電子タバコのリキッドにはどんな成分が含まれているの?味と吸い心地を決める3つの成分

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禁煙に取り組む目的で電子タバコを試す人が増えていますが、紙巻きタバコと比べて吸い心地や味が物足りないという声も聞かれます。

電子タバコのリキッドは3種類の基本成分から構成されており、味や吸い心地はそれらの成分の組み合わせで決まります。

それぞれの成分が持つ特徴を理解してリキッドを極めれば、電子タバコの味わいもよりいっそう深くなるものです。



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紙巻きタバコの煙と電子タバコから出る蒸気との違い

電子タバコを吸った場合でも煙のようなものが出ますが、これはリキッドが加熱されて気化したために生じる蒸気です。

紙巻きタバコを吸うために火をつけるとタバコ葉が燃焼し、一酸化炭素などのガスとともにニコチンやタールなどからなる微粒子が発生します。

ガス成分の中にそれらの微粒子が浮遊している状態がタバコの煙ですが、最も有害なタールは有機物の燃焼に伴う熱分解によって生じる物質です。

電子タバコの場合は燃焼を伴わないため、リキッドの加熱によって発生する蒸気にはタールが含まれません。

一見同じように見える紙巻きタバコの煙と電子タバコの蒸気でも、物質としての状態や含まれる有害物質の量に大きな違いがあるのです。

電子タバコのリキッドに含まれる3つの基本成分

電子タバコはバッテリーが一体化された本体と、リキッドを入れるカートリッジの2つの部分から構成されているのが一般的です。

リキッドを構成する成分はメーカーや商品によって異なりますが、グリセリンとプロピレングリコール・香料という3つの成分を組み合わせている点では共通します。

海外で販売されている電子タバコのリキッドにはこの他にニコチンが添加されている製品も多く見られ、薬事法の制約がある日本でも個人で楽しむ範囲内なら個人輸入による購入が可能です。

グリセリンとプロピレングリコールは電子タバコを吸ったときに出る煙に似た蒸気の質を左右し、香料の種類は蒸気の香りや味に大きな影響を与えます。



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保湿効果の高い植物性グリセリン

グリセリンには植物の油脂から抽出されたタイプと化学合成されたタイプの2種類があって、電子タバコに使われているのは植物性のグリセリンです。

グリセリンは粘性と保湿性に富んだ安全な物質で、医薬品の基剤や食品添加物として多く使われてきました。

グリセリン自体に甘味があるのが1つの特徴で、甘味料としても利用されています。

ちなみに電子タバコとは異なる商品として扱われる加熱式タバコでも、グリセリンが含まれるタイプが最近の主流となっています。

タバコ葉が含まれたグリセリンを燃焼させずに加熱することで、煙に似た蒸気を発生させるのが加熱式タバコの仕組みです。

グリセリンは保湿性が高いために水をよく吸収し、霧状の水蒸気を発生させやすいという特徴があります。

グリセリン比率の高いリキッドほど蒸気量が多くなる

電子タバコのリキッドは、グリセリンと後述するプロピレングリコールからなるベース剤に香料を加えることでフレーバーを出しています。

グリセリンとプロピレングリコールの比率は商品によって異なり、グリセリンの比率が高ければ高いほど煙に似た蒸気が多く発生するようになります。

タバコがなかなかやめられないという人はニコチンへの依存性だけでなく、煙への愛着が強い点も禁煙に成功しない一因となっているものです。

いわゆる爆煙タイプの電子タバコはグリセリン比率が高くて濃い蒸気が大量に出るため、いかにもタバコを吸ったような満足感が得られます。

グリセリン比率の高いリキッドは、ヘビースモーカーだった人が禁煙に取り組む際にもおすすめの商品です。

医薬品や化粧品・食品にもよく使われているプロピレングリコール

グリセリン単独だと香料の味が出にくい上にグリセリンそのものの甘味が混じり、紙巻きタバコを吸ったときのような喉への刺激も得られません。

そのため電子タバコのリキッドにはベース剤にもう1つの基本成分として、プロピレングリコールが大半の商品で使われています。

プロピレングリコールもまたグリセリン同様に、医薬品や化粧品から食品にまで幅広く利用されている有機化合物です。

食品添加物としても多く使われてきた実績を持つだけに、植物性グリセリンと同じく安全性は高いと言えます。

プロピレングリコールは甘味のあるグリセリンとは違って無味無臭の物質ですが、保湿効果や殺菌効果などは両方に共通する性質です。

そのため保湿剤や潤滑剤として利用されるだけでなく、コンビニ弁当などの防腐剤や防カビ剤としてもよく使われています。

リキッドの粘度が高すぎると空焚きが発生しやすくなってコイルの故障や有害物質発生の原因となるため、粘度を下げる目的でもプロピレングリコールが併用されています。

喉への刺激で煙を吸った感覚を楽しめるのが特徴

プロピレングリコールはグリセリンよりも粘度が低いせいか、加熱しても煙に見立てた蒸気の発生量は少なくなります。

爆煙を楽しみたい人にはグリセリンの比率が高いリキッドが向いていますが、グリセリンだけだと喉への刺激が物足りないものです。

プロピレングリコールはスロートキックと呼ばれる喉へのキック感が強く、いかにもタバコを吸ったような感覚が味わえます。

そうした喉越し感に加えてプロピレングリコールは香料の乗りをよくする性質を持っており、フレーバーを感じやすい点も見逃せない特徴です。

いろいろなリキッドを試しながら多彩なフレーバーを楽しみたいという人には、グリセリンよりもプロピレングリコールの配合比率が高いリキッドの方がおすすめです。

リキッドの風味を決める香料の調合比率

リキッドにプロピレングリコールが多く含まれていれば香料の味わいも深くなるとは言え、電子タバコの味を決定づけるのは何と言っても香料です。

用意されたフレーバーの種類が豊富であらゆる人の好みに合わせられる柔軟性を持つからこそ、電子タバコがこれだけ人気を集めているのです。

電子タバコ用のリキッドに使われる香料を製造している専用のメーカーは何百社も存在すると言われており、リキッドのメーカーはそれらの香料を調合して独自の商品を作っています。

香料の種類や調合比率はリキッドの生命線とも言える最も重要なポイントとなるため、ほとんどのメーカーで企業秘密としているほどです。

代表的なところではストロベリー・オレンジ・レモンといったフルーツ系や、チョコ・ケーキ・ヨーグルトなどのデザート系のフレーバーが挙げられます。

コーヒーやコーラなどの飲料系フレーバーと、ミント・ハーブ・メンソールといった清涼系フレーバーやタバコ味のリキッドも人気です。

ベースリキッドを使えばリキッドの自作も可能

電子タバコはリキッドの種類を変えることで多種多様なフレーバーを楽しめる点が人気の秘密となっていますが、使えるリキッドは販売されている既成品だけに限りません。

グリセリンやプロピレングリコールのベースリキッドに自分で好みの香料を加えれば、リキッドを自作することも可能です。

従来の紙巻きタバコや加熱式タバコなどと比べてもフレーバーの味わい方が無限大へと拡大されている点に、電子タバコの魅力が凝縮されているのです。

もちろん既成品のリキッドにも豊富なバリエーションがあって全部試しきれないほどですので、自分でリキッドを作るのが面倒だという人でも電子タバコの多彩なフレーバーを十分に楽しむことができます。

まとめ

電子タバコのリキッドはフレーバーが命とも言えますが、吸い心地を大きく左右する蒸気の質はベース剤の配合比率で決まります。

多彩なフレーバーを生かすにはプロピレングリコールが欠かせませんが、グリセリンは紙巻きタバコの煙に近い蒸気を演出してくれる要素でもあります。

3つの成分が絶妙のバランスで配合されたリキッドと出会えれば、理想の電子タバコライフを楽しむことができるのです。