本当に安全と言える?電子タバコの危険性はどれくらい?

電子タバコは、基本的に紙のタバコに比べると安全だといわれているものになります。

しかし、電子タバコは確実に安全だと言えるのでしょうか?

もし安全だと思い吸い続けていて、意外と安全でないと後でわかったとしても、それはもうあとの祭りです。

そこでここではそうならないように、電子タバコの危険性はどのくらいかということについてみていきます。



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電子タバコが安全だとされているのは3つの理由から

まず電子タバコがなぜ安全だとされているのかということから見ていく必要があるでしょう。

そもそも電子タバコが安全だとされているのは、3つの理由からです。

その3つとは以下の通りです。

1つはニコチンが含まれていないこと

まず1つは、ニコチンが含まれていないことです。

ニコチンというのはタバコに含まれている、健康を害する恐れの高い物資になります。

そんな物質が含まれていないのが、電子タバコなのです。

なぜそれが含まれていないといえるのかというと、それを電子タバコのリキッドに含むことは、日本では禁止されているからです。

禁止されているのですから、堂々とそれを行い、販売するわけにはいきません。

なので、電子タバコのリキッドにはニコチンは含まれていないと言えるのです。

2つ目はタールが含まれていないこと

2つ目の理由は、タールが含まれていないことです。

タバコには、ニコチンと同じくタールがふくまれています。

そのタールによって、タバコの重たさが変わってくるのですから、それが含まれていないとタバコとは言えないでしょう。

でもそのタールは、たとえば着色汚れのもととなります。

そして当然着色汚れの元となるだけではなく、健康被害も起こしてしまうものだと言えるでしょう。

そんなタールが含まれていないのですから、安全だと考えるのが普通になります。

煙ではなく水蒸気を吸うから

さらにもう一つ上げることができる理由として、煙ではなく水蒸気を吸うからということもあげられます。

一般的にタバコは、タバコの葉を燃やして、それの煙を吸うことになります。

ということはつまり、何かを燃やした時に出る、一酸化炭素も合わせて吸っていることになるのです。

一酸化炭素もニコチンやタールとはまた違った角度から健康を脅かしてしまうものです。

なので、そういうものは吸わないにこしたことはないと言えるでしょう。



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電子タバコにはニコチンが含まれているものもある

それだけの理由があるのですから、電子タバコは確実に安全だと言えるのではないかと思う方も多いでしょう。

しかし、電子タバコは確実に安全だとは言えないのです。

なぜなら、電子タバコのリキッドには、ニコチンが含まれているものもあるからです。

ニコチンが含まれているのはなぜ?

基本的には、先述のとおり日本ではニコチン入りのリキッドは禁止されています。

でも、海外では別にそれは禁止されていません。

そして、海外からそれを個人的に輸入するということも、別に禁止されてはいないのです。

ということは、海外からそれを買い付ければ、ニコチン入りのリキッドを吸うこともできるということになります。

それが可能だということは、知らず知らずのうちにそうしたニコチン入りのリキッドを吸ってしまっていることもあるでしょう。

正規ショップで自分で購入するのであればそうなることはないかもしれませんが、たとえば人から電子タバコやリキッドをもらったとか、あるいはネットでリキッドを購入しているという場合には、そうなることもあるのです。

そういうニコチン入りのリキッドをボカボカ吸っていたら、紙のタバコを吸っているとき同様に健康に被害を与えてしまう可能性はかなり高くなると言えるでしょう。

入っていないと言って入っていることもある

また、ニコチンが入っていないと言っていながらも、実際にはある程度の量のニコチンが検出されたこともあります。

そうして入っていないとしながらも実際には入っているのであれば、消費者側ではニコチン入りのリキッドを避けることはかなり難しくなるでしょう。

我々は入っていないと言われればそれを当然信じますから、安全だと思ってどんどん吸ってしまうこともあるかもしれません。

電子タバコは、紙のタバコに比べるとやはり吸っている感覚も軽いものになりますから、余計にどんどん吸ってしまうこともあるでしょう。

そうなると、紙のタバコを吸っていた時よりも健康に被害を及ぼしてしまうことも出てくるかもしれません。

電子タバコとは言えども確実に安全とは言えないのは、こういう理由からです。

リキッド自体の安全性の問題もある

また電子タバコには、リキッド自体の安全性の問題もあるといえます。

電子タバコのリキッドは、場合によっては海外で安く作られていることもあります。

海外で安く作るということは、当然ながら、そのリキッドを作っている工場が受け取ることができるお金は少なくなります。

となると、やはり心配になるのは工場の管理状態です。

たとえば虫などが自由に出入りできるような環境で、そこで働く職員たちの衛生状態自体もすごく悪いことが想像されるのです。

となると、当然ながらリキッドの安全性にも不安が出てくるでしょう。

安全性を求めるならばケチることはできない

もちろん高級なリキッドであれば必ず安全だというわけではないでしょう。

たとえば売値だけすごく高くしているけど、それにかけた費用は全然安いということも全然ありますから。

ですが、少なくともそもそも激安で売られているリキッドを購入するよりは、そういうものを購入した方が安全である可能性は高いと言えるでしょう。

なので、電子タバコのリキッドを買うのであれば、できればケチらずにある程度お金をかけてよいものを買うようにするのがおすすめです。

そうすれば、少なくともリキッドの状態が悪くて安全性が脅かされるという可能性はぐっと少なるはずですから。

電子タバコにはやけどのリスクもある

また、電子タバコにはやけどのリスクもあるといえます。

電子タバコには高い電圧まで上げることができるものもありますから、そういうものを使用していると、うっかりやけどしてしまうこともあるでしょう。

それも、電子タバコの安全性を脅かすものだと言えます。

ただそれに関しては、別段電子タバコだけの問題ではないでしょう。

たとえば紙のタバコを吸っていたとしても、気がついたらかなり燃えるが進んでいて、持っているフィルターのところのあたりまで燃えてきてしまい、それで手をやけどするということはあるはずです。

あるいは、それを人に向けてしまい、人にやけどをおわせてしまうことだってあったかもしれません。

そういう風に人にやけどをさせてしまうことに比べたら、この電子タバコのやけどなんてかわいいものだと言えるでしょう。

ただ、それでもやけどという健康被害を受けてしまう可能性があることは確かなので、やはり電子タバコだからと言って確実に安全とはいえません。

しっかり自己責任で、注意をしながら使用していかないと後で後悔することになる可能性は高いと言えるでしょう。

まとめ

基本的には安全性が高いのが電子タバコではありますが、確実に安全なわけではないので、いろいろと注意しながら使っていかないとならないというのが、ここでの結論になります。

電子タバコは、健康被害のないパーフェクトな嗜好品かと思われていましたが、そういうわけでもないのです。

世の中にはそんなものはないと思って、賢く使うしかないですね。