電子タバコでもダメ?電子タバコなら禁煙席でも吸って大丈夫?
電子タバコを吸っている人たちの中には、電子タバコだから喫煙席じゃないところで吸っても大丈夫なのではないかと考えている人と、電子タバコとはいってもタバコと名のつくものなのだから、喫煙席以外では吸ってはダメだと思っている人がいるでしょう。
でも、実際のところはどうなのでしょうか?
ここではそんな、電子タバコなら禁煙席でも吸って平気かということについてみていきます。
電子タバコであっても禁煙席では吸えない
まず結論から見ていきます。
たとえ電子タバコであったとしても、禁煙席ではそれは吸わない方が良いでしょう。
禁煙席と喫煙席というのが別れている以上、禁煙席でタバコを吸うのは良くありません。
たとえそれが電子タバコであっても、です。
電子タバコをお店の中で吸いたいのであれば、必ず喫煙席に通されるようにしてください。
もし喫煙席と禁煙席が別れていなく、そもそもお店が禁煙だというのであれば、お店の中で電子タバコを取り出すことはやめた方が良いでしょう。
一般の人には違いは分からない
たとえ電子タバコでも禁煙席では吸わない方が良いというのには、きちんと理由もあります。
まず一つは、周りにどう思われるのかという点です。
禁煙席に自分ひとりしかいなくて、さらに他にお客さんがくる気配が無くて、そしてそれが電子タバコである旨を店員さんに報告して、特別に許可を貰うことが出来ればそこで吸っても問題ないでしょうが、多くの場合でその周りにはたくさんの他のお客さんがいることでしょう。
そんな時に、パッと見タバコらしきものを禁煙席で吸いはじめられたら、他のお客さんはどう感じるでしょうか?
近くでタバコを吸ってほしくないからわざわざ禁煙席に来たのに、そうして近くでタバコを吸われてしまっていたら、不快以外の何物でもないでしょう。
違いが分からないものはタバコと同じ
確かに電子タバコにはタバコ程まわりの人に与える害はないと言われています。
もちろん自分に与える害もタバコ程のものはないと言われています。
しかし、その安全性を他の人が分かるはずもありません。
そもそもタバコを吸わないから禁煙席にいるであろう人達が「あれは電子タバコで安全だから、禁煙席で吸っている人がいるけど安心できる」となるはずもないのです。
禁煙席でタバコを吸っているヤバい奴だと思われることは間違いないですし、何らかのトラブルになる可能性も高いと言えるでしょう。
だから、電子タバコは禁煙席では吸わない方が良いのです。
まさかそこに居合わせているお客さん一人一人に、「今からこの電子タバコを吸うけど、これは電子タバコで、タバコに比べて人に与える害はかなり少ないから、副流煙を浴びても問題ありません」という事を説明して回るわけにもいかないでしょう。
実際もしそうして一人一人に説明して回ったとしても、それを信じてもらえる可能性は低いです。
電子タバコでも煙は出るから良くない
また、電子タバコを禁煙席で吸わない方が良い理由として、電子タバコでも煙は出るからということも挙げられます。
もし禁煙席でなにかを口に当てて吸っていたとしても、それを吸っても別に煙などの目に見えるような何かが出ないのであれば、それをタバコだと思われることはないかもしれません。
それがタバコに見えないのであれば、別に禁煙席で吸っていても問題はないでしょう。
多くのお店で、別に席についてからスマートフォンをいじったりしても何も思われません。
というか、ほとんどすべての人が席についてからスマートフォンなどの電子機器をいじるでしょう。
ということは、別に煙が出なくてタバコに見えない電子タバコであれば、いじっていても何も思われることはないのです。
ただ電子機器をいじっているのと同じことになるでしょう。
しかし、残念ながら電子タバコからは煙が出ます。
煙が出るものを口に当てているというのは、もう誰がどう見てもタバコに見えるでしょう。
そしてその煙は残念ながら隣の人や近くにいる人のほうにもとんで行くはずです。
それに対して不快に感じる人はかなりの数いるはずです。
害がなくても煙がくること自体が害になる
たとえその煙に害がなくて、奇跡的に隣に座っている人が、電子タバコならタバコに比べて周りの人に全然害を与えないという事を知っていたとします。
もしその事実を知っていたとしても、それでも自分の方に煙がくるのは嫌なものです。
たとえば花火をしている時に、自分の方に全部煙が来たら、すごく不快な気持ちになるでしょう。
それと同じことです。
実際には電子タバコの煙が害が少ないなんていうことを知っている人はまずいないわけですから、隣にいる人は、害のある煙が自分の方にきていると感じるはずです。
ということは、それ以上に不快な気持ちになることは間違いありません。
煙くてうっとおしい上に、さらにその煙が自分に害があるものに思えるわけですから、それでおこらない人なんていないのではないでしょうか?
そういうことがあるので、禁煙席ではたとえ電子タバコであっても吸うべきではないと言えるのです。
臭いの問題もある
禁煙席で電子タバコを吸うことには、においの問題もあります。
電子タバコにも、色々な物があります。
たとえばあえてタバコのようなフレーバーにしているものもあれば、フルーツの香りをさせているものもあります。
いずれにしても、電子タバコには何らかの香りがするものが多いのです。
そうして何らかの香りがするということは、周りにいる人たちにもその香りが届いてしまうということになります。
香りは食にも影響を与える
禁煙のお店でタバコが禁止されている理由の一つには、間違いなく香りもあるでしょう。
タバコの香りはすごく強いものです。
だからたとえば飲食店であれば、そこの香りまでも飛ばしてしまう可能性があります。
しかし、食というのは香りを含めて楽しむものだと言えます。
たとえば鼻をつまんで、香りをなくして何かを食べるようにした時には、何の味も感じなくなるでしょう。
それくらい、食において香りというのは重要なのです。
だからこそタバコの香りがしてくることは問題なのです。
それは、たとえ電子タバコであっても同じことです。
むしろ電子タバコの方が臭い的にはやっかいになることもあります。
慣れないフレーバーは強く感じる
タバコの香りであれば、たとえタバコ嫌いの方であっても多少は慣れていることもあるでしょう。
たとえば街中を歩いていたら、街中の路上喫煙所などからタバコの煙が流れてくることもあります。
特に大きな駅などでは、そこにいる人も多いですし、そこで嗅ぐこともあるでしょう。
あるいは大衆居酒屋等は、いまだに全席喫煙可能なところもありますし、そういうところでタバコの香りを感じる事も多いでしょう。
なので、タバコの香りには慣れているのです。
慣れている香りというのは、そこまで強く感じないのが人間です。
しかし逆になれていない香りは、それがそこまで強くなくてもすごく強く感じてしまうものなのです。
電子タバコには慣れていない香りもたくさんあります。
だから余計に人に対してのスメルハラスメントになることがあるのです。
そういうことがあるので、電子タバコは禁煙席では吸わないのがおすすめです
まとめ
電子タバコは、禁煙席では吸わないようにしていきましょう。
それが電子タバコであり、害はあまりないということもまず伝わらないですし、臭いがひとに対しての迷惑になることもありますし、煙が出るのでそれが迷惑をかけることもあります。
いずれにしてもトラブルの元となってしまうのです。
だから、喫煙席以外では吸ってはいけません。