバコは大人のアクセサリーとまで言われた時代です。
大人で吸わない人の方が、特に欧米では珍しかったと言っていいでしょう。
当時の人も、また初めて開発した人も、半世紀後に今のような嫌煙時代がやって来るとは、思いもしなかったことでしょうね。
スモーカーの場合は加熱式タバコに
今の電子タバコと呼ばれる製品は、主にリキッド型と呼ばれるもので、ニコチンを含まないリキッドを蒸気にして吸い込むと言う形です。
一方で、ニコチンの葉を加熱してそれを吸う、加熱式タバコも存在します。
タバコは止められないけど、でも世情が厳しくなってきたので、何とかそれに合わせようとしたスモーカーへの救いですね。
煙も出ないので副流煙の心配もしなくて済みますし、匂いも殆どしないので周りに気を使わなくて済むわけです。
これに切り替えたスモーカーも、かなり多くなってきたと言う事です。
ただ昔ながらのスモーカーの場合、タバコに火をつけてそこで一服、後立ち上る煙を見上げる等と言う楽しみを、手放せない人もまだまだいると思われます。
とは言え、ニコチンの問題だけならこの加熱式タバコで、スモーカーにも満足、周りのノンスモーカーも満足と言う解決策になります。
一般的に電子タバコと呼ばれるジャンルリキッド型
さて煙も出ないし匂いも殆どしないと言っても、加熱式タバコの場合ニコチンはしっかり含んでいます。
これはノンスモーカーが、ちょっと煙草と言うものを感じてみたいと思っても、使用には踏み切れませんね。
また映画などで、あのタバコの吸い方格好いいなと思うのは、煙を吸い込んで吐きだす時の表情とか動作でしょう。
これは煙の出ない加熱式のタバコでは、体感は出来ませんね。
となると、煙が出てしかもニコチンは無しのタバコ、と言う事になります。
これを実現しているのが、リキッド式の電子タバコです。
現在一般的に電子タバコと言った場合、こちらを主にさしています。
味や香りを付けたリキッドを、蒸留させて吸い込むので、煙に見えますし感覚的にも煙を吸い込むように感じますが、実際には蒸気です。
タバコ経験のないノンスモーカーが、ちょっと経験してみたい時に利用するのには、こちらの方がおすすめかもしれません。
ノンスモーカーがちょっと煙草に憧れる時
1950年代のハリウッドの映画など見ていますと、女優さんも男優さんも自然に格好良くタバコを指先にはさんでいます。
日本で一時、タバコのキャッチコピーが「タバコは動くアクセサリー」だったのも、古い映画を見ると何となく納得できてしまいます。
タバコと縁の無かったノンスモーカーが、ちょっと格好いいなと思ってしまうのはこういった時かもしれません。
筆者はスモーカー時代も長かったのですが、ある時いきなりタバコが不味く感じられて、サクッと禁煙してしまいました。
その時は禁煙アイテムなど今の様に充実していませんでしたので、単に止めただけと言う単純な止め方でした。
その後一度もタバコは吸っていませんが、ただ一度ここでタバコがあったら格好がつくのに、と思ったことがあります。
家の周りの計画停電の時、真っ暗な部屋の中でふと、タバコがここにあって指先にはさんでいられたら、時間つぶしにもなるし雰囲気も出るのにと思ったのです。
電子タバコがあったら、きっと使用していた状況でしょうね。
試してみたいけれど悩んでいるノンスモーカーの方へ
格好つけるのに、もしくは一度くらいタバコっぽいものを試してみたいと言うノンスモーカーの方の場合、不安は色々とあるでしょう。
日本で販売されているリキッドにはニコチンは含有されません
試しては見たいけど、でも実際にタバコの害はこうむりたくない、と言うのが皆さん本音でしょう。
日本ではニコチンと言うものが医薬品扱いされていますので、この手のリキッド型の電子タバコの販売はニコチン入りは許可されていません。
ただし個人輸入などでは入手可能と言う抜け道はあります。
なので普通に売られているリキッドには、ニコチンが入っていません。
その代わり色々な味付けや、風味付けがされています。
タバコ味などもありますので、タバコの味ってどんなものと好奇心に燃えている方は、試してみるのもいいかもしれませんね。
ただこれを機会にスモーカーになることだけはしたくない、と言う方の場合含有されている成分には注意しておきましょう。
吐き出す煙は煙では無く蒸気
吸い込んで吐きだす煙は、これは蒸気ですのでしかもニコチンなどは含んでいませんし、タバコ特有の匂いもしません。
勿論部屋の壁紙が染まってしまう、等と言う事もありません。
そう言った意味では、安心して使用することが出来ます。
ただこの蒸気の量が、製品によっては半端でなく出ますので、当人も周囲も驚いてしまうこともあります。
その辺り充分確認の上、使用してみましょう。
匂いの心配はせずに済みます
タバコの場合の問題の一つは、匂いです。
これが髪の毛や洋服、勿論部屋に沁みついていくのは嫌なものです。
これはタバコに含有されている成分や、燃えることによって巻いてある紙が出す臭いなどが混然として、悪臭を漂わせると言う結果になるわけです。
スモーカーは気がつかないことが多いですが、ノンスモーカーはかなりこれに苦しめられますね。
その苦しめられたノンスモーカーが、同じ匂いを出したらどうしようと思っているかもしれませんが、幸い電子タバコの場合その心配はいりません。
ニコチンやタールを始め、タバコの含んでいる成分は入っていないのですから、まあ当たり前ですね。
ただしリキッドに含まれている香り成分や味の成分が、外に排出された時にどうも気に入らないと言う場合は、これは注意です。
殆どの場合は、ブレスケア製品などと同じような効果も期待出来る電子タバコですが、吸いこんだ時の味わいと吐き出した時の匂いが感覚的に違ってくることがあります。
その場合は、使用は止めた方がいいでしょう。
細身のタバコと違っていかにもの形がどうも
今やカートリッジの形など随分と工夫されてきましたが、どうしても電子タバコと言うとなにやら大仰な形で格好良くない、と言うイメージがあるようです。
確かにカートリッジ等をつけるので結構サイズも大きく、その分重さもある電子タバコです。
とは言え、新しく開発された電子タバコには、もうほとんど紙巻きたばこのサイズとシルエットを持ったものもあります。
格好つけに手にはさむのにも、問題が無くなってきていると言う事ですね。
身体に弊害は無いのだろうか
いわゆるタバコ的な弊害は、まず心配しなくていいでしょう。
ニコチンが含有されていないので、そちらの心配は無用です。
ただしくれぐれも、輸入品のニコチン含有のリキッドで無いことを確認しておきましょう。
もう一つは、リキッドのフレーバーや香料などが身体に合うかどうかです。
日本では食品添加物として認められたものが使われていますが、それでも人によってはどうも合わないと言う人もいます。
試しに使ってみて合わないようなら、残念ですが諦めるしかないでしょう。
まとめ
好奇心と言うのは人間が持っている、進歩にも繋がるし問題にもつながると言う特質だそうです。
いい方に働けばその後も進歩にもなりますが、良くないほうに働くと色々と問題が起きてしまうこともある、中々扱いが難しい感情です。
自分が経験したことの無いことを、経験してみたいという好奇心も勿論、誰にでもあることです。
しかし身体によくないと知っているタバコ、好奇心で始めるのは何とも悲しいことでもありますね。
なのでそんな時、電子タバコを利用してみるのもまた一つの手かもしれません。